映画「横道世之介」
なんでもないと思っていた日々がこんなにも愛おしく思える ― もう会えないけど、大切な人。
1980年代を舞台に、長崎から上京したお人好しの青年の青春を描く感動作。吉田修一の小説を映画化!
映画「横道世之介」が撮影された心温まるシーンの軌跡をたどってみましょう。
予告編
作品紹介
時は1980年代。長崎県のとある港町で生まれた主人公・横道世之介(よこみちよのすけ)は、大学進学のために東京にでてきたばかりの18歳。嫌みのない図々しさと人の頼みを断れない人の良さをあわせ持った世之介は、いつのまにか周りを幸せな雰囲気で満たしてしまう不思議な魅力をもっていた。大学に通いながら初めて都会で一人暮らしをし、たくさんの友人達に囲まれながら、世之介はごくありふれた大学生活を過ごしていく。
劇中で描かれるのは、お嬢様育ちのガールフレンド・与謝野祥子や大学の友人・倉持一平をはじめ、世之介と彼に関わった人達の青春時代と、その後の人生。彼が突然いなくなった十数年後、それぞれに成長した祥子や一平は、あの頃の愛おしい日々と優しい記憶の数々を鮮やかに甦らせる―。
原作は、「パレード」「悪人」などの著作をうみだした吉田修一氏の「横道世之介」。第23回柴田錬三郎賞、2010年本屋大賞3位を受賞した、“青春小説の金字塔”と呼ばれる長編小説です。監督は「南極料理人」「キツツキと雨」の沖田修一氏。二人の手により、不器用ながらも真っ直ぐに生きた世之介と周囲の人々が、温かくそしてユーモアたっぷりに描かれています。
長崎ロケ トピックス
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レトロ感たっぷりな名脇役
映画の時代設定は1980年代。時代を忠実に再現するために、スタッフは細かな部分にもこだわってシーンを作りあげていきました。例えば海のシーンに登場した、赤の日産パルサー。古い年式の車はなかなか見つからず・・・結局福岡にまで足をのばして、何とか撮影当日に間に合わせることができました。
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夏を演じたエキストラさん
学生生活を満喫している世之介たちの姿が眩しく映し出された海のシーン。実はこの撮影が行われたのは、春。にもかかわらず、朝5時過ぎから水着姿で集まってくれたエキストラさんは何と100名超!水が冷たい海に水着で入ってくれた方もおり、夏らしい雰囲気いっぱいのシーンに仕上げることができました。
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長崎新地中華街なら食べ歩きも!
ロケ地をたっぷりめぐったら、新地中華街にもぜひお立ち寄りを。お野菜いっぱいヘルシーさが嬉しい「ちゃんぽん」と「皿うどん」は、長崎を代表する“必食”グルメ!軽めの食べ歩きなら、蒸したてアツアツの「角煮まんじゅう」もおススメです。原作者・吉田修一さんや世之介の出身地である長崎県の魅力を、食を通して感じてみてはいかが。
映画「横道世之介」ロケ地巡りモデルコース
映画「横道世之介」長崎ロケの見どころがギュッとつまったモデルコースを、
世之介もしくは祥子ちゃん気分で巡ってみよう!