映画「ペコロスの母に会いに行く」
介護問題の新機軸!ほっこり系ハートウォーミング介護喜劇映画「ペコロスの母に会いに行く」。
ロケ地となった場所をご紹介します!
予告編
作品紹介
原作は、長崎在住の岡野雄一(ペコロス)氏が自身の経験を元に描いた漫画「ペコロスの母に会いに行く」「ペコロスの玉手箱」。
2012年1月に地元長崎でひっそりと自費出版された本が、プロデューサーの目にとまり映画化が実現しました。認知症の悲劇になりがちな介護問題を明るくユーモラスに表現した本作は、原子爆弾が落とされた戦後間もない父母の時代や、酒乱だけれども優しく個性的な父と過ごしたペコロス少年時代、そして、認知症を発症した母とハゲチャビンになったペコロス、幻影となって母の元に父が現れる現代を織り交ぜて構成する、ファンタジックな心温まる物語です。
長崎ロケ トピックス
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長崎出身者が多いスタッフ&キャストと長期ロケ
森崎東監督、主演の岩松了氏をはじめ、若き日の母(みつえ)を演じる原田貴和子さん、みつえの親友役、原田知世さんも長崎県の出身。全編ロケにこだわり、9割を長崎、九州で行いました。
地元出身のスタッフ&キャストとエキストラの団結により、2012年9月、2013年2月の長崎長期ロケを敢行。2月のロケでは、300名近くの地元エキストラさんなどの協力で、ランタンフェスティバルで賑わう中華街を再現しました! -
「昭和」「現代」様々な時代設定と大活躍のエキストラ
坂道や階段が前にある空き家をロケハンの時に探し出してお借りし、東京から持ち込まれた装飾品で見事に現代版と昭和時代の岡野家を再現! また、美術さんが伊良林の古い長屋が残っている通りを花街に演出し、その技術力に地元のみなさんもびっくり! 昭和時代の労働者や飲み屋のお姉さん役など、地元エキストラさんも活躍でした!
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長崎グルメもお忘れなく!
劇中にも登場するお店「銅八銭」では、ペコロスとマスターが介護の相談の会話をするシーンなどに使われました。 その「銅八銭」の名物「トルコライス」は代表的な長崎グルメのひとつ! お店に立ち寄ることができたら、ぜひ作品を思い浮かべながら、「トルコライス」も味わって!
原作者コメント(岡野雄一さん)
「忘れる事は悪い事ばかりじゃないのかも」と言う原作者の気持ちと、真逆の「記憶は愛である」と言う森崎東監督の気持ちが、思わぬ高みで見事に融合した映画です。
舞台となった長崎、どこに居ても海の気配のするこの坂の町のいたるところに、みつえがいて息子の名前を忘れていきます。その姿を肌で感じていただけたら嬉しいです。
方言指導者コメント(栗原優美さん)
原作の柱の一つとも言える長崎弁の持つ「ぬくさ」、映画にした時にその温度が失われないようにだけ気を配って撮影現場にいました。この映画で切り取られた長崎の風景と言葉は、岡野さんが見つめている日常と共にリアルに映し出されています。 好きな長崎と言葉と人が更に大好きに、 そしてそこに誇らしさも加わる作品です。