映画「こはく」
長崎県出身の横尾初喜監督による、オール長崎県ロケ作品です。
※2018年3~4月ロケ
2019年7月6日公開(6月・長崎先行公開)
予告編
スポット紹介
佐世保市・長崎市・大村市・川棚町 でロケが行われました。
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郡川【大村市】
物語の象徴として登場する夕日に染まる川は、大村湾に流れ込む郡川の河口付近で撮影されました。
ロケハンの際に監督が惚れ込んだ場所で、許可を得て中洲に立入り、日没までのわずかな時間でロケを行っています。
主人公兄弟の少年時代を演じる二人は、この場所でクランクインを迎え、監督の指示・主演の井浦さんのアドバイスを受け、顔つきが変わっていました。 -
四ヶ町商店街【佐世保市】
章一の目撃情報を基に崇之を探しに訪れた商店街で、隣接する三ヶ町商店街と合わせて全長約1キロを誇り、屋根続きのアーケードとしては日本一の長さです!
エキストラとして数百人の市民の皆さんに参加頂き、とても賑やかな撮影となりました。
他にも、アーケード周辺ではスナック・銭湯・レストランなどでも撮影が行われています。
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瑠璃庵【長崎市】
亮太が経営するガラス細工の工場として登場します。
職人さんが作る青いガラス工芸、炉の中のこはく色の炎と、美しい色合いが楽しめる場所です。
この場面で出演するキャストの多くは、市民オーディションの合格者で、実績の豊富な俳優部の皆さんと共に熱演していました。
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川棚バスセンター【川棚町】
父・崇之と幼い兄弟が別れたバスは、川棚町のバスセンターを出発しました。
昭和の雰囲気を残すターミナルとしてロケ地に選ばれ、懐かしい玩具やお菓子を置いた売店を作りこんでいます。
少年時代を演じる二人にとっても難しいシーンだったようで、明るい笑顔の中にも緊張する雰囲気が感じられました。 -
矢岳町・今福町【佐世保市】
物語のクライマックスとなるシーンは、佐世保港を臨む高台のエリアで撮影されました。
撮影現場の家は、車両が通行できない急な階段の上だったため移動が大変でしたが、出番を終えて駆け付けた市民スタッフの皆さんや多くの関係者が見守る中、無事にクランクアップを迎えることが出来ました -
茂木港【長崎市】
亮太たちが崇之の情報を得て向かったのが茂木の港でした。
撮影の前日から雨が降っていましたが、本番では雨が止み綺麗な虹がかかる中、感動的なシーンが撮影されました。
この茂木地区は亮太の家のロケに加え、撮影の安全祈願・制作発表記者会見などが行われ、「こはく」の重要拠点となっていました。
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映画「こはく」ロケ地巡りモデルコース
父の姿を求め、兄弟で必死に歩く長崎のまち。
それは「家族」とは何かを知るための「心の旅」だった…。
主演:井浦新さん コメント
桜の咲き始めたまだ薄ら寒い春に、こはくの撮影はクランクインしました。
家族の物語であるこの映画を撮るにはもってこいの季節。長崎出身の横尾監督の自伝とも云うべきこはくの世界、監督の心の中の風景を求め、スタッフ・キャストがまるで家族のような組となり、佐世保を中心に長崎の様々な地を、ひとつになって"こはくの旅"をしていました。クランクアップの頃には、桜は散り葉桜が芽吹きうららかな春へとなっていました。
この刹那の内に生命が巡る期間の撮影で、横尾組は映画の神様に愛され、小さな小さなたくさんの奇跡が現場に宿り、1000人近いエキストラの皆さんの協力と、差し入れ炊き出しなど地元の方々のあたたかな支え、たくさんの愛によってつくられました。
どんな人にもきっとある、心の中のこはく色に染まった景色。それを呼び醒まし、家族の話を自然としたくなる、共有し語り合いたくなる、そのような映画になれたならと願っております。
出演者:大橋彰(アキラ100%)さん コメント
井浦さんはカッコよかったです!テレビで見ていた人だ、というのがはじめての感想です(笑)。
普段はすごく気さくで明るい方で、現場ではあらゆることでみんなをリードしてくれました。立ち振る舞いやら作品に対する姿勢まで色々と勉強になりました。監督とよく台本について等の話をしていましたが、もし主演が井浦さんじゃなかったら違う作品になっていたんじゃないでしょうか。
現場の雰囲気や、長崎という場所も相まって、とても優しく、あたたかい家族の作品になっていると思います。
もしかしたら、どんな人も、誰かにどこかに重なる気持ちがあるんじゃないかと思います。元々は役者を目指したのがキッカケで芸能の道を選んだのです。
いつもとだいぶ違うと思いますが、違うアキラを皆さんに見ていただきたいです。作品に参加することができて本当に光栄です。なにより、声をかけていただいた横尾監督に感謝します。
出演者:遠藤久美子さん コメント
映画「こはく」は、主人が幼少期に心の奥底に閉じ込めた「想い」を1つ1つ丁寧に向き合うという非常にエネルギーのいる作業を積み重ねた作品です。
映画「こはく」を製作する過程で、家族への愛、郷土への愛、映画への愛、仲間や協力者への愛。そして、長崎に眠るご先祖達の愛が主人の作品に沢山注がれていた様に思います。
私は撮影に入る2年前から、主人の想いに寄り添い、過去を共有してきました。痛みも喜びも全て受け止め、家族として生き続ける覚悟を持って、撮影の日々を過ごせたことを役者としても妻としても、幸せに思います。
この映画を見終わった時、誰しも自分の中にある、決して忘れる事の出来ない家族に想いを馳せていただけたら幸いです。
監督:横尾初喜さん コメント
クライマックスでのアキラさんを始めとした俳優部の演技がすごすぎて、初めてモニターを見ながら号泣してしまい、カットをかけることが出来ませんでした。
佐世保市での撮影では、1000人近くの市民の皆さんと撮影させていただきました。生まれ育った原風景の地で、自身の半生をもとに映画が作れたこと、携わってくださった皆様に感謝の想いでいっぱいです。
家族という題材を通して、自分自身この映画を撮影しながら、たくさんのことを学ばせていただきました。これからの時代に大切な、「優しさ」とは何か。この作品を通して少しでも感じていただければ幸いです。