訪れる長崎から暮らす長崎へ
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―――“旅行先”として考えていた長崎が“移住先”になるかも!?
仕事の質が首都圏とさほど変わらないのであれば地方で暮らしてみたい。
移住に向けて真剣に考えている方も少なくはありません。
実はここ長崎県にも、100年に1度の大変革期を迎え、魅力的な企業が県外から多数進出しています。
そんな魅力的な企業でご活躍されている先輩移住者の方々に働き方や仕事のこと、長崎での暮らしについてお話を聞きました。
ぜひ、ご覧ください!
トランスコスモス㈱ 豊島さん
話題の「長崎スタジアムシティ」に県内4拠点目のセンターを設立するトランスコスモス(株)。
トランスコスモススタジアム長崎のネーミングライツパートナーとしても地域活性に貢献いただいいているBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の企業です。
今回は入社8年目の豊島さんをご紹介します。
弊社はお客様企業からお預かりした様々な業務を効率化して提供するアウトソーシング企業です。私も3年前から今の部署の配属となり、お客様企業の経理や調達・給与人事といった、どの企業にも必要不可欠なコーポレート業務を担当しています。 業務はチームで行っていますが、ほとんどの方が長崎のご出身で、皆さんフレンドリーで職場の雰囲気がとてもいいですね。
2つ理由があります。1つは改善することがメインの仕事だからということ。弊社のようなアウトソーシング企業は、お客様が今までやってきた業務のやり方をそのまま踏襲するのではなく、お預かりした業務をカスタマイズし、よりスピーディーで高品質に提供することがミッションなので、「今よりもっと良くなるように改善することが好き」な私には、合っていたのかなと思います。
2つ目は事業領域の幅が広いので、色んな仕事に携われることです。新しいことにチャレンジしながら長く働きたいという気持ちから、事業領域の幅が広い弊社であれば様々な経験ができると考えて選びました。入社してから気づきましたが、手を挙げれば様々な挑戦ができる社風・環境があります。ちなみに、長崎に来る前は大阪でオフィスの立ち上げなどを対応する業務を担当していました。
街並みがいいですよね。斜面に家が密集している海外の港街のような風景があり、中国やオランダの文化も出島等に残っていています。「おくんち」などのお祭りにもそういった文化が感じられて、面白いですね。もともと東松照明という写真家が撮る長崎の風景が好きでしたが、住んでみて改めて“いいな”と思っています。ただ、昔ながらの街並みが変わっていくのが少し寂しいですね。
好きなスポットは外海のサンセットロードにある「遠藤周作文学館」です。ロビーから見る景色は、前面に海が広がっていてマジックアワーは絶景です。
中華街の唐人屋敷界隈も好きですね。
食では郷土料理ではないのですが、回転ずしのクオリティが高くて驚きました。
仕事だけでなく、観光やグルメなどの非日常も路面電車で行ける範囲にあり、コンパクトで住みやすい街だと思います。
ANAテレマート㈱ 花木さん
ANAグループの総合コンタクトセンターとして、国内線・国際線の予約案内はもちろん、ANAマイレージクラブ会員に対するサポート事業も行うANAテレマート。旅のはじまりから終わりまで、お客様の様々なシーンによりそうサービスを提供している企業です。
今回は入社7年目の花木さんをご紹介します。
大学で国際系の学部に在籍しており、留学の経験や海外旅行が好きだったことから、航空関係の仕事に興味がありました。そして就職活動中に見ていた企業の中の1つが「ANAテレマート」でした。
航空関連といっても幅が広いので、その中で当社を選んだ理由は、説明会で「笑声(えごえ)を大切にしている」という言葉を聞いたからです。人と話すことが好きだったので、その理念に共感しました。
国際線の問い合わせを担当しており、ANAを利用されるお客様やスターアライアンスの航空会社を利用されるお客様など世界中のお客様からのお問い合わせに対応しています。日本にお住いのお客様はもちろん、アジアやアメリカ、ヨーロッパ等世界中にお住いのお客様と英語でお話しすることもあります。大学で学んだ語学を活かしながら働くことができています。在学中より今の方が英語のスキルがUPしている気がします。
外国の方は雑談をされる方が多く、なんて答えようか迷うこともありますが、お客様との会話を楽しむ時間もあります。英語を使いたい方にもおススメの仕事です。
関西や福岡などの都会に比べれば田舎であるものの「ぎゅっといろんなものが詰まっている」という印象で、徒歩圏内に観光地や商業施設があり、住みやすいなと思っています。
車がなくても路面電車やバスを使ってどこでもいけることも便利だと感じています。
最近では、会社の敷地内に「ANAテレマート」バス停留所ができたこともあり、出勤の際に利用しています。とっても便利です!
長崎は自然がたくさんあるいい街ですし季節ごとにイベントがあって楽しい街だと思っています。
SCSKニアショアシステムズ㈱ 高田さん
SCSKのグループ企業として、「システム開発」の分野における一翼を担っているSCSKニアショアシステムズ。グループの強みを活かして、長崎で暮らしながら最前線で働くことができる企業です。
今回は入社2年目の高田さんをご紹介します。
以前からSCSKグループを認識しており、非常にレベルが高く、信頼できる会社だと感じていました。面接での対話を通じて、この会社なら自分の経験を活かせる仕事ができると確信し、入社を決めました。
大企業向けのパッケージソフトを利用したシステム運用保守業務を担当しています。
お客様が円滑に業務を進められるよう、東京・大阪・鹿児島の各拠点のメンバーとリモートで密に連携し、日々の業務を行なっています。
長崎は自然に恵まれていて、とてものんびりした街です。外に出るとすぐに海や山が見えるのには驚きました。おいしいものもたくさんあり、過ごしやすいと感じています。
京セラコミュニケーションシステム㈱ 丹生 貴也さん
京セラ株式会社グループの情報システム企業として、ICT などの分野で企業の課題解決と社会の成長・発展に貢献しています。
今回は入社7年目の丹生さんを紹介します。
大学でネットワーク関連の研究をしていて、将来は情報社会を支えているさまざまなサーバやネットワークを通してお客さまの要望や期待に応えたいと思っていました。就職活動の際に当社を知り、自分の知識を生かして仕事ができると思ったので就職を決めました。
技術開発部門で働いています。利便性や生産性を向上させるために、ドローンや台車ロボット、ロボットアームなどをリモートや自動で動かすためのシステム開発を行っています。新しい技術を用いた開発をしているので、ロボットが想定していた動きをしないことが多く、苦労していますが、その原因を調査・修正してお客さまの役に立つようなシステムを作り上げることにやりがいを感じています。
今後、開発中のシステムをお客さまに公開し、実用化に向けて開発を進めていきたいと思っています。
新しいアイデアを積極的に提案したり、新しい技術の情報共有をよくしているため、上司・先輩・後輩関係なくコミュニケーションが取れています。また、個人が集中できるブースなどがあるため、自分に合った環境で仕事ができます。
当社はAI(人工知能)やIoT、ロボット制御など、これからの社会に貢献できる最先端の開発に取り組んでおり、また若手の頃からチャレンジできる環境が整っています。ICT 分野は事業内容が多岐にわたっていて、会社ごとに取り組んでいる内容が異なるため、自分がやりたいことと合っているのかしっかり調べることが重要だと思います。
2022年3月 広報ながさき掲載記事より転載しております。
株式会社ゼンリン 長崎R&D ブランチ 小田原 圭吾 さん
住宅地図をはじめ、カーナビゲーションやインターネット用の地図を提供している企業。
近年、自動運転や自動運転支援に使われる地図も整備。
今回は入社7年目の小田原さんを紹介します。
本社が地元・北九州にあり、幼い頃から身近な企業の一つでした。大学は地元を離れ情報工学系の学部に進学し、将来はシステムエンジニアになるのかなと漠然と思っていましたが、就職活動の際に地元で働きたいという思いと、ゼンリンの自動運転に関する地図データを作成しているところに興味をもち就職しました。
転勤前は長崎のことは何も知りませんでしたが、実際住んでみるととても暮らしやすいですよね。結婚してすぐの転勤だったのですが、最近子どもも生まれ、ここでの生活を家族で楽しみたいです。
長崎R&D ブランチは研究拠点として一昨年の4 月に開設しました。自動運転などに使う地図データを作るためには、センサーなどを用いて道路情報を取得し、その情報を元に地図を作り上げていきます。この作業には、多くのコストが必要となるため、整備工程の自動化・省力化に関する研究を長崎で行っているんです。例えば、収集した画像の中から、標識や看板などに記載されてある文字情報を自動で抽出し、地図上に位置づけたりするようなことをしています。
長崎での研究は現在3 人で行っているので、自分たちで研究計画を立て試行錯誤しながら進められることにやりがいを感じます。また、長崎の大学と連携し、共同研究やインターンシップなども行っています。大学の先生など長崎じゃないと関わることができなかった人と交流でき、新しい知見に触れることができました。
2022年1月 広報ながさき掲載記事より転載しております。
株式会社ニーズウェル 村尾 貢司さん
1986年に設立。金融系のシステム開発やコンサルティング、各種ソリューションの提供を行っている東証一部上場企業で社員は500人以上。
今回は長崎開発センター長の村尾さんを紹介します。
当社の創業がコンサルタント会社で私の前職がコンサルティング業務であり親近感を覚えたこと、採用面談で答えにくい質問を丁寧に回答してもらえた誠実さから、この会社で働く社員と一緒に仕事をしたいと思いました。
センター長としての拠点運営のほかに、技術者としてシステム開発や経費精算システムの導入なども行っていて、技術的な仕事が8 割くらいを占めています。いつも心がけているのは、今の満足度よりも5 年後10 年後に満足いただける提案をすることです。
昨年、システム開発を行っていた時の出来事です。お客さまの要望に応えるため、調査・情報収集が得意な社員が技術検証を、お客さまの運用などをよく知る社員が案件の整理を、アイデアマンの社員が実現方法を出し合い、苦労も多い中、全員が生き生きと仕事をしていました。「いいチームだな…」と思って、私の財布の紐が緩んだときの皆の笑顔が仕事中と同じくらい良い顔をしていたのが思い出です。
当社では新卒入社後の集合教育やOJT(職場内訓練)、メンター制度が充実しており、文系・理系を問わず、数年で専門知識を有するIT 技術者の育成が可能です。当社の長崎採用の新入社員は、基本的に入社後の2 年間を本社( 東京) 配属とし、最先端のシステム開発経験を積みます。そして、長崎開発センターに異動後、即戦力として活躍できるように人材育成に取り組んでいます。ぜひ、将来の長崎開発センターを担う人材になってください。お待ちしています !
2021年6月 広報ながさき掲載記事より転載しております。
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