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大浦天主堂 (オオウラテンシュドウ)
世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台
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大浦天主堂は、幕末の開国にともなって造成された長崎居留地に、在留外国人のために建設された中世ヨーロッパ建築を代表するゴシック調の教会で、現存するものでは国内最古となります。
聖堂内を飾るステンドグラスの中には、約100年前のものもあります。
また、建立直前の1862年に聖人に列せられた日本二十六聖人に捧げられた教会であり、天主堂の正面は殉教の地である西坂に向けて建てられています。
設計指導者はフランス人宣教師のフューレとプティジャンの両神父で、施工は天草の小山秀之進(のちに、「秀(ひいで)と改名」)です。
1864年末に竣工し、翌年2月に祝別されました。
この直後の3月に、浦上の潜伏キリシタンが訪れ、信仰を告白したことにより、世界の宗教史上にも類を見ない「信徒発見」の舞台となりました。
1875年と1879年の増改築により、平面形式と外観デザインも変容し、外壁も木造からレンガ造に変更されましたが、内部空間の主要部には創建当初の姿が保存されています。
1933年に国宝となりましたが、原爆による損傷の修復が完了した後、現存する日本最古の教会建築として1953年に再度国宝に指定されました。
また、2018年にユネスコの世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつです。
基本情報
住所 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3 | |
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教会データ |
建物 レンガ造(創建時は木造)538.9㎡ 竣工 1879年 初代は1864年 設計 フューレ神父、プティジャン神父 施工 小山秀之進 | |
世界遺産 | 世界文化遺産 | |
文化財 | 国宝 | |
内覧時間 | 8:30~18:00(最終入館17:30) | |
拝観料・入館料 | 大人/1,000円 中高生/400円 小学生/300円 ※団体割引有(20名様以上) | |
アクセス |
・長崎駅前から路面電車(崇福寺行)で約7分、新地中華街で乗換(石橋行)で約4分、大浦天主堂下車徒歩約5分 ・長崎駅前南口バス停からバスで約10分、グラバー園バス停下車徒歩約5分 | |
ウェブサイト | 公式サイト キリシタン博物館 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 |
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