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仁田尾供養塔残欠群(にたおくようとうざんけつぐん) (ニタオクヨウトウサンゲツグン)

市指定有形民俗文化財

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室町時代末期の供養塔及び墓石の残欠群で(内3個は逆修塔)、もとはこの付近一帯に散在していたものを集めたものです。
その数は全部で42個あり、宝篋印塔もありますが、その多くは五輪塔です。

銘文が解読されるものは6個で、その最も古いものは応仁3年(1469)ですが、そのいずれもが密教系僧侶のものだと考えられています。

この岩屋山には、戦国末期に有馬の軍勢やキリシタンによって焼打された神宮寺の存在が伝えられています。(その神宮寺を再興したのが神通寺(現・岩屋神社)といわれています)

ですが、その神宮寺の奈良時代開創は別として岩屋山に確かに中世期密教系の寺院が存在したことを証明するものとしてこの残欠群の資料的価値は高いといえます。

基本情報

住所 〒852-8055 長崎県長崎市虹が丘町2449番地
電話番号 095-829-1193(長崎市文化財課)
アクセス JR長崎駅からバス(虹ヶ丘行)乗車40分、虹ヶ丘下車徒歩20分。
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