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現川焼陶窯跡 (うつつがわやきとうようあと)

元禄4年(1691)~寛延元年(1748)頃までの約60年間、焼き継がれた現川焼の陶器窯の一つ

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諫早家「日新記」の記録によれば、1691年に諫早家被官田中刑部左衛門が職務を退き、二男甚内を伴って開窯したことが記され、1748年頃までのおよそ60年間、焼き継がれた現川焼の陶器窯の一つです。

製品は鉄分の濃い粘土を素地に刷毛目技法を駆使した陶器で、各種の化粧刷毛目と舟形・隅切などの大胆な器形、それと四季折々を描いた図柄との合致した姿は「西の仁清」「刷毛目文様の極致」と賞賛されています。窯の上には、1704年に建てられた窯観音があり、現川焼の創始者、田中宗悦・同甚内・重富茂兵衛等にかかわる銘が刻まれているのも特徴です。

基本情報

住所 〒851-0135 長崎県長崎市現川町521
電話番号 095-829-1193(長崎市文化財課)

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