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岩家観音 (いわやかんのん)

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「岩屋観音堂」 は青方観音岳(標高約160m)の山腹にあり、本尊「聖観音菩薩座像」は室町時代のものとされています。
周辺には岩屋の洞窟が2ヶ所あり、それぞれ観音・地蔵の石仏が安置され、参道にも10数基の石仏が安置されています。
平成18年(2006)に第23回目の「33回開眼法会」の法要が行われました。 実に約760年の歴史が秘められています。
毎年、1月17・18日に「岩屋観音大縁日祭」が開催され、家内安全・航海安全・大漁・豊作・商売繁盛・合格祈願など、上五島中から多くの参拝者が訪れます。

伝えによると、昔この山の上に毎晩のように光が現れはじめ、村人たちは不安がっていたそうです。 そんなある夜、青方の長福寺の寺僧、門永禅師の夢枕に観音さまが現れ、「われを光明の現われる地に勧請せよ。永く庶民をして安堵せしめん。」と告げられました。 それが三日間続いたので、門永禅師は夜が明けるのを待って山に登り、生い茂る樹木の中を探し続け、奇岩が重なり洞窟となっているところを発見しました。 そしてその場所に観音様をお祀りしたところ、それ以来、光明は現れなくなったそうです。

基本情報

住所 〒857-4404 長崎県南松浦郡新上五島町青方郷

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