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殿様墓 (とのさまばか)

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鎌倉時代初期の承元3年(1209)、藤原尋覚は小値賀・浦部(中通島)両島の地頭職として付近一帯を支配しており、その二男家高は浦部島に陣屋(館)を構えたが、後に青方を本拠地とし青方氏を名乗りました。
地元の人は、この五輪塔群を「殿様墓」と呼んでいます。

奈摩の軍人墓地の一角にある祠の中に、鎌倉期のものと推定される三基の五輪塔が祀られており、この墓は、藤原一族の墓だと伝えられています。
五輪塔は平成3年(1991)10月1日、町の有形文化財に指定されました。

祠の横の石碑は、『文禄の役』の供養碑です。
豊臣秀吉の文禄の役では。五島藩からも700人が従軍しました。
騎馬武者27、歩武者40、足軽120、小人38、下人280、水夫200、馬29頭、軍船17隻、属船6隻の記録が残っております。
青方からは鉄砲奉行、足軽などが従軍しており、その内3人が戦死しました。

基本情報

住所 〒857-4402 長崎県南松浦郡新上五島町奈摩郷

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