ナンコイ!?新十景「長崎のアートなスポット」を巡ろう
「ナンコイ」は長崎弁で「なに、これ?」の意味。
「ナンコイ!?新十景」は、長崎県内の新たな魅力あるスポットを発掘するために、「パワースポット」や「アートなスポット」、「〇〇の聖地」など5つのテーマで、皆さんに素材(スポットの候補)を投稿してもらい、皆さんの投票により、それぞれ上位10か所を選定したものです。
▶「ナンコイ!?新十景」について詳しくはこちら
紹介しているスポットは1泊2日でめぐることができます。
ナンコイ!?新十景のテーマのひとつ、「長崎のアートなスポット」を巡って、新しい長崎の魅力を感じてみませんか。
1.千綿駅の夕日
「海・山・夕焼け・駅」と訪れた人それぞれのドラマが出来るスポット
大村湾に接し、国道34号線沿いのなだらかなカーブに面した場所にある、レトロ風な駅舎が千綿駅です。千綿駅のホームからは、美しい大村湾が広がり、遠くには西彼杵半島の山並みが望める風光明媚なスポットです。カーブに面していることから安全のためホームには傾斜がつけられていて、停車している列車は海側に少し傾いた状態になるとういうユニークな駅舎は、日本でもここにしかない珍しい駅と言われていています。駅舎には「千綿食堂」がオープンしています。夕映えに輝く大村湾をバックに、多くの写真愛好家が同駅周辺を訪れており、2014年冬季の「青春18きっぷ」ポスター写真にも選ばれました。
2.長崎夜景(鍋冠山から)
稲佐山とは違った趣きで地元おすすめの夜景スポット
標高169mの鍋冠山の展望台からは長崎港を一望することができ、その眺めは長崎で1,2を競う美しさと言われています。平成24年10月、モナコ、香港とともに世界新三大夜景に長崎の夜景が認定されました。長崎のすり鉢状の地形が生み出す立体的な夜景が美しく、様々なスポットから俯瞰的な夜景を楽しめることが高い評価を得ました。鍋冠山は、グラバー園や大浦天主堂など観光名所の近くにありながら、観光客にはあまり知られていないスポットで、ゆっくりと夜景鑑賞を楽しめます。
3.夜の出島通り
ブルーのライトが幻想的な出島の史跡と石垣
出島は、鎖国時代の約200年間、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口でした。国指定史跡「出島和蘭商館跡」として指定されており、19世紀、島内には住居や料理部屋、蔵、番所など49棟もの建物があったことから、現在、そのうちの25棟を復元する事業が進んでいます。出島の南側の道路沿いには、出島の史跡と石垣を見るために作られた透明の板が設置され、夜は出島のブルーのライトが道を青く染めています。水面に映る青く照らされた石垣も素晴らしく、幻想的なアートな空間を醸し出しています。
4.路面電車『みなと』
『ななつ星』を手掛けた水戸岡鋭治氏デザインの車両
路面電車「みなと」はJR九州の「ななつ星in九州」を手掛けた鉄道車両デザインの第一人者である水戸岡鋭治氏が設計しました。外装、内装全てにおいて今までの電車のイメージを変える素晴らしい作品で、車体に長崎で多く見かけられる「尾曲がり猫」がデザインされ、内装には、床やつり革の輪、すだれや組子細工などふんだんに木材が使用されています。また、教会をイメージさせるステンドグラスの窓や、龍踊りのイラストなど長崎らしさを感じられるデザインが随所に散りばめられており、照明が優しく照らす車内はぬくもりのある雰囲気になっています。
※運行情報はパソコンとスマートフォンでご確認いただけます。
5.道路(六角道)に立つクスノキ
大木が真ん中に鎮座するワインディングロード
立山へ向かって坂を登って行くと、つづら折りの道路のど真ん中に突如、大きなクスノキが何本も現れます。写真を見ても分かりますが、この横を車が通っていく事に驚きます。車社会となり車が通れるように道路を拡幅したとき、御神木を切るのは恐れ多いと、このままクスノキを残したということです。
6.長崎港ターミナル
エントランス天井に広がる異空間
長崎港の玄関口、長崎港ターミナルビル。エントランスホールの天井を見上げると不思議な空間が広がっています。通称「ビッグビット」と呼ばれるこのビルの建築設計は、島根県生まれで、1989年に日本建築学会賞を受賞するなど、数多くの受賞作品がある高松 伸氏が手がけました。建物の内側がこのようになっていることは、この場所に来るまでわからない、ちょっとした発見です。
7.活水女子大学新戸町キャンパス
まるで西洋絵画、湖面と緑と白亜の建物のコントラスト
県道小ヶ倉田上線を南に進み、新戸町の大山入口の交差点を左に折れると、鹿尾ダム沿いに道が続いています。少し進むと、ダムの静かな湖面と山の緑のスロープ越しに、活水女子大学新戸町キャンパスの白亜の建物が突如、浮かび上がります。とても美しく、まるで西洋絵画を見るようです。木漏れ日の中、散歩を楽しむ人も見かけるなど、ぜひ、訪れてみたい癒しのスポットです。
8.フルーツバス停
フルーツの形をしたアートでキュートなバス停
バス停をフルーツにするというアイデアは、グリム童話「シンデレラ」に登場する「カボチャの馬車」がヒントになったそうです。ドライブしていると、イチゴやメロン、ミカンなど 全5種類16基ものバス停が、次々と目に飛び込んできて、まるで絵本の世界に迷い込んだような気持ちになります。1990年に開催された長崎旅博覧会で、長崎県の玄関口として訪れる人たちに地元の特産品を知ってほしい、まちを楽しんでほしいと、当時の小長井町が県営バスの停留所を整備したのが始まりです。写真を撮らずにはいられない程とっても可愛いバス停です。
※フルーツバス停は2017年に外壁を塗り替え、窓ガラスやクッション付きのいすも設けられています。動画はそれ以前に撮影されたものです。
紹介したスポットは1泊2日でめぐることができます。
ナンコイ!?新十景のテーマのひとつ、「長崎のアートなスポット」を巡って、新しい長崎の魅力を感じてみませんか。
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