ドラマ「蝶々さん」ロケ地巡りモデルコース
フィルムコミッション職員がオススメする、蝶々さんのロケ地とイチオシ観光地を回るモデルコース。波乱に満ちた蝶々さんの人生を回想しながら、名シーンが撮影されたロケ地をめぐってみましょう。
- 所要時間:日帰り
- 交通手段:車・徒歩
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JR長崎駅から歩くと約10分、車で約5分
聖福寺
黄檗宗(おうばくしゅう)寺院で長崎四福寺の一つ
【シーン】
"I'll come back to you.(必ず帰ってくるよ)"
"Promise me.(約束してくれますか?)"
"I promise you.(約束しよう。)"
【エピソード】
聖福寺では「唐寺の茶屋」と「天后堂」の設定でフランクリンが蝶々さんに、アメリカに戻るが必ず戻ると約束するシーンを撮影。夜のロケがあったため、スタッフさんたちは何度も石段を往復して重い機材を 搬入。たくさんのライトを使って幻想的なシーンに仕上げていました。翌日は、フランクリン夫婦が中国式参拝をする唐寺の設定でロケが行われました。孔子廟からお借りした椅子とテーブルが置かれ装飾が施されたお堂は、夜のロケとは全く別の顔を見せていました。
聖福寺は、崇福寺などと共に長崎の“四福寺”と言われる黄檗宗のお寺であり、さだまさしさんの小説「解夏」の舞台となったことでも有名です。境内には長崎屈指の大きさの梵鐘「鉄心の大鐘」、じゃがたらお春の碑などがあります。
住所 | 長崎県長崎市玉園町3-77 | |
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電話番号 | 095-823-0282 | |
営業時間 | 9:00~17:00 |
歩くと約15分、車だと約5分
諏訪神社
秋の大祭「長崎くんち」で有名な氏神様
【シーン】
"What did you wish for,English?(少尉さんは、何を願ったんですか?)"
"To meet the women I marry in Nagasaki…(長崎で素敵な結婚相手に逢えますようにと…)"
【エピソード】
軍艦に乗って長崎にやってきたアメリカ海軍フランクリン少尉と恋に落ちる蝶々さん。 出会った二人が初めてデートするシーンを諏訪神社で撮影しました。秋草柄の浴衣に白い日傘を持った蝶々さんの姿は、透明感あふれる初々しささえ漂う美しさ。 胸がキュンと締め付けられるようなこの甘いシーンが印象に残った方も多いことでしょう。長崎の総氏神であるこの諏訪神社から二人の歴史が幕を開けるのです。
諏訪神社は地元では“お諏訪さん”と呼ばれて親しまれており、社殿は70段以上の石段を上った高台にあり、厳かな雰囲気が感じられます。境内にあるユニークな狛犬は、止め事などに ご利益があるのだとか。
住所 | 〒850-0006 長崎県長崎市上西山町18-15 | |
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電話番号 | 095-824-0445 | |
休日 | 無休 |
歩くと約15分、車だと約5分
袋橋
中島川に架かる石橋の壮大さと歴史ある風情
【シーン】
「母さま・・・婆さま・・・蝶はとうとう長崎に来ましたばい」
【エピソード】
眼鏡橋に次いで古い歴史を持つと言われている袋橋。ここでは蝶々さんがずっと憧れていた長崎の街に初めて降り立つシーンが撮影されました。撮影の時は、警備員を配置したり看板を立てたりして、一方通行の袋橋を通行止めに。そしてスタッフさんたちは、俳優さんが入る前に現代物の溝を隠したり、道路を濡らしたりと、このシーンをよりリアルな場面として見ていただけるよう努力していました。
住所 | 長崎県長崎市中島川 |
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歩くと約10分、車だと約5分
出島
19世紀初めへタイムスリップ!国指定史跡「出島和蘭商館跡」
【エピソード】
蝶々さんが長崎へ来る冒頭のシーンを撮影させていただきました。
早朝から現代物隠しやスモークをたく作業のご協力を頂き、わずか2時間ほどでロケを終えることが出来ました。
住所 | 〒850-0862 長崎県長崎市出島町6-1 | |
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電話番号 | 095-821-7200 | |
営業時間 | 通常8:00~21:00 ※最終入場20分前まで | |
休日 | 年中無休 |
歩くと約10分、車だと約5分
オランダ坂
外国人居留地の名残で異国情緒あふれる東山手エリアの石畳の坂道
【エピソード】
長崎で最も有名な坂。幕末~明治時代に“オランダさん”と呼ばれた外国人がここを通って東山手の洋館へ行き来したことから、この名前がついたそう。レンガ塀が残る石畳の坂道は、雨に濡れると、なお一層情緒を増します。
オランダ坂上にある活水学院でも撮影が行われ、記者会見も開催。その際、主演の宮崎あおいさんは「撮影の前日にロープウェーに乗って夜景を見に行きましたが、本当に街がすてきで、撮影をしていても楽しいし、ただ坂道は少し大変ですが歩くだけで楽しいし、その長崎の街に力を借りて、すてきな作品、シーンを撮ることができたと思います。また東京に戻ってからも頑張ります」とコメントし、長崎を堪能されていました。
住所 | 長崎県長崎市東山手町 | |
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電話番号 | 095-822-8888(長崎市コールセンターあじさいコール) |
歩くと約5分、車だと約2分
東山手洋風住宅群
市指定有形文化財・7棟の木造洋館群
【シーン】
"If only you were a doll, we could take you back to America with Jo.(いっそ、あなたが本物のオモチャなら、ジョー君と一緒に連れて帰るのに)"
【エピソード】
愛する息子・襄を奪われ、絶望する蝶々さん。雨の中、途方に暮れるこのシーンに涙した人も多いはず。この雨のシーン、実は大変な苦労のもとで実現したもの。小さなタンクに水を溜めて、文化財の建物の2階に雨降らし用の 装置を設置するという、大がかりなロケになりました。普段とはまったく違う東山手洋風住宅群の風景に、地元のみなさんは新鮮な驚きを感じていたようです。
ロケ地となった東山手洋風住宅群は、オランダ坂に面して並ぶ7つの洋館住宅で、外国人用の賃貸住宅だったと言われている洋館は、和洋折衷、中国風の欄間飾りも見られる長崎らしい建築様式です。資料館やカフェも併設されていますので、ゆっくりと散策できますよ。
住所 | 長崎県長崎市東山手町6番25号ほか | |
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電話番号 | 095-829-1193(長崎市文化観光部文化財課) |
歩くと約10分、歩くと約5分
大浦天主堂
世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台
【エピソード】
日本に現存する最古の木造教会。白いマリア像と美しいステンド グラスが印象的なこの教会は、和洋が融合した独特の雰囲気を もっています。ロケ地ではありませんが、ロケハンの際にスタッフが多く訪れていました。
当時の長崎を感じられる貴重なスポットなので、是非お立ち寄りを。
住所 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3 | |
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電話番号 | 095-823-2628(大浦天主堂) | |
営業時間 | 8:30~18:00(最終入館17:30) |
歩いて約2分
グラバー園
偉人たちも魅せられた長崎港の絶景を体感!
【シーン】
「そうたい、この景色がおうちの将来たい」
【エピソード】
養母・マツが急死し、跡取り娘から下働きの身に転じた蝶々さん。英語を学ぶことができる女学校への進学は、一瞬にして夢と消えてしまいます。その憧れの女学校の門前に立つシーンを撮影したのは、 長崎を代表する異国情緒を感じられる観光スポット、グラバー園内にある旧スチイル記念学校。当時の女学校を再現すべく、門柱や門戸をセットしての撮影となりました。地元の外国人エキストラさん、学生のエキストラさんなどに参加していただき、皆さんは非日常的な空間を経験して楽しんでいらっしゃいました。
住所 | 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町8-1 | |
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電話番号 | 095-822-8223 | |
営業時間 | 8:00~18:00(通常期間) ※夜間開園期間あり(詳細は公式Webサイトよりご確認ください) ※入園受付終了時間は、閉園の20分前となります |
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休日 | 年中無休 |
FINISH
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