斎藤茂吉の歌碑が建つ公園。たびたび小浜を訪れていた茂吉はここから見る橘湾の夕日がお気に入りだったそう。碑には「ここに来て落日を見るを常とせり　海の落日も忘れざるべし」と刻まれています。

その昔、温泉の力で庶民の病気を癒した「湯の神」が祀られている神社。拝殿の天井には、たった一夜で仕上げたと言われている龍の絵がダイナミックに描かれています。

小浜が温泉地として発展するきっかけを作った、中国の小児科漢方医・入徳師翁の碑。偶然訪れた小浜に温泉があることを知り、人々に温泉が病気の治療に有効なことを教えた、と伝えられています。

いぼをとりたいという願いを聞いてくれるお地蔵様。「このいぼとれ！」と命令口調でお参りするのがポイント。「このいぼとってください」と丁寧に言うと、いぼがまた別の所に付いてしまうそうです。

雲仙地獄でのキリシタン殉教の秘話にも登場する、古い歴史を持つ湧水スポットです。おいしい水と評判で、町外からも水を求める方が訪れるのだそう。

上の川湧水の前にある庄屋元跡は、昔ながらの石垣がどこか懐かしい感覚を思い起こさせてくれます。日本地図を作った伊能忠敬が小浜・雲仙を測量した際にここで1泊したとも言われています。

吉永小百合が主演した映画「長崎ぶらぶら節」の撮影地にもなったお寺。上の川湧水群の湧水をめぐらせた庭園は四季の花々も姿を見せ、癒しのひとときを過ごすことができます。

小さなひょうたん形の水たまりに、ぼこぼこと泡をたてて湧く温泉！ここは小浜唯一の冷たい温泉で、鉄分と炭酸分を多く含んでいます。サイダーに似ているため、かつては観光客に飲まれていたのだとか。

小浜温泉の源泉105度にちなんで作られた、全長105mの日本一長い足湯。小石が足裏のツボを刺激するウォーキング足湯や愛犬と一緒に楽しめるペット足湯、食材を蒸すことができる蒸し釜も楽しめます。

ブラジル原産のジャカランダは、世界三大花木のひとつなんだそう。紫色の美しい花が咲き誇る6月にはお祭りも開催されますので、こちらもお楽しみに。

代々、小浜温泉の発展に寄与してきた本多湯太夫の邸宅跡。湯太夫とは温泉を管理する代官のことで、資料館には湯太夫の功績や小浜温泉の歴史などが展示されています。屋外にある足湯へもどうぞ。

初代の島原城主であった松倉重政も、わざわざ島原から湯治に訪れていたという温泉の跡。本多湯太夫邸のすぐ近くにあります。