夕陽が美しいキリシタンの里
キリシタン弾圧の中での神と信仰の意義を描いた遠藤周作の代表作「沈黙」をアカデミー賞監督、マーティン・スコセッシ監督が完全映画化!
小説の舞台にもなった黒崎教会やマーティン・スコセッシ監督らがシナリオハンティング(台本作り)のために視察した遠藤周作文学館などを巡ります。
美しい大海原の傍らに佇む信仰と愛に満ちたキリシタンの町。今もその面影が見え隠れしています。遠藤周作も魅せられた町で深い信仰にふれてみませんか。
▶映画『沈黙-サイレンス-』原作ゆかりの地 特設サイトはこちらから
■関連動画 遠藤周作「沈黙」
- 所要時間:2時間
- 交通手段:徒歩
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バスチャン屋敷跡
信徒たちにかくまわれた炭小屋はこのような場所だったのかもしれない
禁教令により外海地方の神父がすべて追放された後、日本で洗礼名をバスチャンという伝道者がこの地方のキリシタン達を指導したと言われる。
バスチャンは追手を逃れるため隠れ家を転々としたと伝えられており、この地もその一つとされる。
現在の建物は伝承を後世に残すために建てられたもの。
住所 | 〒851-2323 長崎県長崎市新牧野町1397‐1 |
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黒崎教会
角力灘を望む赤レンガ造りの教会
フランス出身のド・ロ神父が設計したロマネスク様式の教会は、赤レンガとステンドグラスが印象的です。教会がある場所からは、角力灘の青い海を望むことができ、展望のよさも魅力。
住所 | 〒851-2324 長崎県長崎市上黒崎町26 | |
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電話番号 | 0959-37-6011 | |
休日 | 特になし |
枯松神社
サン・ジワン神父を祀った神聖な場所
日本人伝道師・バスチャンの師であるサン・ジワン神父を祀ってある、日本に三カ所しかないといわれるキリシタン神社。周囲はキリシタン墓地になっている。ここは江戸時代、黒崎地方の隠れ(潜伏)キリシタンが密かに集まりオラショ(祈り)を捧げ伝習してきた聖地。祠の手前にある“祈りの岩”と名付けられた大きな岩があるが、迫害時代にキリシタンたちは悲しみ節の夜にここに来て、寒さに耐えこの岩影でオラショを唱えていたと伝えられている。静寂に包まれた神聖な雰囲気漂う場所だ。市指定史跡。
住所 | 長崎県長崎市 | |
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電話番号 | 0959-24-0211(外海行政センター) |
外海歴史民俗資料館
外海地区の歴史と文化を伝える資料館
外海地区の長い歴史、先人達の足跡や暮らしぶりを伝えることを目的に設置された。歴史・民俗・考古・産業・宗教・姉妹都市に関する数多くの資料を展示。特にマリア観音など隠れキリシタンに関する資料が豊富に揃っている。
住所 | 長崎県長崎市西出津町2800番地 | |
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電話番号 | 0959-25-1188 | |
営業時間 | 9:00~17:00 | |
休日 | 12月29日~1月3日 |
沈黙の碑
遠藤周作の沈黙の碑
『人間がこんなに哀しいのに主よ海があまりに碧いのです』
と刻まれている。この碑の後方には、青い海と遠藤周作文学館を望むことができる。
住所 | 〒851-2322 長崎県長崎市西出津町 | |
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電話番号 | 0959-24-0211(長崎市外海地域センター) |
ド・ロ神父記念館
外海の人々のために尽くした神父の足跡を展示
明治12年(1879)外海地方の主任司祭として赴任してきたフランス人宣教師マルコ・マリ・ド・ロ神父は、深い人類愛の精神とすばらしいフロンティア精神をもって、外海の人々の魂と肉体の救いのため生涯を捧げた。ド・ロ神父記念館は、神父の遺徳をしのび、すばらしい業績を顕彰するために設けられたものだ。
記念館は明治18年(1885)に神父自らいわし網工場として設計、施工したものでその後、保育所として使用された。昭和42年(1967)に県指定文化財になり、翌年にド・ロ神父記念館として開館した。さらには平成15年(2003)に旧出津救助院の一部として国の重要文化財に指定された。建物は、木骨煉瓦造、平屋建てで、上屋に洋小屋組(キングポストトラス)の屋根を架けた明治時代の洋風建造物としては特異な建物である。内部には宗教関係や医療、土木、建築など神父がこの地で行った様々な事業に関する品物が収められている。
住所 | 長崎県長崎市西出津町2633番地 | |
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電話番号 | 0959-25-1081 | |
営業時間 | 9:00~17:00 | |
休日 | 12月29日~1月3日 |
旧出津救助院
ド・ロ神父が困窮を極める村人達を救うため、私財を投じて設立した明治初期の授産・福祉施設
ド・ロ神父が女性の自立支援のための作業場として1883(明治16)年に建て、織物、縫物、素麺などの食品加工などをおこなった施設
○授産場
救助院の中心施設的建物で、1883年に建設された。
木造2階建てで、1階は作業場、2階は修道女の生活の場などに使用されていた。
1階外壁には目地に赤土を混ぜた漆喰を使用した、通称「ド・ロ壁」と呼ばれる石積みが用いられている。
○マカロニ工場
授産場の東側の道沿いにある煉瓦造り、切妻(きりづま)造、桟瓦(さんがわら)葺の建物で、マカロニ製造を目的として建てられたといわれる。隣接して、通称「ド・ロ壁」の石積壁がある。
○鰯網工場
1885年建設の木骨煉瓦造り、平屋建の建物で、婦女子の副業として当時盛んであった鰯網の工場として建てられた。その後、工場は廃止され保育施設として利用されたが、現在はド・ロ神父記念館として活用されている。
2007年に始まった保存修理工事を終え、ド・ロ神父と当時の人々の仕事を体験できる場となりました。
布教・生活向上の拠点として、様々な活動を行われた場所です。
来て、見て、体験して、ド・ロ神父の精神に触れてみてください。
住所 | 長崎県長崎市西出津町2696‐1 | |
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電話番号 | 0959-25-1002 | |
営業時間 | 火~土曜日9:00~17:00 日曜日・8/15・11/7・12/25 11:00~17:00 | |
休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 12月29日~1月3日 |
出津教会堂
ド・ロ神父が建てた白亜の教会
強い海風を考慮した、低く堅牢な作りが特徴。鐘楼の鐘は神父がフランスから取り寄せたものだそうで、今も美しい鐘の音を響かせています。映画「解夏」の撮影が行われたことでも有名。
※出津教会堂の見学は原則として
長崎の教会群インフォメーションセンターへの事前連絡が必要です。
[TEL]095-823-7650
住所 | 〒851-2322 長崎県長崎市西出津町2602 |
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ド・ロ神父の墓
多くの信徒とともに眠る
平石を積み上げた石段や石塀が中世のお城を思い起こさせる、野道キリシタン墓地。キリシタンの墓碑がずらりと並んだ一角に、出津を深く愛したド・ロ神父の墓が立っています。
遠藤周作文学館
遠藤周作の生涯や足跡を紹介する資料館
館内には、生前の遠藤周作が使用していたデスクや筆記用具、生原稿といった貴重な遺品も展示。ここで執筆する姿が目に浮かぶようだと、全国から多くのファンが訪れています。
住所 | 〒851-2327 長崎県長崎市東出津町77番地 | |
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電話番号 | 0959-37-6011 | |
営業時間 | 9:00~17:00(入館受付は16:30まで) | |
休日 | 12月29日~1月3日 |
道の駅 夕陽が丘そとめ
わざわざ行きたい絶景の夕陽
晴れた日には五島列島まで見渡せる絶景スポット。特にここから見る夕景は長崎屈指の素晴らしさと大評判!刻々と空が赤く染まっていく様子は何ともロマンチックで、ため息が出るほどの美しさなのです。
住所 | 〒851-2327 長崎県長崎市東出津町149番地2 | |
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電話番号 | 0959-25-1430 | |
営業時間 | 物産販売所:(4~9月)9:00~19:00(10~3月)9:00~18:00 テイクアウト館:(4~9月)11:00~19:00(10~3月)11:00~18:00 レストラン:ランチ11:00~15:00(LO14:00)、ディナー(軽食に限る):(4~9月)15:00 ~19:00(LO18:30)(10~3月)15:00~18:00(LO17:30) |
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休日 | 物産販売所:1月1日~1月3日、テイクアウト館、レストランは無休 |
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