超初心者でも安心!手ぶらで楽しめる平戸絶景キャンプ1泊2日【1日目】
2024年、夏…コロナ禍に始まった波に完全に乗り遅れながら、我が家にもキャンプブームがやってきました!
今回の目的地は長崎市から車で約2時間、平戸市。
私と平戸市との出会いは約20年前、あの暑い夏の日に学校で開いていた日本史の教科書でした。
フランシスコ・ザビエルがキリスト教の布教を開始した地として覚えていた平戸ですが、意外と行ったことないな…と思い、今回はキャンプを楽しみながら平戸中心部を満喫するモデルコースをお届けします!
掲載日:2024年10月29日
ライター:森山ゆりこ
平戸市ってどんなところ?
長崎の西の端にある平戸。長崎の西の端ってことは、日本の西の端ってことでは?と思いながら車を走らせます。
1550年にポルトガル船の平戸への来訪をきっかけに日本と西洋との交流が始まりました。その後「平戸オランダ商館」が設けられ、盛んに貿易が行われました。美しい海、豊かな緑、そして歴史ある街並み。当時、平戸を訪れた西洋人も美しい景色に感動したのではないでしょうか?
平戸の各エリアはそれぞれが魅力に溢れていて、寺院と教会が隣り合わせで見ることができる独特の風景もあれば、県内有数の大草原など雄大な自然もあります。
今回は平戸市の田平地区にある「中瀬草原キャンプ場」と平戸島中心部を旅してきました。
ミルクからフレーバーまでこだわりの平戸産!Vacca Gelato (バッカジェラート)
まずは、平戸大橋を望むロケーションにある平戸瀬戸市場へやってきました。ここで、平戸が産んだこだわりジェラートVacca Gelato (バッカジェラート)をいただきます。
平戸唯一の酪農家である大山牧場のミルクが使用され、ミルク以外にも地元で採れたブルーベリーやドラゴンフルーツ、平戸で釜揚げされた塩などなどフレーバーも平戸づくしです。ちなみにVaccaはイタリア語で「牛」という意味だそう。
口に入れた途端に広がる、濃厚なミルクの香りがたまりません。牛さんたちに感謝していただきましょう。
平戸大橋を見ながら優雅にジェラートをいただくつもりが、この日はまだまだ暑くて。。。大急ぎで食べ増した。
ちなみに、販売元であるNIMOCAFEや田平町にあるスーパーエレナなど様々な場所で購入できます。
絶景と羊がのんびり過ごすキャンプ場「中瀬草原キャンプ場」へ
いつだったか「長崎のキャンプ場で面白いところあるかな〜?」とGoogleマップをポチポチしていたところ…見つけてしまったんです。
最初は我が目を疑いました…なななんと、羊が…放牧されている………だと?!?!
というわけで、颯爽と身ひとつでやってきたのがこちらの「中瀬草原キャンプ場」。
「未来に残したい草原の里100選」にも選ばれています。
駐車場に車を停めて、階段を登ると一面の草原と有明海が一望できる神ロケーション…!
草原で自由に草を食む羊たちには牧歌的な雰囲気もあり、眺めていると疲れも癒やされ、羊にエサをあげるとまるでハイジの気分。
ちなみに羊たちは制限なく放牧されているわけではなく、紐がついており一定の範囲内で自由に移動できるスタイルでした。
羊のえさ(100円)は管理棟の受付にて販売されています。
なんと手厚い…!超初心者でも超本格的なキャンプが楽しめる
今回はキャンプ超初心者の体験レポート!
申し込んだのは「レンタルテントプラン」のライトプラン。
通常のプランだと備品がガッツリついているのですが、夜は別にBBQを申し込んでいたこともありライトプランに。
キャンパーに大人気のスノーピークで一式揃えられたキャンプ機材は圧巻の一言。
でも…超初心者の私たち…
テントなんてワンタッチ式しか扱ったことがありません。
設営できるかな…と不安になっていたのですが、スタッフさんが設営してくれていました!!!(神対応すぎる)
レンタルテントプランで貸し出しているテントはスノーピークのpro.airライン。
メーカーホームページには設営しやすいと書かれていますが、超初心者の我々からは「それプロキャンパーから見てってことですよね!」という状態で不安だったので、設営していただいて本当に安心しました。
機材利用上の注意さえ守ればスタッフさんで、設営・撤収を行っていただけます。
これはもうグランピング気分のラクチンさ。
薪や炭などの消耗品は付属していないので、管理棟で購入するか持参しましょう。
プランにはシャワー室の利用も含まれていますが、キャンプ場から車で10分ほどの距離にある温泉「なごみの湯」の割引チケットも購入できます。
平戸大橋や平戸城が一望できる露天風呂は本当に気持ち良いので、こちらもおすすめです。
キャンプの醍醐味、地元食材のBBQを堪能
夕食は平戸で採れたお肉や野菜のBBQ。(※レンタルテントプランとは別に予約が必要)
まずは焚き火を自分たちで起こして、じっくりお肉を焼いていきます。
ガスコンロ含む機材一式も貸し出していただけるので、大きなお肉はガスコンロを使用してしっかり加熱調理すれば大丈夫。
お肉の美味しさはもちろんのこと、個人的には野菜がとてもジューシーで感動しました。
翌日、スタッフさんに「どちらの野菜ですか?」とお聞きしたところ地元野菜で特別なものではないとのこと。地元の方はこんな美味しい野菜を毎日食べているのかな…(羨ましすぎる)
写真で見ると少ないように感じますが、お肉が盛りだくさんなので足りないなんてことはなく大満足です。
ただ、マシュマロだけは別腹。
BBQとは別に購入したビッグマシュマロ(管理棟で販売)をじっくり焚き火で炙ります。途中うっかり燃やしたりもしますが、それもまたご愛嬌。
ちなみにテントレンタルプラン(ライトプラン含む)の中に調理室や冷蔵庫の使用も含まれています。
BBQではなくカレーを作ったり、食後のデザートを冷やしておくこともできます。
デネブ、アルタイル、ベガ 君は指差す 夏の大三角
夜が更けてきました。
今回、羊と同じくらい楽しみにしていたのは満天の星。
ほんの数日前が新月だったおかげで、この日は期待以上の星空を見ることができました。
北極星にはじまり、オリオン座や都市部では見ることができない天の川までくっきり。星座を探せるアプリなどをスマホに入れておくとより楽しめます。
ぼーっと空を眺めていると、ゆっくり空を移動する光も見つけることができます。点滅しているものは飛行機、点滅していないものは人工衛星だそうです。
ミラーレス一眼などカメラで星空を撮る場合は、三脚に固定してバルブモードで調整しながら撮ってみましょう。
月の有無などコンディションにもよりますが、ISO1200にしてシャッタースピード約30秒で綺麗な星空を撮ることができます。
星の動きを撮る場合はISO100にしてバルブモード30分から1時間。もちろんその間は他の光が入ったり、揺れたりしないように注意が必要です。
スマホの場合も、スマホを三脚に固定してナイトモードで30秒セットすれば美しい星空を撮ることができます。
満点の星空と虫の音に包まれて就寝。2日目へ。
寝袋も貸してくださるので、眠くなったら消火を確認して就寝。
星空撮影をしていると夢中になってつい夜更かししてしまうのですが、明日も車移動なのでほどほどにしておやすみなさい。
2日目は平戸の歴史に触れる定番観光コースをお届けします!
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
フォトグラファー、移住者、働く女性の視点で長崎の魅力をお届けします!
神戸からの「移住女子」です。
祖母が佐世保出身なこともあり、長崎が大好きで年に1〜2回旅行に来ていましたが、好きすぎて移住しちゃいました。現在は、仕事も兼ねて長崎県内を広く旅しています。
フォトグラファーの視点、移住者の視点、働く女性の視点から長崎県内の魅力ポイントを広くお届けします!