長崎絶景ソラ旅。生月島には隠れた名所がまだまだある!
長崎絶景ソラ旅 生月島後編!
平戸市から生月大橋を渡り左へ入ると島の西側を走るサンセットウェイの始まり!
ドライブに人気のコース。夕方には水平線へ沈む夕日を見る事ができます。
そんなドライブコースにある地上からは見る事が出来ない絶景!
断崖の下で口を開けて待つ洞穴たち!
観光マップに掲載されているのに地上からは見る事が出来ない隠れた名所をお届けします。
掲載日:2021年10月01日
ライター:朝永武志
「月へ向かうロケット!?」長瀬鼻灯台が目印!断崖下の長瀬八洞
生月島の南西部にある長瀬鼻(ながせはな)、その突端に「ロケット灯台」と呼ばれる「生月長瀬鼻灯台」は立っています。
長瀬鼻灯台は「生月」の月の字から「月に向かって飛行するロケット」をモチーフにデザインされた珍しい灯台。
その灯台の下、切り立った断崖に多数並んでいる洞穴こそ、玄海の荒波が玄武岩を削り造り出した芸術の「長瀬八洞」です。
海上からの眺めは最高!夏の抜けるような青い空の下、吹き抜ける風は涼味満点!
見た目はまるで牛の鼻のような「はなぐり洞門」
長瀬鼻の洞穴で一番有名なのは「はなぐり洞門」と呼ばれています。
削られ形造られた洞穴は、それだけでも見応えありますが、二つ繋がって「洞門」になっています!
見た目はまるで「牛の鼻」の様でもありますね!
ドローンでは繋がる洞門の中へと侵入する事は出来ませんが、海上からクルーズ船等で見ると、波が作る芸術を感じる事が出来る事でしょう。
PickUp
間近で見学したい方はクルージング船で!
「平戸の世界遺産クルージング船」生月島一周クルーズコースがございます。
■お問い合わせ先
(一社)平戸観光協会 平戸観光交流センター
Tel.0950-22-3060(月~土 9:00~17:00)
生月島の河童伝説!
生月にはなかなか謎めいた物語も多くあり、その中で私が目を引いたのが「河童伝説」です。
島をめぐる道が交わる所、その近くにある海辺の水天宮が、今回紹介する舞台「宝倉神社」です。
ここは水の神を祀っているのですが、本殿とは別に海岸そばにある沼地に祠があり、そこが伝説の河童の住みかと言われているらしい・・・
「昔々、この沼に99匹の河童が棲みつき、 住居とするために、夜毎小石を取り除いて池を造った」のだとか。
確かに、これだけ海に近いのに海水じゃなく真水の沼地というのが、不思議ですね!
水の神と河童が力を合わせて守っているのでしょうか?
神の使いか?水天宮の白ウナギ
沼地の祠は、いまでも近くの漁師たちが大漁祈願に参詣されるそうです。
河童は人間と出合うとすぐに相撲をとりたがるという言い伝えにあやかり、祈願成就のために99番(回)の相撲取組を奉納する風習があるのだとか。
現在、この沼には河童の化身といわれる大鰻(うなぎ)が昏息しているらしいのですが、地域の方達はこれを「神うなぎ」と呼んで捕獲などせずに見守っているそうです。
参詣のときに現れると御利益があるらしいですよ。
私は見る事が出来ませんでした・・・次は見つけたいですね!
なお、この近くには河童の像も立っているのですが、どんな像なのかは現地でのお楽しみに…
カワイイ河童像を探してみてください!
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
ドローン撮影で、ダイナミックな景色を見せます!
佐世保を拠点に、写真や動画を地上だけではなく上空からも撮影しながら活動しております。 四季折々の地元の名所を、色々な角度から切り取りお伝え出来れば!と思います。