【五島列島】福江から奈留島へ日帰り旅〜ガイドなしでは入山できない水晶岳、遠見番山ハイキング!美しいメロディを奏でる、見どころ沢山の奈留島満喫ツアー
五島列島は、福江島、久賀島、奈留島、若松島、中通島の5つの大きな島を含む大小150余りの島々から構成されています。
今回は福江島の隣の隣「奈留島」に行ってきました〜!
ガイドさんに案内してもらって、天然記念物の水晶が見られる水晶岳と山頂からの景色が素敵な遠見番山(とおみばんやま)にハイキング♪
アクティビティ好きの方々と一緒に楽しく観光してお友達も増えました♡
掲載日:2023年07月28日
ライター:RuRi
福江島から奈留島へ
今回向かう水晶岳は、世界でも有数のハート型の日本式双晶がある山です。
採集が禁じられているため、登山ルートは非公開、ガイド付きでしか入山できない山となっています!
※双晶とは…2つの結晶が規則性を持って結合したもの
今回、案内してくれるガイドさんはNPO法人アクロス五島の吉田寛司さんです♪
五島の山を知り尽くしている吉田さんの案内で奈留島を観光してきました〜
NPO法人アクロス五島のガイドのご予約はこちらから→https://goto-acros.net/
福江島から奈留島までは五島旅客船のフェリーオーシャンを利用。
約45分の船旅です♪
船内には可愛らしいキッズルームがあり、お子様連れでも安心です!
潮風を浴びながら、甲板から景色を眺めるのが船旅の醍醐味。
五島のシンボルである鬼岳や洋上風力発電の風車組み立て現場が見えました♪
干潮時だったので、奈留島の南約2kmにある前島と末津島とを結ぶトンボロ現象も運よく見ることができました。
※トンボロ現象とは…干潮時に海から道が現れ、離れていた陸地どうしが繋がる現象
私事ですが、2023年6月16日より五島列島(下五島エリア)のジオパークPR大使となりました!
五島列島のジオスポットをこれからも沢山ご紹介したいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします♪
奈留島はバスの本数がかなり少ないので、レンタカーを借りるのがおすすめ。
奈留島に到着すると奈留ターミナル内でレンタカーを借りることができます。
フェリーに車を乗せることも可能ですが、日帰りだとレンタカーの方がお得です。
※レンタカーは台数に限りがありますので、予約することをオススメします!
いよいよ水晶岳へハイキング
レンタカーで水晶岳の入口まで向かい、アクティビティ好きな方々とお話ししながら楽しくハイキング開始♪
約30分ほど登った所で水晶を発見!!
透き通った天然記念物の水晶に感動しました!
水晶岳は標高180m、日本式双晶と呼ばれる2個の水晶が接合した双晶が見られる貴重な山です。
綺麗なハート型の水晶は世界でも珍しく、希少価値が高いものとなっています。
標高がそこまで高くないので小学校低学年の子も一緒に登ることができましたよ♪
今回は残念ながらハート型の水晶は見つけることができませんでした。
日本式双晶の貴重さを感じますね〜
水晶岳は、日本式双晶をはじめ、水晶、植物等も採集が禁止されています。
採集、滅失した場合は罰金等の対象となります!
五島灘を望む絶景パノラマ
見つけた水晶は山に戻し、水晶岳のお隣の山「遠見番山(とおみばんやま)」の山頂を目指します。
水晶岳から約20分ほどの移動で遠見番山の山頂に到着♪
奈留島を360度一望できる大パノラマが広がり、疲れが吹っ飛ぶ絶景です!
遠見番山は標高193m、江戸時代初期に異国船警備体制を強化するための遠見番所が設けられ、見張り番が合図を送るために設置された烽火台(ほうかだい)の跡が残っています。
見張り場所として最適な場所ですよね。
※山にはマダニや蛇など危険な生物がいるので、しっかりと虫除け対策をして服装に気をつけて登りましょう。
玉砂利の音で癒される千畳敷の壮大な風景が美しいビーチ
下山して、次に向かったのは舅ヶ島(しゅうとがしま)海水浴場です。
玉砂利の浜で、波が打ち寄せる度に丸みを帯びた小石たちが美しい音色を奏でます。
小島へ続く岩肌は見事な千畳敷(せんじょうじき)となっており、千畳敷の隙間から見える透き通った海がとっても綺麗でした♪
五島列島が形成されはじめた頃に棲んでいたと言われているサイの足跡を発見!
とっても大きなサイが生息していたのかと思うと感慨深いですね〜
美しい景色とハイキングで仲良くなれた皆さんと記念写真をパシャリ⭐︎
ジューシーな唐揚げがのった奈留島風唐揚げちゃんぽん
いっぱい身体を動かし、お腹も空いてきた所で奈留島ならではの昼食を食べに行きました。
訪れたのは、「食堂 みかんや」です。
このお店では唐揚げが大胆にのった野菜たっぷりの「唐揚げちゃんぽん」がおすすめ!
ジューシーな唐揚げは、1つは揚げたてのサクサクで楽しみ、1つはしばらくスープに染み込ませて食べると2度美味しく味わえます♪
ちゃんぽんだけでなく、他の定食もお安くてボリューム満点です。
潜伏キリシタンの歴史を学ぼう
お腹が満たされて、次に向かったのが「阿古木 浜辺の資料館」です。
奈留島出身で潜伏キリシタンの子孫である、柿森和年さんが潜伏キリシタンの歴史を後世に伝えるべく建設した資料館です。
柿森さんは元長崎市職員で、定年退職後に奈留島へと戻り、潜伏キリシタンの研究と情報発信を行うと共に、潜伏キリシタンが歩いたとされる巡礼道の整備等にも尽力されています。
五島列島は「野崎島の集落跡」、「頭ヶ島の集落」、「奈留島の江上集落」、「久賀島の集落」の4つが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっています。
祈りの島としての歴史を学ぶ事ができますよ。
資料館は柿森さんのお住まいでもあります。
目の前にはとっても素敵なプライベートビーチが広がっていました。
奈留島のパワースポット
以前の記事で五島のあこうの木特集をしましたが、奈留島にも大きなあこうの木がありました。
奈留島のあこうは、ついつい登りたくなっちゃうような背面側が広く大きな木でした。
みんなで乗ってもだいじょ〜ぶ♪
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歌い継がれる愛唱歌
最後に訪れたのが奈留高校です。
シンガーソングライターのユーミンこと松任谷由実さんの筆跡で「瞳を閉じて」の歌詞を刻んだ歌碑があります。
長崎県立奈留高等学校は昭和40年、長崎県立五島高等学校奈留分校として開校しましたが、分校の校歌は五島高校の校歌を使用し、独自の校歌はありませんでした。
1974年(昭和49年)、奈留分校の女子生徒が、校歌を作ってほしいとラジオのコーナーに応募したのをきっかけに、松任谷由実(当時 荒井由実)さんが作詞作曲し、奈留島の自然をイメージした曲が贈られました。
曲を聴きながらこの歌碑を眺めると、奈留島の美しい情景が浮かんできます♪
ガイドさんによる案内でとっても充実した奈留島観光をすることができました〜♪
一緒に観光した方々とお友達にもなり、世代を超えて楽しめる旅になりました!
大自然の中をハイキングしたり、美しい海を眺めたり、歴史を学ぶこともできる魅力溢れる奈留島。
ぜひ訪れてみてください♪
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
たくさんの人に長崎の魅力を写真を通して伝えたい!
大自然あふれる五島で生まれ育ちました。
もっと沢山の人に五島の良さを伝えたい思いがあり、広告作成やマーケティングの勉強をした後、五島市にUターン。写真を撮ることが好きで、休日はカメラを持ち歩いてます。
長崎の魅力を写真を通してお伝えしていければと思っております!