キラリと光る海の恵み~五島の海水から作られる塩づくり見学!名物ソフトクリームのお楽しみも
五島市の人気ビーチのひとつ「香珠子(こうじゅし)海水浴場」
美しい海と美味しいと評判のソフトクリームを目的に訪れる人も多い海水浴場ですが、その一角にある「塩工房つばき窯」はご存知ですか?
五島の美しい海水から作られる塩づくりを見学してきました。
掲載日:2023年01月10日
ライター:RuRi
1月11日は塩の日!
1月11日は「塩の日」だそうです!
なんと由来は戦国時代!
塩が手に入らず、困っている武田軍に、敵である上杉謙信が塩を送り、武田軍に塩が届いたのが、1月11日だったことにちなんでいるそう。
この話が「敵に塩を送る」という、ことわざの元となり、競い合っている相手が苦しんでいるときに、弱点にはつけ込まず、争いの本質ではない分野について逆に援助を与え、その苦境から救う例えとなっているのだとか!?
塩工房つばき窯
生活していくうえで塩は欠かせないものですよね~。
「塩工房つばき窯」では、塩づくりをはじめ、塩にまつわる話や歴史が学べます。
塩分濃度によって重さが変わるというペットボトルが工房の前にあったので持ち比べているところ、美塩ソムリエの山田さんが話しかけてくださり、快く塩づくり工房の中を見せて頂きました。
火山の島ならではの自然のめぐみ
五島市の地質の特徴として、シンボルである鬼岳が太古に噴火した際の溶岩と火山灰が土中に堆積しており、そのミネラルを含んだ雨水や湧き水が海へと運ばれるため、五島の海水はミネラルが豊富と言われています。
満月の満潮時に海水を汲みに行くのが良いそうです。
平窯でじっくり炊き上げる
1つ目の平窯で塩度3%の海水を、薪を使って20~22%にまで炊き上げます。
その後、海水に含まれるマイクロチップや石こうなどの不純物を沈殿させるそうです。
ねっとりとした粘土状の不純物に驚きました。
味を決める仕上げの段階
不純物を取り除いた海水を更に炊き上げます。
最初に甘みのあるカルシウム、次いで主成分である塩化ナトリウムが結晶化していくそうです。
塩分濃度が27~28%で酸味のあるカリウムが結晶化し、29~30%になると苦い塩になるため塩づくりはストップすると教えてくださいました。
残った塩分濃度の高い海水が、豆腐等に使われる「にがり」です。
ほんの少しの加減で味が変わってくるなんて細心の注意と熟練の技術が必要なんだと感じました。
美しい塩の結晶
キラリと光る綺麗な四形の結晶がとっても綺麗です。
光に当てると大きな四角形の結晶の中に、さらに小さな四角形の結晶が見え、とても神秘的でした。
五島灘のめぐみ
塩工房を見学後、工房前に置いてある塩を味見♪
一般の塩はピリピリとした辛みのある塩が多いですが、山田さんの作る塩はツーンとする塩の辛さが無く旨みのある塩でした。
とてもわかりやすく塩づくりへのこだわりを教えてくださった美塩ソムリエの山田さんと記念撮影。
皆さんもぜひ、見学してみてはいかがでしょうか。
こだわりの塩が手に入る「五島椿物産館」
お隣の「五島椿物産館」にて五島のお土産が買えますよ。
先ほど見学させて頂いたこだわりのお塩も販売しています!
五島椿物産館でしか購入できないお塩もありますのでGETしてみてください♪
地元の方にも大人気!にがり入りソフトクリーム
五島椿物産館の名物「にがり入りソフトクリーム」
定番のバニラのほか、毎週火曜日に味が変わる週替わりソフトクリームは地元の方にも大人気♪
私が訪れた週は「あずき」でした♡
週替わりのソフトクリームが楽しみで、五島椿物産館さんのInstagramを毎週チェックしてます~♪
せっかく来たからには海も見よう
市街地から近く、観光客も訪れやすい香珠子海水浴場。
この日はPM2.5の影響が強く空には霞がかっていましたが、美しいエメラルドグリーンの海と波の音に癒されました。
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
たくさんの人に長崎の魅力を写真を通して伝えたい!
大自然あふれる五島で生まれ育ちました。
もっと沢山の人に五島の良さを伝えたい思いがあり、広告作成やマーケティングの勉強をした後、五島市にUターン。写真を撮ることが好きで、休日はカメラを持ち歩いてます。
長崎の魅力を写真を通してお伝えしていければと思っております!