【壱岐】昔の町並みが残る漁港・勝本浦でお土産と思い出になるモノづくり体験!
壱岐で泊まった睦モクヨンビル一階のカフェで素敵な万華鏡とかわいいシーグラスアートを発見!
壱岐の勝本エリアにある「工房アオトミドリ」さん制作と教えていただき、お店でものづくり体験もできるとのことで、行ってみました!
モクヨンビルの宿泊レポートはこちら↓
掲載日:2024年12月26日
ライター:Miyako
壱岐の勝本浦エリアへ
壱岐島の北部に位置し、たくさんの漁船が海に浮かぶ小さな港町・勝本町。
博多からのジェットフォイルが着く郷ノ浦港や芦辺港から車で15分ほどの場所にあり、各港から路線バスでもアクセス可能です。
ナガサキタビブメンバーのことぐらしさんが以前記事に書いていた無人島・辰ノ島への遊覧船もここ勝本港から出ています。
海沿いの道を一本入ると、きれいにリノベーションされた伝統的な町家や昔ながらの商店などが並んでいて、ノスタルジックな町並みがどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
この勝本浦の町並みのメインストリートともいうべき商店街に「工房アオトミドリ」さんがあります。
白壁・なまこ壁と格子窓で、「殿川酒造場」の看板がかかる風情ある建物の2階です。
私も以前、小値賀の海でシーグラスを拾い、何かものづくりがしたいなと思っていました。
シーグラスを使ったアクセサリーは見たことがありますが、こんな素敵なアートを作る方が壱岐にいるなんて!
実際に自分で作る体験ができると聞き、ワクワクしてやってきました!
アップサイクルされたかわいい雑貨たちに出会える、そして、自分でも作れちゃう工房アオトミドリ
2024年7月にオープンしたばかりという工房アオトミドリは、ハンドメイド雑貨を販売するお店でもあります。店内にはシーグラスや流木、ひょうたん、革製品などさまざまな島にある素材を使ったかわいらしいアート作品が並び、センスの良さが光ります。
お店の奥の工房では、シーグラスアートづくり、カラーサンドアートづくり、テラリウムづくり、海のフォトフレームづくりなどさまざまな体験ワークショップができます。
工房を営むのはシーグラスアーティスト/カラーサンドアーティストの篠崎さん。
以前は壱岐市の職員をされていて、お仕事を通して壱岐の観光を盛り上げたい、自然が観光資源でもある壱岐で、雨の日でもできる体験があればと思うようになったそう。
その想いから、もともと趣味で始めたという壱岐のシーグラスなどを使って創作したアート作品や、島内のハンドメイド作家さんの作品を販売しながら、観光客の方がものづくり体験もできる工房兼ショップ「工房 アオトミドリ」が誕生しました。
壱岐の自然が感じられるオリジナルのアートや雑貨がたくさん並び、子どもから大人までワクワクできるお店です。
ものづくり体験に挑戦!シーグラスと貝を使った海の万華鏡づくりをチョイス!
万華鏡づくりとシーグラスに興味があった私は、今回、海の万華鏡づくりに挑戦!
筒の種類もいくつかあって、自分で絵が描けるもの、さまざまな柄模様のもの、色違いの紙紐で巻かれたものと3種類あるので好きなものを選びましょう。
体験の際には、シーグラスのこと、海ごみのことについての紙芝居があったり、クイズに答えながら楽しく学ぶことができます。
長い年月をかけて「海の宝石」と呼ばれるシーグラスとなったガラス片。シーグラスを通して環境や世界、自然について考えるきっかけにも。
そして、自分だけのオリジナル作品を作れる体験は、きっと素敵な旅の思い出になるはず。
案内を受けながら、筒の中に入っている鏡の板を取り出し、シールで止めて筒の中へセットします。
そして、好きなシーグラスの粒を選んで、ビーズケースに入れていきます。万華鏡を覗き、少しずつ色味などを見ながら何度か入れ替えをして、自分好みの万華鏡を作っていきましょう。
こだわり始めたらずっとやり続けてしまいそう…
最後に万華鏡の筒の外側に、好きな貝殻を選んでデコレーションして完成!
海からの贈り物であるシーグラスと貝殻を使った、世界に一つだけしかない、オリジナルの万華鏡です!
スマホのカメラを近づけて動画を撮ると、他の人とも模様の移り変わりを共有できますよ。
本革アップリケバッグづくりも!
壱岐をモチーフにしたアップリケを選んでデザインするバッグづくりが新しく体験に加わったということで、実用的なミニトートバッグを選んで作ってみました!
バッグの種類は大きめのキャンバストートやポーチからも選べます。
選べるアップリケは本革のハギレを活用して、猿岩、イカ、イルカなどの壱岐モチーフのデザインからメインのパーツを選び、様々な色や形のデコレーションパーツを使ってお好みにデザイン!
私は壱岐のシンボルである「猿岩」をチョイスして、壱岐と関係の深い月をあしらってみました。猿岩の頭に飾りをつけてキュートに。
壱岐で作ったのがわかるように、本来ならばなかった「IKI」の文字を余ったハギレを頂いて作って貼り付け、素敵な壱岐の思い出とお土産のできあがり!
これは使うたびに壱岐に行ったことを思い出しますね!
自分だけのオリジナルデザインというのも愛着が湧き、しかも島の素材を生かしたというところもきっと話のネタになりそう。
すでに完成された少しずつデザインの異なるアップリケのバックの販売もショップにありますので、自分で作らずとも気に入ったものを購入することもできますよ。
体験は空いていれば予約なしでも来店して申し込むことができますが、不定休や混んでいる場合もあるので、体験目的の来店であれば、Instagramで事前にご予約されることをおすすめします。
辰の島遊覧、勝本エリア散策の際にぜひお店に足を運んでみては。
ものづくり体験の後は一階の「酒蔵喫茶 との」でランチやカフェタイム!
工房アオトミドリさんでものづくり体験を楽しんだ後は、一階の「酒蔵喫茶 との」でランチを頂きました!
もともと酒蔵だった築300年の建物を改築し、2023年4月にオープンしたこちらも新しいお店です。
なまこ壁の外観も素敵ですが、店内には天井に立派な梁が見え、角樽や甕なども飾られていて、伝統的な日本らしい昔ながらの酒蔵の趣が感じられます。
ランチで頂いたのはお店のおすすめ「プレミアムあじフライ定食」!
壱岐産の新鮮なアジを使い、外はカリッと、中はふわっとジューシーな大きなあじフライは食べ応えがあって美味!お塩とお醤油、どちらのお味も楽しめます。
広々と開放感のある空間は居心地がよく、メニューにはマスターの手作りのデザートもあるので、カフェタイムにはスイーツとコーヒーとともにゆっくり味わうのも。
「酒蔵喫茶 との」でのランチやカフェも合わせてぜひ楽しんでみてくださいね!
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。