神代小路に行くなら合わせて立ち寄りたい!神代駅からすぐ、神代商店街をぶらり旅
雲仙市国見町にある武家屋敷が残る隠れた観光スポットの神代小路(こうじろくうじ)。
車を持たない方はローカル列車・島原鉄道に乗って神代(こうじろ)駅から!
神代小路は神代駅の裏手にあり、川を越えて数分歩きますが、駅の目の前の道をまっすぐ進むと見えてくるのが神代商店街のメインストリート。
車で訪れた方も、神代小路に来たなら神代鍋島領の町場として栄えてきた神代商店街にも寄ってみましょう!
掲載日:2023年02月16日
ライター:Miyako
神代駅から出たらまち歩き鳥瞰図をチェック!
神代駅の右手に「神代町まち歩き鳥瞰図」の看板があるのでそちらをまずチェック。
神代エリアに初めて来る方は土地勘がなく迷ってしまいそうですが、
これを確認しておけば神代エリア全体が俯瞰でき、場所も確認できます。
神代小路へ向かうには駅から出て右側に道を進みますが、駅からそのまま神代商店街へ向かう場合は駅の目の前の道を進みましょう。
通りや角に猿田彦大神の石碑や大きな甕(かめ)
道を進んで行った先の十字路には猿田彦大神の石碑と伏せておいてある大きな甕(かめ)が目に入ります。
道中にも猿田彦大神の石碑が。
猿田彦大神がここにある意味はなんだろうと調べてみると、
猿田彦大神は「道の神」「旅の安全を守る神」として街道沿いに多く祀られているとのこと!
ここで神代商店街のメインストリートを守っているんですね。
昔は味噌やらの手作り調味料を保存するのに使われていた甕(かめ)も、メッセージが書かれていたり道しるべのオブジェとして利活用されています。
ここにも日本の文化が感じられて風情があります。
着物が似合う!一風かわったなまこ壁?が残る土蔵造りの家
十字路のすぐそばには大きくて立派な土蔵造りの家が。
そして、この日は DENKEN WEEK KOJIROというイベントが行われていて、イベントの一環でレンタル着物体験のサービスがあったため、偶然着物の女性たちと遭遇。
存在感のある伝統的な家屋と着物のコラボが素敵だったので、お願いしてお写真撮らせて頂きました!
南島原から来られた方々でした。
いまのところ、普段は神代エリアでレンタル着物を借りられる場所はないですが、もし着物で散策するなら、ここは着物が似合う映えスポット!
今は空き家になっているようですが、今後もぜひ活用してほしいですね。
完全予約制の神代めしが食べられる!旅館末廣
少し先に進むとまたまた立派な建物が。
こちらは大正15年創業の老舗旅館「旅館末廣」です。
宿泊はもちろん地元の旬の食材を使ったランチ・神代めしを提供されています。
廃棄ロスをなくすため、完全予約制なのでご注意を!
予約は電話のみ。
着物を着てランチをするのも風情があって良さそうです。
神代名物!力久商店 がんもどき!
末廣旅館の真向いには昔ながらのお豆腐屋さん・力久商店が。
地域の方に神代商店街へ行くなら「力久商店のがんもどき」がおすすめ!と聞いていたので、がんもどき1パックをお土産に購入。
人気なので午前中には売り切れてしまうことも多いそう。
地域の直売所などでも販売されているので、もし見かけたら即買いですよ。
1パックには大き目の平べったいがんもどきが3枚入っています!
味がついているのでそのまま食べても醤油をつけても〇
にんじんとごぼう、切り昆布が入っていて大きくて食べ応えあり。
神代商店街にいくならぜひ食べてみてくださいね。
お豆腐屋さんなので竹ざる豆腐や厚揚げ、豆乳なども!
マニアにはたまらないアマチュア無線機器博物館も!神代ふれあい館
通りを進むとまたまた土蔵造りの素敵なお宅が。
「趣蔵 神代ふれあい館」です。
その日はイベントでたまたま開いていたので、中に入ってみました。
入って左手には無線機器博物館が併設されていて、遠くからもマニアの方が訪れることも。
本田酒店という酒屋さんだったので、名残も感じられます。
奥にも畳の部屋があり、レンタルスペースとして貸出されているそう。
オープンは毎月第3日曜と地域のイベント開催時に限られますが、閉館日に見学を希望される場合、場合によっては開けてくれるそうなので、気になる方は問い合わせてみてくださいね。
長崎県も推す雲仙野菜ぷりんがおすすめ!旅館松栄
旅館松栄といえば「雲仙野菜ぷりん」!
雲仙で採れる野菜や卵、牛乳を使用した地産地消の無添加で手作りの雲仙野菜ぷりんです。
人気のお味は「じゃがいも」。
雲仙市はじゃがいもの産地としても知られていて、じゃがいもプリンに使われているのはデストロイヤーという品種だそう。
食べるとふわっとじゃがいもの風味がして、しっとりとしたやさしい味わいです。
今回お土産に買った雲仙茶プリンやブロッコリープリンも、風味がきいていて自然なお味でおいしかったです。
売り切れの時もありますが、神代エリアにきたら旅館松栄さんの雲仙野菜ぷりんをぜひお土産に!
飲食スペースがあるのでその場で食べたり、持ち帰りもできます。
今回はがんもどきとともに、自分へのお土産に購入しました。
雲仙野菜ぷりんはいろんな雲仙の恵の味があり、タイミングによって品揃えも異なるので、色々食べ比べてみてくださいね。
にぎわいづくりのイベントも!神代小路の観光の際は神代商店街へもお立ち寄りを!
2005年に神代小路が伝統的歴史建造物群保護地区の選定を受けて始まった神代エリアの「まちおこし」。
商店街ではまちのにぎわいづくりのために「こうじろフェス」という地域イベントも開催されています。
神代エリアに観光で来る方は、少し離れた商店街に気づかず神代小路だけを散策して帰ってしまう方もいらっしゃいますが、観光客の方も、近郊に住む方も、神代小路や鍋島邸訪問に合わせて、神代商店街へも足を運んでみてくださいね。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。