森林浴と足湯で心身ともにリラックス!「九州オルレ島原コース」を歩いて健康に!
いつもと違った島原を楽しみたいというアクティブ派の方におススメしたい、「九州オルレ島原コース」というトレッキングコース!
火山をテーマに自然を満喫しながら心も身体もリフレッシュできるんです。
前半では解放感たっぷりの有明海と火山の景観を存分に堪能しながら歩いてきましたが、後半は鬱蒼とした森の中へ。
傾斜が緩やかな雨天時の迂回ルートもありますが、今回は天気もいいので、急勾配の通常ルートを歩いてみましょう!
▼「九州オルレ島原コース」とは?前編を読んでない方はまずはこちらから!
掲載日:2022年05月31日
ライター:Miyako
島原コース後半戦、森林散策エリアへ突入!
水無川上流にある吉祥白天橋(きっしょうしらてんばし)を渡り、
民家のある集落を通り進んでいくと、少しずつ狭い道へと入っていきます。
歩き続けていくと森の中へと誘う入口へ。
さきほどまで太陽がサンサンと降り注いでいたにもかかわらず、
木々に囲まれ一気に周りは陰り、
森の中はまるでジブリの世界に足を踏み入れたよう。
森の入口には竹や木の杖が用意されています。
これから急な山道を上ったり下がったりするので、
この杖が一本あると便利です。
森を抜けたところで杖を返却できます。
わざわざ戻って返却する必要はありませんので、ご心配なく。
オルレといいながら、もはや登山をしているような気分ですが、
山頂は目指さず2㎞弱の森林浴を楽しみながら自然との対話を。
整備はされているものの、なかなかワイルドな森を通り抜けるので
足元には十分注意しながら歩いてくださいね。
木の香りやマイナスイオン、
癒しの森のパワーを五感で感じながらのウォーキングは、
森林浴そのもので身体にいいこと間違いなし!
急な山道を抜けた先に待っているのは島原を一望できる展望スポット!
森を抜け、視界の開けた道路に出ると有明海と島原の町が見え、
島原コース全体が見渡せるように。
そのまま目印を追って道を下っていくと、
仁田団地第一公園へとつづく道へ。
公園からは眉山の山体崩壊の壁が見えたり、
その影響でできた流山が作った九十九島(つくもじま)などの
地形が一望できます。
公園内にはモニュメントがあり、周りには住宅地が。
ここが公園の名前にもある仁田団地。
平成の雲仙普賢岳災害で被災した住民の方向けに
作られた団地で、災害犠牲者のためにモニュメントや
この公園も一緒に作られたそうです。
こちらでも眉山や雲仙普賢岳の火山活動の跡や
被害の歴史を感じずにはいられません。
生産現場を身近に感じられる場所へ
コースに戻りしばらく進むと
なにやら工場のような建物が。
ここはほんとにコースなのかと
少し疑いたくなりますが、大丈夫です。
大きなビニールハウスのような建物が並んでいるところを、進んでいきます。
ビニールハウスの開いていた扉の合間から見えたのは、
たくさんのしいたけの原木
収穫した後だったのか…
残念ながらしいたけは木に生えていませんでしたが、
思いがけずコース上にこんな場所があるとは意外な発見でした。
農業がさかんな島原半島だからこそ、
生産者との距離の近さが感じられます。
ビニールハウスや建物内は私有地なので
むやみに入ったり触れたりすることは控えましょうね。
長い道のりの果てに。流山の上にできたひょうたん池公園でゴール!
林や道路を通り抜けながら進んでいくと
遊歩道などがキレイに整備された広い公園にたどり着きます。
ひょうたん型の池が見えたらゴール!
カモやシラサギ、アヒルなどの鳥たちがお出迎えしてくれました。
公園はだいぶ広く、池と駐車場をはさんだ先にも
芝生の広場や遊戯広場があります。
ここだけでもピクニックや自然散策が楽しめて
ゆっくりできそうです。
九州オルレ島原コースはだいたい4時間ちょっとでゴールできました。
レベルは中級なので、足腰の負荷はなかなか…
運動不足だと筋肉痛になるかもしれません。
駐車場は、スタート地点の島原港は有料、
ゴールのひょうたん池公園駐車場は無料です。
ひょうたん池公園から島原港まではだいたい800mくらいなので、
車で来られる方はひょうたん池公園に車を停めて
島原港へ歩いて行くこともできますよ。
島原港ターミナルまでは「赤赤」のリボンで案内がありますので、
リボンを辿っていってみてくださいね。
オルレを歩いたあとは足湯に浸かってリラックス!
オルレで歩き疲れたあとは、島原港に戻り
足湯(無料)でゆっくり疲れを癒しましょう。
駐車場を挟んだターミナル入口向かいの広場奥にあります。
島原は炭酸泉の温泉地としても有名なので、
近くのホテルシーサイドや南風楼など
日帰り入浴もできるホテルでゆっくり温泉に入るのもいいですね!
足湯には飲泉所もあります。
島原温泉は飲めるので、
備え付けのひしゃくか持参の水筒などを使って
温泉水も飲んでみてください。
オルレのコースを歩き自然に癒され、
歩き疲れた足を温泉で癒す…
この一日で心も身体もきっとリフレッシュできるはず。
九州オルレ島原コース|癒しと健康のアウトドア観光を
前編と後編でお届けした
九州オルレ島原コースのジオトレッキング体験。
島原観光というと島原駅周辺が中心となりますが、
島原コースを歩くという
アクティブなアウトドア観光もできるんです。
ジオパークに認定されている島原半島らしい火山や
火山活動をテーマにした島原オルレは、
普通の観光ではなかなか行かないような
ニッチな場所を訪れることができ、
きっと新たな発見もあるでしょう。
一泊二日で島原に滞在し、
一日目は島原城や城下町散策、
二日目は島原コースを歩いてみるのもおすすめ。
別の機会に長崎県のもう一つのオルレコース
「南島原コース」も歩いてみたいと思います!
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。