SDGsへの取組に注目!長崎県のサステナブルなお店5選!ヴィーガンにもおすすめ
SDGsやエシカル消費*、脱プラスチックという言葉を耳にすることが増えた昨今。
海外には健康や倫理、宗教上などの理由でヴィーガン*やベジタリアンなど、お肉や動物性の食事を摂らない菜食主義の方が多くいます。
最近は日本でも、美容や健康、環境などのために、野菜中心の食生活を取り入れる方や、社会や地球環境に配慮したお店をあえて選ぶ方も増えてきました。
でも、慣れない土地でそうしたお店を探すのは大変。
そこで今回は、長崎県内にはまだまだ少ないですが、菜食主義の方にもおすすめできる飲食店や、健康・環境を意識した取り組みを行っているお店を紹介します。
*エシカル消費(人と社会、地球環境を考慮して作られたものを購入・消費すること)
*ヴィーガン(肉・魚・卵・乳製品など動物性の食材を一切取らない完全菜食主義の方)
掲載日:2022年03月03日
ライター:Miyako
#01 ヴィーガンフレンドリー!観光地に近いNobister(長崎市)
こちらではなんとオーナー自ら畑で野菜を栽培。
お店の看板メニューである「ノビべジスープ」は自家製無農薬野菜をふんだんに使い、動物性のものは一切使っていません。
オーガニック野菜の旨味と自家製の天然塩で味付けしていて、自然のおいしさが身体に染みわたります。
サイドメニューでパンを選ぶと、卵や乳製品、上白糖を使っていない自家製の天然酵母パンのおかわりができるのでオススメ。
お米派の方は玄米菜食の定食もありますよ。
その他、サンドイッチをはじめ、日替わりスープ、ヴィーガンカレー、サラダセットなど、菜食主義の方だけではなく健康志向の方や、野菜をたくさん取りたい方にも喜ばれる豊富なランチメニュー。
お肉やお魚が入ったメニューもあるので好みに合わせて選べるのも嬉しいですね。
夜のバータイムにもヴィーガン用の食事を対応していただけます。
長崎市内に観光で訪れるヴィーガンやベジタリアン、健康志向の方たちの強い味方です。
#02 大村湾を望む予約制エシカルカフェ!カフェアンドグランピングてぃーだ(長崎市)
長崎の中心街から離れた自然豊かな琴海地区にあるカフェレストランのてぃーだ。
グルテンフリー、ローフードの食事やスイーツが専門です。
オーナーご夫婦は、海外や東京に長年住まれた後、故郷の長崎に戻り、2017年にこちらをオープン。
カフェ以外にも環境保全や社会貢献に関するイベント、料理教室などのワークショップ、陶芸教室、地域のマルシェを主催し、アクティブに活動されています。
カフェの二階は宿泊施設になっており、一日一組限定で一泊二食付きの宿泊を受け入れています。
お店には、テラスもあって天気がいい日は大村湾の絶景も!
身体に優しいおいしい食事とともに心と身体を癒す旅の目的地としてもオススメです。
カフェでの食事は、ヴィーガン・グルテンフリーのデザート付きランチ、そしてディナーはリクエストに応じてご用意。
食事の内容は旬のものを使い、季節や日によって変わるので、事前にご確認を。
希望すれば眺めの良いテラスでも食事が頂けます!
フードロスを避けるため前日までの完全予約制となっていますので、ご来店の際はインスタグラムのDMでご予約を。
#03 島原半島で地域と暮らしを紡ぐalieto.(南島原市)
原城観光やイルカウォッチングなどが楽しめる南島原にある「alieto.(ありえと)」。
2020年に県外からご夫婦で移住し、お店の名前は町の名前「有家町」にちなみ、”有家(ありえ)と”ともにという想いを込めて名付けたそう。
敷地内にあった豚舎をオーナー自らDIYで改修し、自然で環境・身体に優しい食品や食材を扱う商店と、菜食をテーマにしたカフェです。
丁寧な暮らしが感じられるお店の優しい落ち着いた雰囲気も心地いい。
今現在も改装を進めており、少しずつ自分たちの手で整え、日々進化しています。
必ず食べたい!「菜食きままランチ」
機会があればぜひ食べてほしいのが、”菜食きままランチ”。
毎月、予約可能な日が限られていて、二日前までの予約が必要です。
ランチは雲仙で伝統野菜・固定種の種どり・栽培を行っている「竹田かたつむり農園」の無農薬野菜を中心としたスープ付きのワンプレート。
長崎県外では珍しい伝統野菜が登場することもしばしば。
動物性のものを一切使わず、添加物なしの自家製調味料を使ったお料理は、野菜そのもののおいしさを味わえます。
お品書き(2枚目)がきちんと添えられているので照らし合わせながら食べる楽しみも。(内容は変わります)
※2024年よりランチは休止中
ランチの予定が合わなくても、卵や上白糖、乳製品を使っていない週替わりのヴィーガンスイーツや喫茶は予約なしでOK。
暮らしや食に関するイベントやワークショップなども行っているので、ぜひインスタグラムもチェックしてみてくださいね。
#04 プラスチックフリーを目指す地域のオーガニック直売所・タネト(雲仙市)
諫早や小浜温泉にも近い千々石町にある「タネト」は知る人ぞ知るオーガニック直売所。
農薬・化学肥料を使っていないオーガニック野菜や古本、雑貨などを販売しています。
東京でオーガニックや食に携わってきたご夫婦が、この地に移住。
もともとあった地域の直売所を新たな路線で2019年にオープンしました。
ここで販売されている野菜等を求めてわざわざ遠方からやって来る方も多い、人気の直売所です。
タネトが目指すのは、敢えて難しい、そしてまだ珍しいプラスチック包装を使わないオーガニック直売所。
米袋をリサイクルしたお買い物袋、新聞紙やバーガーペーパーなどで包装を工夫し、できるだけ環境に優しいものを使ってデザインされた素敵な空間。
乳製品・卵不使用のヴィーガンスイーツも!
手作りのクッキーやマフィンなどスイーツの販売もされており、こちらは乳製品、卵不使用でヴィーガンの方にも嬉しいですね。
種とり野菜やオーガニック、食などについて学べる講座や料理教室、ワークショップなど理解や技術を広める活動も積極的にやられています。
興味・機会があればぜひそちらもご参加を!
#05 脱プラ・エシカル雑貨と喫茶のUpendo(大村市)
大村駅前のアーケード内にある「Upendo」
2021年9月に新しくオープンしました。
以前二階にヴィーガンカフェ「カフェオリビアベジー」があった同じ一画の一階にあります。
オーナーは元英語教師で、開業前には前出のオーガニック直売所「タネト」でも働かれていたそう。
ゼロ・ウェイスト、パッケージフリーを目指して
プラスチック削減を目指し、豆類やパスタ、塩などの量り売りを行っています。
その他、竹歯ブラシやシャンプバー、有機茶など人や環境に優しい商品をセレクトして販売されており、店内でお茶やコーヒーを飲むこともできます。
量り売りは瓶やタッパー、ジップロックなどを持参して必要な分を購入するスタイル。
ゴミも出ず、とってもエコ。
エコバッグの持参より、さらに一歩進んだ取り組みですね。
環境問題は世界的にも大きな問題となっており、未来のこどもたちのために何か行動を起こしたい。
小さな一歩だけれども、お店を通して、訪れた人に自然との共生や環境問題を意識するきっかけになってほしいと考えているオーナー。
お店の名前「Upendo(ウペンド)」とはスワヒリ語で「愛」。
自然と人への愛が感じられる優しい空間です。
ぜひ足を運んでドリンクを飲みながら、自然や環境について考えてみる時間をとるのもいいかもしれません。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。