【夜景とライトアップ】長崎・南山手 夜さんぽ~グラバー園・鍋冠山・大浦天主堂
長崎といえば日本、そして世界でもトップクラスの夜景の美しさを誇る港町。
そして、世界遺産にもなった大浦天主堂やグラバー園のある旧外国人居留地の南山手地区は、観光で訪れる人も多く、長崎市内でも人気の観光エリアです。
昼間は観光客で賑わうこのエリアも、夜になるとお土産店や観光施設も閉まり、とても静か。
長崎の街は歩いて回るとその魅力がよりわかると言われますが、繁華街から少し離れた南山手地区は夜景やライトアップを楽しみながらお散歩するのにおすすめ。
今回は、その南山手地区のナイトウォークにおすすめの、夜景やライトアップが楽しめるコースとスポットを紹介します!
掲載日:2022年01月26日
ライター:Miyako
まずはグラバースカイロードへ!
スタートは路面電車の石橋電停から。
緑色の路線の路面電車に乗って、終着駅・石橋電停で下り、グラバースカイロードへ。
電停から先の角にサインが見えますので案内に沿って進んでください。
グラバースカイロードとは坂の多い長崎ならではの斜行エレベーターのこと。
斜面地に住む方のために設置された生活のためのエレベーターですが、観光客でも利用することができます。
これに乗って一気に5階へ上がっていきましょう。
エレベーターには一定間隔で円窓があり、時折見える景観を眺められるので、斜めに上がっていく様子を体感できます。
なんとエレベーター内の扉の上にある階のサインも斜めになっていますので、実際に乗ったときに確かめてみてください。
橋の上の絶景スポットから夜景を堪能!
斜行エレベーターを下りた広場の先に垂直エレベーターがありますので、さらに上がっていきましょう。
3階で下りるとグラバー園の第二ゲートへ繋がる橋が。
この場所は隠れた夜景スポットなんです。
斜行エレベーターを使うと簡単に来れるのもおすすめポイント。
ここから市街地や長崎港、水辺の森公園、旧香港上海銀行長崎支店記念館、大浦天主堂のライトアップなどが眺められます。
グラバー園は通常18時までの営業ですが、時期によっては夜間営業をしているので、第二ゲートが開いていればこのまま夜のグラバー園を訪れてみるのもいいですね。
稲佐山からの夜景にも負けない!地元民に人気の展望台・鍋冠山公園へ
グラバー園の第二ゲートまで来たら、歩ける方はせっかくなので歩いて鍋冠山公園まで登ってみましょう。
サインに従い、舗装され外灯の灯った細い道を10分ほど登った先に展望台があります。
上り坂はかなり急なので、体力に自信のない方は無理せず、車やタクシーで向かうのもいいでしょう。
無料駐車場もあります。
鍋冠山公園の夜景は、夜景スポットで有名な稲佐山と長崎で1,2を争う美しさ。
稲佐山は観光客に人気ですが、鍋冠山はどちらかというと地元の方に親しまれているスポットです。
長崎港を一望でき、稲佐山の対岸にあるので稲佐山の電波塔ライトアップや世界遺産のジャイアント・カンチレバークレーン、女神大橋のライトアップも楽しめます。
2021年7月からは星座のライトアップ演出も始まったので、時間や時期で色の変わる新しい夜景演出もぜひチェックしてみてくださいね!
まるでラ・ラ・ランドの映画のよう!?大浦展望公園で休憩を
グラバー園の第二ゲートから垂直エレベーターで下り、次は南山手レストハウスの方へ進んでみましょう。
ライトアップされた南山手レストハウスの前にあるのが大浦展望公園です。
外灯で照らされた木々や目の前に広がる美しい夜景、そしてベンチ。
キラキラとした夜景を目の前にベンチでひと休みを。
夜は人通りも少なく静かなので、大切な人と夜景を眺めながら素敵なひと時を過ごすのにピッタリです。
夜景だけではなくこの場の雰囲気のすべてにうっとりしてしまうかも・・・
教会への祈りの道・祈念坂
大浦展望公園を過ぎて進むと、やさしい光に包まれた祈念坂に続きます。
大浦天主堂の裏にある細い路地で、あの遠藤周作も好んで訪れていたという祈念坂。
異国情緒溢れる長崎らしい石畳の坂は旧居留地時代の雰囲気を感じさせてくれます。
昼間の祈念坂の景観が情緒的なのは言うまでもないですが、夜の祈念坂はレンガの壁や石畳が手すりの暖色ライトで照らされて幻想的。
先には長崎港を望みながら、光の階段を下りていくとライトアップされた大浦天主堂に辿り着きます。
大浦天主堂の前に出て、南山手のメインストリートであるグラバー坂を下りたら南山手ナイトウォークのコースはフィニッシュ。
南山手で夜の散歩を楽しもう!
グラバー園や大浦天主堂へ行くのであれば大浦天主堂下の電停で下りて、グラバー坂を登るのが一般的。
しかし、夜景やライトアップを楽しむためにはあえて南山手の裏ルートを通ってみましょう。
夜間景観のライトアップは夜10時に消えてしまうものもあるので、訪れる際は注意してくださいね。
ライトアップは日没から始まるので夕食後に南山手を訪れたり、グラバー園や大浦天主堂を夕方訪れた後、周辺を歩いてみるのもおすすめ!
ちなみに長崎弁で「さるく」とは、ぶらぶら歩くという意味。
ぜひ世界新三大夜景、日本新三大夜景と称される長崎の夜景とライトアップを楽しみに、南山手を、そして長崎のまちをさるいてみませんか。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。