五島列島の小さなオアシス~小値賀へ絶景しま旅リトリート!
大小合わせて152の島々からなる長崎県の五島列島。その中でも17の島々からなる人口約2300人の小値賀(おぢか)町は、心と身体がゆっくり癒される絶景スポットがたくさん!島のほとんどが西海国立公園に指定されています。
今回は、小値賀へしま旅に出掛け、写真を撮りたくなる絶景スポットを紹介します。
掲載日:2021年09月22日
ライター:Miyako
青と白と緑のコントラスト!斑島の「ポットホール」
小値賀町のメインの島である小値賀島から橋で繋がっている斑島(まだらじま)。ここには天然記念物のポットホールと呼ばれる玉石が。天気のいい日は青い海をバックに白い鳥居がとっても映えます!鳥居近くにはテーブルとベンチがあるので、混んでいなければここでゆっくりピクニックランチもいいですね。
玉石は鳥居をくぐった先の岩場にあります。矢印があるのでたどって行きましょう。甌穴(おうけつ)の中にある玉石は竜の目のようにも見え、とても神秘的です。なんと大きさは世界で2位!波が高い日には危険で近付くことができません。岩場が険しく濡れている時もあるので、見学の際はすべらないように気を付けてくださいね。
島々を一望できる「斑島園地」
ポットホールのある斑島に行くなら絶好のビュースポットの斑島園地へもおすすめ。ここからは五島列島や西海の島々が眺められます。水平線に沈む夕陽も美しく、夕方に行くと昼間とはまた違った景色が楽しめます。オーシャンビューにサンセットビュー、青い空と青い海、緑に夕景に…。美しい景観に心が癒されます。
自然の造形美に圧倒!「五両ダキ」
小値賀島の北部にある五両ダキ。小値賀の人気海水浴場「柿の浜海水浴場」からも近く、歩いていくこともできます。火山でできた小値賀には火山口がいくつもあり、その一つがここに。何万年もの海蝕によってできた円形の崖と白い砂浜、緑色の海が美しい景観を作り出しています。溶岩でできた岩々も、草原もあり、座ってゆっくりと自然が織りなす造形美を堪能してみるのも◎
赤い砂浜の「赤浜海岸」
小値賀島の南東にある赤浜海岸。その名のごとく、砂浜が赤い海岸です。赤い砂浜は火山島の特有色なんだとか。五両ダキとともに小値賀が火山で出来た島ということがわかります。海水浴にはあまり適していませんが、この赤い海岸の景観は珍しいので、景色を楽しみにぜひ訪れてみてくださいね。
野崎島に繋がる神社「地ノ神島神社」
小値賀島の東側の海沿いに立つ地ノ神島(ちのこうじま)神社。ここには3本の鳥居が立っており、1本は階段を降りた海岸に。対岸にはほぼ無人島の野崎島が見えます。鳥居から海を隔てた向かいの野崎島には沖ノ神島(おきのこうじま)神社が立っており、この地ノ神島神社から分祀したと言われています。
早朝に行くと、海岸から野崎島と朝日がキレイに見えるので、朝日とともに神社に参拝しに行くのもいいかもしれませんね。
自然に還る島「野崎島の旧野首集落」
潜伏キリシタンの歴史と大自然が存分に体感できる野崎島。ほぼ無人島になったこの島には、約400頭もの野生の鹿が生息しています。アクセスは小値賀島からの町営船のみ。小値賀島から日帰りか、島内唯一の宿泊施設「野崎島自然学塾村」に泊まることもできます。
野崎島自然学塾村の周辺には野首海岸や旧野首教会があり、鹿たちもたくさん。他では見られない光景に心が揺さぶられます。お店も乗り物もない、手つかずの自然と集落の跡が残るこの島で、日常の喧騒から離れ、自然に還ってみませんか。
PickUp
野崎島を訪れるには事前連絡が必要です
日帰り・宿泊ともに7日前までに「おぢかアイランドツーリズム」へご予約ください。
野崎島はほぼ無人島のため、トイレ・休憩等利用できる場所は「自然学塾村」のみです。
旧野首教会見学のみの場合も「日帰り」のご予約(施設使用料1,000円)をお願いしております。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎の魅力を県外や海外の方に知ってもらいたい!
長崎県大村市出身。インバウンドを得意とする旅のコンテンツクリエーター。海外・東京などでの生活を経て、2018年の暮れに長崎にUターン。その後、長崎の歴史や文化を学び直し、その魅力にはまる。個人のSNSやフリーランストラベルライターとしても複数メディアで長崎の魅力を発信中。