お洒落空間で対馬パール、シーグラスの手作り体験!オーシャンビューのホテルには対州馬も!上対馬(かみつしま)で雑貨屋さん巡り
「国境の島」と呼ばれる対馬(つしま)。
下対馬の厳原(いづはら)界隈は、城下町でお店も沢山あり賑やかですが、上対馬にも賑わってる場所や、可愛いお店が色々あるんですよ!
特に、比田勝(ひたかつ)港国際ターミナル周辺には、船の到着と共に海外のお客様で賑わい、その方々をおもてなしするお店が集まっています。
今回は、上対馬の可愛い雑貨屋さん&手作り体験、ご当地グルメ、そして対馬特有の「対州馬(たいしゅうば)」が見れちゃうホテルまで、一気にご紹介いたします!
掲載日:2024年03月18日
ライター:MILK
地元産の真珠で、アクセサリー手作り体験【対馬パール】
対馬は真珠の養殖が盛んです。
対馬産のあこや真珠のアクセサリーが購入できたり、手作り体験もできる、対馬の小さなアクセサリーショップ「Tsushima Pearl(対馬パール)」は、比田勝港国際ターミナルから車で4分程の場所にあります。
「比田勝郵便局」の対面にあるので、分かりやすいと思います。
駐車場はお店の隣に一台分ありますよ。
可愛い店内にワクワクです!
お店の中に入ると、本当にビックリですよ!
こなれた雰囲気の店内には、お洒落な真珠アクセサリーがたくさん並んでいました。
店内に設置されてる家具は、対馬産のヒノキで作られているそうです。
ディスプレイには対馬に流れ着いた流木や、ドライフラワーがあしらわれており、とってもお洒落♪
バロックパールって知ってますか?
このお店で扱っているのは主に「バロックパール」という真ん丸ではない、ひとつひとつ個性的な形をした真珠です。
そのため比較的手に入れやすい価格で、しかも自分オリジナルのアクセサリーを見つけることができちゃうんです!
一級品の真珠は、養殖されているあこや貝のわずか5パーセントあまりなのだそうです。
約半分のあこや貝は養殖期間中に死んでしまうのだとか…
こうしてバロックパールがアクセサリーとして活躍できる場があるって、SDGs的にも大切ですね。
「真珠アクセサリー手作り体験」は、ウェブサイトから予約可能です。
革ブレスレット・キーホルダー・耳飾りと、コースも色々ありどれにするか迷いましたが、私は「革ブレスレット」をチョイスしました。革ひもを選ぶところから楽しい♪
この革ひもは、対馬の山や畑を守るために捕獲されたイノシシやシカの革でできています。
真珠も個性豊かな形のものが揃っていますよ。「ピン!と来たものを選んでくださいね」というお店の方の言葉に従い、「この子だ!」と思った真珠に決めました。
難しい工程はお店の方が手伝ってくれますので、誰でも無事に完成させることができますよ。
オリジナルのブレスレットが完成!
私が選んだ真珠には、「猫ミミ」のような突起がありました。世界にひとつしかないと思うと、とても愛着が湧いてきます。
本物の真珠なので、付けていると気分もアガります!
革ひも部分が二連になっているので、ネックレスにもなり、とってもおススメです!
対馬に行った時にはぜひ、あなただけの真珠アクセサリーを見つけてみてくださいね。
Tsushima Pearl のInstagramはこちら
シーグラスと貝殻で雑貨づくりを楽しもう!【Tsushima Café(ツシマカフェ)】
さて次は、「シーグラスを使った雑貨づくり体験」ができるお店をご紹介します。
「Tsushima Café(ツシマカフェ)」は、比田勝港国際ターミナルから車で2分の青い外壁が目印のお店です。
ここではシーグラス工作の他にも、真珠アクセサリー作りのほか、様々な体験プログラムが用意してあります。
店内には、対馬土産にピッタリの可愛い雑貨が並んでいました。
シーグラスと貝殻を選んだら、青いライトでフレームに定着させます
私は今回、フォトフレーム作りにチャレンジ!
白いフレームに映えるようなシーグラスと貝殻を選んで固定剤を付けた後、青いライトを当ててひとつづつ固めていきます。
やり方のコツはお店の方が優しく教えて下さるので、初心者でも安心して体験することができますよ。
シーグラスや貝殻は全て対馬で取れたもの!一つとして同じ色形のものは無いので、世界にひとつだけのお土産が完成します。
想像していた以上に、いい感じにフォトフレームを仕上げることができました。
体験終了後は、カフェタイムを楽しもう!
久々の「工作タイム」を終えた後は、イチゴシェイクをオーダーして、ホッとひと息!
爽やか&ミルキーなシェイクは、とっても美味しかったです。お店のメニューはテイクアウトもできます。
雑貨づくり体験は、お隣の店「MADO」でもできます
「TSUSHIMA CAFÉ」のお隣に「MADO」というお店があるのですが、この2つは同じ経営者が営んでいますので、「雑貨づくり体験」は、どちらのお店でも可能です。
対馬は韓国語でデマド(対馬島)と読むそうです。
その「マド」と日本語の「窓」をかけて、国境の島である対馬から韓国と日本の架け橋となるような窓口になりたいという想いを込めて「MADO」と名づけられたのだとか。
「Tsushima Café」と「MADO」の間にあるのは「トゥクトゥク」というタイの原動機付三輪自動車で、これを使った観光案内も始まっています。
「MADO」は厳原にもお店を構えられていて、食堂メニューも豊富です。
ランチタイムは同じ並びのお店で「とんちゃん」をいただきます!【MINATO DINNING(みなとダイニング)】
対馬に来たら、食べてみたかった「とんちゃん」!
この料理は上対馬から島内に広まり、対馬のソウルフードとして長年にわたり愛されています。
在日韓国人から伝えられた焼肉料理を、地元の精肉店が日本人好みの味付けにアレンジした料理なのだそうです。
体験プログラムが楽しめるお店のすぐ近くに、「とんちゃん」を提供しているお店「MINATO DINNING(みなとダイニング)」があります。
ここは、地元の新鮮な魚を使用した良心的な価格の「みなと寿司」や、比田勝国際ターミナル内にあるカフェ「MINATO Café」も経営されているお店です。
この日カフェはお休みでしたが、ソフトクリームが美味しいそうですよ♪
いよいよ「とんちゃん」実食!
MINATO DINNING のお洒落な店内に入り、お目当ての「とんちゃん定食」をオーダーすると、美味しそうな匂いと共にボリューム満点のプレートが運ばれてきました。
甘めのタレが豚肉によく馴染み、ご飯が進みます!
「とんちゃん」が伝えられた当時はホルモンを使用していたそうですが、現在は豚肩ロース等を使用し、日本人も食べやすいよう改良されているそうです。
このお店はとんちゃん専門店ではなく、ピザ、ハンバーガー、タコライス、その他定食も揃えてあり、テイクアウトも可能、夜も営業されています。
上対馬で海外旅行気分になれます
MINATO DINNING はデザートメニューも充実していて、あれこれ食べてみたかったのですが、お腹の空きも考えドリンクメニューをいただきました。
「自家製はちみつレモンスカッシュ」は、お腹いっぱいでも爽やかにいただけました。
比田勝港国際ターミナルに船が着いた後、この界隈は外国人観光客で賑わい、まるで日本じゃないような雰囲気になります。
このお店の入り口からは、先程紹介した「TSUSHIMA CAFÉ」や「MADO」も見えています。(写真2枚目)
国道382号の道路沿いにお店が集まっており、共同駐車場やトイレもあるのでアクセスも良く、上対馬観光に訪れたらぜひ立ち寄っていただきたいスポットです!
「対州馬(たいしゅうば)」が観られるホテル、「東横INN比田勝」に宿泊してみた
せっかく上対馬まで来られたのなら、ぜひ上対馬に宿泊されることをオススメします!
私は今回、対州馬(たいしゅうば)がいる「東横INN比田勝」に宿泊してみました。
対州馬は、対馬を中心に飼育されてきた日本在来種の馬で、古墳時代に朝鮮半島より移送され、日本へもたらされたといわれています。
島内外の各施設で観ることができますが、宿泊場所で観られるというのはとてもラッキーですよね♪
対州馬は、他の日本在来種と同様、体高147センチメートル以下のポニーに分類される小柄な馬で、性格がとても温厚なのだそうです。
ホテルには馬舎が併設されていて、天候に応じてホテル前の広場で公開されています。
ホテルの部屋からの景色も最高です!
オーシャンビューの部屋を予約すると、自分の部屋から対馬の青い海の絶景が見えます。
室内も可愛くて快適!そして嬉しいことに、夕食のカレーは無料で提供されています。(利用時間 18:00~20:00)
リゾートホテルの佇まいなのに、シングルの部屋も用意されているので、ビジネスでの利用客も多かったです。
朝食はバイキング形式で、和洋どちらも揃えてありました。
レストランからも対馬の大海原が望め、朝日も見えて、心地よい一日のスタートが切れましたよ。
近くには天然白砂の海水浴場 【三宇田(みうだ)浜海水浴場】
ホテルのすぐ近くに、天然の白い砂浜が美しい「三宇田(みうだ)浜海水浴場」がありますので、お散歩がてらに立ち寄ってみてはいかがでしょう?
ここは、平成8年に「日本の渚・百選」の認定を受けた、対馬でもトップクラス美しさを誇る海水浴場。
天然の白い砂浜は、きめの細かい貝殻成分でできていて、対馬では珍しい砂浜なのだそうです。
ホテルと海水浴場は、こんな感じの距離感です。まるでプライベートビーチですね(笑)
周辺にはペンション、温泉施設「渚の湯」、キャンプ場などが隣接しており、夏を中心に島内外の海水浴客で賑わうスポットなのだとか。
夏の太陽の下での浜の様子も見てみたいなと思いました。
上対馬レポート、いかがでしたか?
国境の島ならではの雰囲気を味わいながら、お洒落で楽しい時間が過ごせますよ。
対馬旅行を計画される際には、ちょっと足を伸ばして、ぜひ上対馬の方まで行ってみてくださいね!
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今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
実際に訪れてみたくなるような「人を動かす写真」をお届け!
「観る観光地」だけでなく「人が写って映える観光地」の提案+美味しい物も♪プロカメラマンならではの視点で、今まで気付かなかったスポットも発掘していきたいです。地域活性化を目指す市民グループ「諫早もりあげガールズ」のメンバー。見知らぬ猫も、エサ無しで惹き寄せる特技アリ。プロフのフルーツバス停の写真は、ゆうちょの全国カレンダーに採用されました。