長崎県内唯一の「くじゃく園」!桜満開の大崎自然公園で、アクティビティ盛りだくさんの川棚(かわたな)を遊び尽くそう!
長崎県東彼杵郡川棚(かわたな)町に、沢山のくじゃくがいる動物園があるのをご存知でしょうか?
川棚町大崎自然公園内にある「くじゃく園」の春は、くじゃくが羽を広げる恋の季節!
生え変わったばかりの美しい羽を広げ、オスがメスにプロポーズする姿が見られるのは、どんな条件の時なのか…?
約2,000本の桜とくじゃくが同時に楽しめる、春の川棚レポートをお届けします。
※写真は昨年3月末頃撮影
掲載日:2024年03月06日
ライター:MILK
大崎自然公園「くじゃく園」は、入場料無料で遊べるテーマパークです!
「くじゃく広場」には、大型遊具が揃っています
赤いロープを張りめぐらせた「ザイルクライミング」や、木の滑り台とジャングルジムを組み合わせた「ウッドステーション」などの大型遊具のそばには、芝生広場もありますので、そこでお弁当を広げ、お花見を楽しみながら子供達を遊ばせることもできます。
公園内にはバッテリーカーもあるんですよ!
園内各所には小動物も!
園内各所にはヤギ、ポニー、リスなどの小動物もいます。
ヤギは桜の木の近くに繋がれているので、花の季節には「桜とヤギ」を一緒に撮ることができますよ。小さなお子さんと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?
写真5枚目に園内マップがありますので、参考にどうぞ。
ピンクのフラミンゴもいます
くじゃくドームのお隣には、フラミンゴがいます。
フカフカの身体を細い一本足で支えて休む姿は、とても興味深いですよね。
フラミンゴに触れることはできませんが、見学通路には金網がないので、撮影しても金網は写り込みません。(通路の柵より中には入らないようご注意ください。)
高いドーム型ケージの中には、約200羽のインドくじゃくが
さて、いよいよお目当ての「くじゃくドーム」をご紹介しますね。
ドーム周辺にも桜が咲いていますよ。
大崎公園に着くと「アオ~ン、ヤオ~ン」という不思議な鳴き声が聞こえると思います。
これはくじゃくの鳴き声!私は猫ちゃんの鳴き声と勘違いしました。
WEBサイトには【「アオ~ン」「ヤオ~ン」という哀調に満ちた鳴き声が、人々の胸に忘れ難い印象を残します。】と記載があります。うん、確かに忘れがたい鳴き声です。
川棚町にくじゃくが来た由来
「なぜ川棚町にくじゃくがいるんだろう?」って気になりませんか?
この由来については、くじゃくドームに設置してある看板に記載してありました。(写真2枚目)
昭和38年10月にインド政府から日印親善のしるしとして10羽のくじゃくが寄贈されたのをきっかけに、この地に自然公園が開設されました。
さらに、昭和50年にも12羽のくじゃくがインド政府から寄贈され、その後くじゃくは順調に増繁殖し、現在は200羽ほどになっているのだそうです。
3月~6月は、くじゃくの恋の季節!
くじゃくといえば、まず羽を広げた姿を思い浮かべますが、この姿は年中見られる訳ではありません。
あれはオスからメスへの求愛行動♡
1月~3月にかけて、目玉模様の羽がニョキニョキ生え始め(写真2枚目)、3月~6月にかけて、オスはメスの周辺で羽を広げて積極的にアピールを始めます。
この様子が実に面白いんです!羽を広げた後は、ターンテーブルに乗ったモデルのように回転して、アピールします。
そして意中のメスを発見すると、その目前でバサバサと音を立てて羽を揺らすんです!
私が見ていたこのオスは、アピールするもメスにプイッとそっぽを向かれてしまい、その後静かに羽をすぼめていました(笑)。
羽を広げた姿を撮影するコツをお教えします!
羽を広げる時期は春~夏前ですが、天候や時間帯を選べば、羽を広げた姿を観られる確率もアップしますよ!
天候は、快晴よりも曇りの方がベター、時間帯は夕方が良いです。
…と言っても私が撮影した日は快晴の夕方でした。その辺はくじゃくの気分にお任せでしょうね。
そして撮影機材的には「なるべく望遠、なるべく解放」で!
解放というのは、F値の値を小さくすることです。
F値を大きくして撮影すると、こんな感じでゲージが写り込んでしまいます。
くじゃくドームは、フラミンゴゲージのように中に入ることはできませんので、ぜひ機材の設定を工夫して撮影してみてくださいね。
ゲージが写り込まない写真が撮れると思います。
公園を出た道路沿いには、大崎自然公園一帯を見渡せる展望所があります
この地の半島一帯を「大崎自然公園」というのですが、くじゃく園を出て坂道を下ったカーブの所に、説明板が設置された展望所があります。
ここからは虚空蔵山(こくうぞうざん)、多良岳、雲仙岳、大村湾などが見渡せます。
人気ロックバンドのプロモーションビデオや、映画「祈り」の撮影地、「バケモノの子」のモデルにもなった片島公園「川棚魚雷発射試験場跡」も見えるんですよ!
入口の足湯は無料!地元のお土産品も豊富な 【大崎温泉 しおさいの湯】
公園でたっぷり遊んだ後は、車で5分の「しおさいの湯」で疲れを癒していくのもいいですね。
入口にある足湯はなんと、無料で入ることができるます!
建物の中に入ると、お土産コーナーがありました。川棚の特産物などお土産にしたいものがいっぱいありましたよ。
川棚ならではのものが買えちゃう!お土産コーナー
今回、くじゃくの形をした可愛い「くじゃくサブレ」と、川棚町の農家さんの「野中のたまご」をゲットしました。
川棚でしか手に入らないものなので、とても良いお土産になりました。
売り場には、他にも面白そうなものが色々ありましたので、お土産探しにちょっと覗いてみてはいかがでしょう?
温泉はオーシャンビューで、美しい景色に心癒されます
お時間がある時には、温泉に浸かっていくと身体の疲れも取れますよ!
大浴場・冷水浴・ドライサウナ・家族風呂など、お風呂の種類も豊富です。
オーシャンビューの源泉掛け流し風呂で、美しい夕日も眺められます。
ミネラルと塩分の豊富な「しおさいの湯」は、塩分のおかげで湯冷めしにくいのもポイントなのだそうです。
しおさいの湯のお隣に 【公共の宿 くじゃく荘】
しおさいの湯のお隣には、「公共の宿 くじゃく荘」がありますので、大崎自然公園でいっぱい遊んで、温泉に入ってそのままお泊りという旅行計画も楽しそうです。
くじゃく荘にも充実のお土産売店や、大村湾を一望する展望浴場、展望露天風呂、家族風呂、サウナなど、お風呂の種類も豊富にあります。
周辺アクティビティも充実しています
くじゃく荘の敷地内にはゲートボール場やテニスコート、プールもありますので、クラブの合宿や子供会行事などにも使えそう。
全室オーシャンビューなので、美しい景色を南国リゾート気分で楽しめます。
周辺アクティビティも充実のラインナップの川棚町、ぜひ一度訪れてみてください。
川棚町観光協会ホームページはこちら
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
実際に訪れてみたくなるような「人を動かす写真」をお届け!
「観る観光地」だけでなく「人が写って映える観光地」の提案+美味しい物も♪プロカメラマンならではの視点で、今まで気付かなかったスポットも発掘していきたいです。地域活性化を目指す市民グループ「諫早もりあげガールズ」のメンバー。見知らぬ猫も、エサ無しで惹き寄せる特技アリ。プロフのフルーツバス停の写真は、ゆうちょの全国カレンダーに採用されました。