2024長崎ランタンフェスティバルのブルーモーメントはどこで迎える?「勝負の30分」の効率的な回り方、お教えします!【新地中華街~銅座川~孔子廟】
幻想的なランタンが街中を彩る、長崎ランタンフェスティバル!
今年は2月9日(金)~25日(日)まで開催されます。
ランフェス(地元民の通称)は、夜はもちろん綺麗ですがブルーモーメント(日没後の夜空が青く撮れる時間)にも素敵な写真が撮れるんですよ。
そこで今回は地元在住のカメラマンMILKが、初めて来られた方にも分かりやすいルートで、会場を巡る方法をお伝えしますね!
掲載日:2024年01月25日
ライター:MILK
干支をモチーフにしたメインオブジェがある 【新地中華街会場(湊公園)】
まずはブルーモーメントを迎えた湊公園の門からご紹介。
「MILKさんの撮る夜景は、どうしてそんなに空が青いの?」と時々聞かれることがあるのですが、答えはカンタン!
それは、青く撮れる時間を選んで夜景撮影をしているからなんです。
「ブルーモーメント」という言葉は、写真好きの方ならご存知かと思いますが、日没後の暗くなり切らない「青い夜空の撮れる時間帯」の事を言います。
今年のランフェスの時期なら、18時頃から30分程続きます。
トップ画像は、12年前に「新地中華街会場(湊公園)」で撮った、ブルーモーメントのメインオブジェです。
その年の干支にちなんで制作されるので、今年は12年ぶりに「龍年」の龍がお目見えです!
天井いっぱいのランタンは、とってもフォトジェニック!
この会場は、ランフェス初めての方にはまず立ち寄っていただきたいスポットです。
天井いっぱいのランタンの写真は、ランフェス風景として有名です。
極彩色の灯で彩られる場内に入ると、異空間に足を踏み入れたような不思議な気持ちになります。
本物の豚の頭の祭壇があるのも、この会場です
豚の頭の強烈なインパクトで有名になった商売繁盛の神様「関聖帝君(三国志の関羽)」の祭壇には、多くに人が並び、お線香を上げてお参りされています。私もお参りを済ませた後にパチリ!
お目当ての出し物がある時には、そのまま会場で撮影!龍踊りを撮ってみた
新地中華街会場広場では、毎日様々な出し物が開催されます。
お目当ての演目がブルーモーメントに重なった場合には、ぜひ会場内に留まり演目の撮影に専念してみては。
青い夜空に舞う龍のショットは、きっと長崎旅行の良い思い出となるでしょう。
湊公園の対面にある 【新地中華街】 ~湊公園より徒歩10秒
新地中華街は、湊公園から道路ひとつ挟んだところにあるので、オブジェその他のフォトジェニックなブルーモーメント撮影が済んだら、次は「新地中華街」の撮影に行ってみましょう!
大きく「長崎新地中華街」と書かれた、中華街南門(朱雀)の奥には、ひしめくように赤いランタンが並んでいて、「あそこは一体どうなっているんだろう?」と、ワクワクしますよ!
青い夜空に真紅のランタンが映えます!
中華街に入ると、そこは真紅のトンネルになっていて、まるで異国に旅したような気持ちになります。
通りの両脇には、エキゾチックなお土産品や、美味しそうな屋台が並びます。
ランフェスならではの味わい!中華グルメの食べ歩きを楽しもう!
中華グルメの「食べ歩き」もランフェスの醍醐味!
寒い時期のイベントですので、あつあつほかほかの中華グルメを歩きながら頬張ると、心も体も芯からあったまりますよ!
これらの屋台は、新地中華街会場(湊公園)内にもズラリと並んでいますので、どうぞお試しあれ!
ピンクのランタンが観られるのはココだけ! 【銅座川】 ~中華街南門より徒歩2分
真紅のランタンで彩られた中華街の通路を抜けて中華街北門(玄武)に到着すると、銅座川にかかる、ほんわり可愛いピンクのランタンに出会えます。
ブルーモーメントの青も、まだ大丈夫です!
新地橋の中央には巨大なオブジェが
川の両岸はピンクのランタンで繋がれ、水面にはランタンが写り込み、そのリフレクションがとても綺麗!
新地橋の中央には、巨大オブジェが飾られています。ここまで来ると、ひしめくような人ごみから解放されますので、自分のペースでゆっくり撮影が楽しめると思います。
だいたいこの辺で、ブルーモーメント終了時間となります。
ここでも龍に出会うことが!
「貴重な30分」の撮影を終え、中華街でゲットした点心をのんびり新地橋あたりで食べていたら、いきなり群衆のどよめきと銅鑼の音が…龍踊りの龍が現れました!
イベント会場内では近くで観ることが難しいので、とっても得した気分になりました。
アーケード内にもたくさんのランタン飾り 【浜んまち会場】 ~中華街北門より徒歩3分
中華街から眼鏡橋方面へそのまま直進すると「浜んまち会場」へと抜けられます。
このアーケードを通って、その他の会場にも行くことができますよ。
通りの中央にはたくさんのランタンオブジェが並び、撮影スポットにもなっています。
ランフェス期間中の週末は、多数の店舗が営業時間を午後9時まで延長しますので、ランタンを満喫しながらお買い物もゆっくりと楽しめます。
中華街方面と逆方向を目指すプランもあります 【孔子廟】 ~新地中華街会場より徒歩10分
「新地中華街会場」から徒歩10分の位置に、「孔子廟会場」がありますので、中華街方面には行かず、逆方向の孔子廟に「勝負の30分」をかけるプランもご紹介しますね!
孔子廟に入るには入場料が必要となりますが、ランフェス期間中は毎日「中国変面(へんめん)ショー」が観覧できますよ!
建物の随所に壮麗な伝統美を凝らした、日本で唯一の本格的中国様式の霊廟である孔子廟。
青い夜空に美しく映えています。
大成殿(正面の建物)の奥に続いているのが博物館の建物で、2階フロアが「中国歴代博物館」、3階フロアが「長崎孔子廟史料館」です。
この広場で、中国変面ショーが披露されます。
期間中「中国変面ショー」は毎日開催されています!
変面とは、中国四川の川劇に属し、お面が瞬時に変わる伝統芸能です。
なんと、その仕掛けは中国の国家機密。
私は撮影のために間近で観たことがあるのですが、その仕掛けは全く分かりませんでした。大変見事な伝統芸能です。
皆さんもぜひこの機会に、異国情緒あふれる「中国変面ショー」をご覧ください。
ブルーモーメントは過ぎても、ランフェスの夜はまだまだ続きます
青い夜空とランタンの共演、いかがでしたか?
特別な時間帯にのみ撮れる写真をしっかり押さえた後は、22時まで点灯されるランフェスの光の饗宴を思う存分楽しんでいってくださいね!
このブルーモーメントの記事が、【30分以内で巡れる会場の位置関係】を把握するのに、お役に立てると嬉しいです。
次回は「中央公園会場周辺編」をお送りいたします。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
実際に訪れてみたくなるような「人を動かす写真」をお届け!
「観る観光地」だけでなく「人が写って映える観光地」の提案+美味しい物も♪プロカメラマンならではの視点で、今まで気付かなかったスポットも発掘していきたいです。地域活性化を目指す市民グループ「諫早もりあげガールズ」のメンバー。見知らぬ猫も、エサ無しで惹き寄せる特技アリ。プロフのフルーツバス停の写真は、ゆうちょの全国カレンダーに採用されました。