「ふたつ星４０４７」佐賀⇒長崎 有明海コース乗車レポ｜魅力的なスポットが盛りだくさん！

「ふたつ星４０４７」は、全車指定席の3両編成です。
真ん中の２号車は共用スペースのため、指定席があるのは１号車と３号車のみとなっています。

ホームの足元には、ちゃんと列車名が記載されたプレートがありますので、そこで列車の到着を待ちましょう。
 

憧れの「ふたつ星４０４７」の車内に乗り込んだら、まずやっておきたいことは皆さん同じです…
なるべく人が写り込まない車内画像を撮っておきたいですよね。

列車が到着してドアが開いた瞬間から、乗客の方々は車内の撮影に大忙し！
「乗客総カメラマン状態」です。

列車に乗り込んで最初のイベントかもしれません。

車内撮影会の後は、車内販売品の購入のため、2号車の「ラウンジ４０」に人々が集まりはじめます。
ほとんどの商品は予約不要で購入できますが、「特製ふたつ星弁当」「４０４７弁当」（有明海コースでのみ販売）と、「長崎スフレ」（大村湾コースでのみ販売）は事前予約が必要となりますのでご注意を。

お弁当のお渡しは江北駅発車後（10:50頃）から２号車「ラウンジ４０」にて行われます。

「ふたつ星４０４７」のオリジナル弁当は、武雄温泉駅にある「カイロ堂」が手掛けたもの。
二段重ねの「特製ふたつ星弁当」はオリジナルのミニ風呂敷で包んであるので、食べた後はお土産に持ち帰れますよ！

長崎スフレの詳細は、大村湾コース編の記事をご覧ください。
 

武雄温泉駅の観光案内所で、佐賀に来たらまず何を食べるのが良いかたずねると「少々お値段張りますが、『佐賀牛』がおススメです！」とのこと。
今回私が予約した「特製ふたつ星弁当」は、有明海の海苔と佐賀牛をふんだんに使用した贅沢なお弁当とのことで、ワクワクしながら食べてみると期待を裏切らない美味しさでした♪

佐賀牛のお弁当は「一食の価値アリ」です！
二人で旅するなら、「特製ふたつ星弁当」と「４０４７弁当」を一個ずつ購入してシェアすれば、どちらの弁当も楽しめますよね。

ちなみに「４０４７弁当」は、すき焼き風に味付けされた佐賀牛が楽しめる、一段ののり弁当となっています。

一人旅なら、「特製ふたつ星弁当」がおすすめです。

ふたつ星に乗ったら、この「ふたつ星うれしの冷茶」の鮮やかな緑色と、光る青い海と、窓の星形エンブレムを一緒に撮ってみたいな…と、憧れていました。

佐賀県嬉野市で四代続く茶農家「副島園」のうれしの茶です。
品種は天然玉露と謳われる 「あさつゆ」。「ふたつ星 ４０４７」専用茶畑で収穫した茶葉のみを使用しているそうですよ。

カラフルなアイスバーは、雲仙市小浜町にあるアイスソルベ専門店「アール・サンク・ファミーユ（ R CINQ FAMILLE ）」のものです。
「アイスソルベ」という言葉は、オーナーパティシエの松尾さんが作られた造語だそう。

時期によってふたつ星オリジナルの様々なアイスソルベが登場します。
さっぱりとした果物系もあれば、ケーキのようなアイスソルベもあり、お客さまに人気なのだとか。

原材料は島原半島の農家さんが作られた果物や野菜を使用されているそうです。
私はリンゴ・パイン・レモン・ライムなどのフルーツベースの爽やかな「BLUE」をチョイス！
ふたつの星が可愛いですね☆☆

「ラウンジ４０」のカウンター周辺には、ふたつ星グッズやお土産が多数販売されています。

お弁当などの受け取りを待っている間に、自然とこのお土産に手が伸びてしまいます。
手頃な価格のものが多いので、ついつい買いたくなりますよね。

乗車記念スタンプは、２種類設置してあります。
「重ね押しスタンプ」は、黄色⇒青色⇒黒のスタンプを順番に重ねて押すことで、一つの絵が完成する仕組み。
絵が完成するまでの過程が面白かったですよ。

もうひとつは、黒の縦長楕円形のスタンプ。
どちらも台紙が用意されています。（台紙はそれぞれ、一人一枚まで）

誕生日月の前後一ヵ月のお客さまには、オリジナルステッカーのプレゼントがあります☆
ステッカーを付けていると、いろんな方からお祝いしてもらえるんですよ♪
該当する方は、客室乗務員にお声かけください。

大切な方のお誕生日の記念に、乗車プランを考えるのもいいかもしれませんね。

ふたつ星乗車中には、美味しいものを食べたり、車窓の景色に心惹かれたり、停車駅で感動のおもてなしを受けたり…様々なイベントを体験できます。

その時に撮影した画像を、iPhoneのエアドロップ機能を利用して客室乗務員に渡すと、旅の最後に「ラウンジ４０」の大きなスクリーンに映し出してもらえます。
楽しかった旅の思い出を、最後にもう一度振り返る…素敵な旅のしめくくりです。

武雄温泉駅を出発して最初に停車する「江北駅」では、地元の方が「ふたつ星４０４７」の大きな横断幕でお出迎えをしてくださいます。

列車と一緒に記念撮影ができるように幕を構え、手旗も持たせてくれるので、楽しい旅の思い出の一枚を撮る事ができますよ。
ホームでは地域の特産品販売もあります。

肥前浜駅はレトロな駅舎が素敵な駅。
肥前浜駅近くの肥前浜宿は、昔から酒造りが盛んなのだそうです。

そのため肥前浜駅には、駅舎に併設した日本酒バー「HAMA BAR」という、とってもお洒落なお店があるんですよ♪
ふたつ星停車中には、「HAMA BAR」のスタッフさんがお店の外に出て「地酒の飲み比べセット」などを販売しています。
特別純米酒・純米吟醸・純米大吟醸の３種類に、クリームチーズ粕漬のつまみが付いたセットが1,000円でいただけます。

お酒に合うおつまみも各種揃えてありますので、リッチな昼呑みを楽しんでみてはいかがでしょう？

この日は、ホームで鹿島市のイメージキャラクター「かし丸くん」がお出迎えしてくれました。

祐徳稲荷神社をイメージした「狐」と特産品の「みかん」を合体したかぶりものを被り、「むつごろう」のポシェットを付けていました。

記念撮影にも快く応じてくれましたよ！

“良”いことが“多”い駅「多良駅」には「幸せの鐘」が設置されています。
旅の記念に鳴らしてみましょう♪

「太良町」は「月の引力が見える町」として有名ですが、日本一を誇る潮の干満差は最大6m以上なのだそうです。
大魚神社の海中鳥居のパネルが設置してあり、また改めて訪れてみたいな…という気持ちになりました。

「お写真撮ります」という札をかけた被り物をした方がいたので、「一緒に撮ってください！」とお願いしたら…
お客さんと列車を撮る係の方だったそうですが、みかんの被り物が可愛かったので、記念に一緒に撮ってもらいました。

売店にいた方は「カニの被り物」をかぶっており、「被り物」が多良駅の名物っぽくなっていました。

多良駅発車後から約20分間、「ラウンジ４０」を貸し切って「佐賀海苔試食体験」が開催されます。

まず動画で佐賀海苔について勉強をして、一旦小長井駅で停車休憩をはさみ、再開後に「試食体験」が行われます。
元海苔漁師が厳選した初摘み海苔だけを使用した「有明の風」のプレミアム焼きのりを、ご飯・チーズ・笹かまぼこに巻いて試食します。

まずは海苔のみ口に含むのですが、その芳醇な旨みに驚かされました。

小長井駅は有明海に面した無人駅。
2022年夏、小長井駅が「青春18きっぷ」のPRポスターに採用されました。
全国の主要駅に掲示されたので、小長井駅をご存知の方も多いのではないでしょうか？

線路のすぐそばに海が広がっており、天気の良い日にはホームから雲仙普賢岳を望むことができます。

2022年9月23日、「ふたつ星４０４７」開業日に小長井駅で開催されたセレモニーの様子です。
この日は地元小長井中学校の生徒さん達による心尽くしのおもてなしが行われました。
ホームには「青春18きっぷ」のPRポスターも飾られています。

小長井中学校の生徒さん扮する「フルーツレンジャー」も登場！乗客との記念撮影に応じていました。
小長井と言えば、「フルーツバス停」！その印象的なアピールになっていますね。

このフルーツレンジャー達は時折、「ふたつ星４０４７」のおもてなしに参加されているそうです。
もしも出会えたらラッキー！

今回「ふたつ星４０４７」の大村湾コース・有明海コースに乗車してみて、停車駅で地元の方々のおもてなしを受け、沿線に点在している名所を知り、たくさんの魅力に気付くことができました。

「ふたつ星４０４７」に乗車して沿線情報を知ったら、今度はそのスポットめがけて行きたくなりますよね。
「また行きたくなる」きっかけを作ってくれる観光列車です。

皆さんもぜひ「ふたつ星４０４７」に乗車してみてください！