【伊王島】さるくちゃんの旅|マンホール型案内版で観光ナビゲート!制作イラストレーターとめぐってみた♪(前編)
長崎市のリゾートアイランド、伊王島町内に「長崎さるく」イメージキャラクターの「さるくちゃん」が描かれた、かわいいマンホール型の「埋込式案内板」が設置されてるのをご存知でしょうか?
案内板は全部で16基!
今回は作画を担当されたイラストレーターさんと一緒にデザインプレートが描かれたマンホールの場所を探しながら、イラストのポイントを尋ね、伊王島観光を楽しんでみました。
掲載日:2022年07月01日
ライター:MILK
【#01 総合案内】スタート地点はインフォメーションセンター!スポット一覧台帳をゲットしよう!
まずは総合案内所である「伊王島クラブハウス(インフォメーションセンター)」に
行ってみましょう。
イラストレーターさんには、今回撮影モデルも務めていただきました。
正面案内板の真下に埋め込まれたプレートには、
伊王島全体の地図と「さるくちゃんのプレートをさがせ!」のメッセージが…
レンタサイクルもありますので、
島内サイクリングも兼ねて利用してみるのもいいですね。
PickUp
#01 インフォメーションセンター
設置プレートには全て、QRコードが付いていて、ここではスポット一覧の台帳がゲットできます。
【#02 伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソル】バナナボートに乗るさるくちゃん
総合案内所から海岸沿いを北上し、
海水浴場で二枚目のさるくちゃんプレートを発見!
スワイプすると周辺の様子がわかりますので、
探すときの参考にされてくださいね。
ただし自分で発見する楽しみを味わいたい方は、【閲覧注意】です。
これから巡る案内板も、ヒントは全て画像の後ろに潜ませていますので、
探せずに困った時は、スワイプしてみてください。
(#02以降のQRコードの入った画像は、読み取れないよう加工してあります)
プレートのQRコードを読み取ると、観光案内の説明文が開きます。
「コスタ・デル・ソル」って何だろう?と思っていましたが、
この観光案内により、スペイン語で「太陽の海岸」という意味だとわかりました。(3枚目)
PickUp
#02 伊王島海水浴場 コスタ・デル・ソル
バナナボートに乗るさるくちゃん
マリンアクティビティーを楽しもう!
コスタ・デル・ソルは、シーズン中の海水浴はもちろん
マリンアクティビティーが楽しめます。
ガイドが操縦するマリンジェットにトーイング(けん引)される
チューブの遊具も充実しています。
【海の家「OBACOBA」(オバコバ)】
今日のランチは、スカイブルーの店舗が可愛い、
海の家「OBACOBA」(オバコバ)。
「OBACOBA」とは、「大きな波、小さな波」
という意味だそうです。
海の家らしく、カレーやうどんもあって美味しそうでしたが、
今回はお洒落なホットドックと、
トロピカルなソフトドリンクをオーダー
カリッとフワッとのホットドックは、
ソーセージもジューシーで本格的なお味!
果肉入りグラデーションサイダーを飲みながら海を眺めて…
リゾート気分満喫です!
【 #03 伊王島灯台公園下】灯台を背景に、クルーザーに乗ったさるくちゃん
海岸沿いにそのまま北上は出来ないので、
少し逆戻りして本道に入り、
次は伊王島灯台を目指します。
3基目の案内板は、灯台に向かう交差点に、
突如として現れるので、”見落とし注意”です。
目印は、「灯台入口」バス停と番所谷看板と伊王島ヘルシーウォーク看板です。
PickUp
#03 伊王島灯台公園下
灯台を背景に、クルーザーに乗ったさるくちゃん
【#04 夕陽ヶ丘展望所】軍艦島や高島が見える展望所で望遠鏡をのぞくさるくちゃん
番所谷から直進すると「夕陽ヶ丘展望所」に到着!
ここから先は、観光スポット満載ですので、
自転車で来られた方は駐輪場に停めて、
歩いて散策してみましょう。
PickUp
#04 夕陽ヶ丘展望所
軍艦島や高島が見える展望所で望遠鏡をのぞくさるくちゃん
展望所に設置されている望遠鏡は、
無料開放されていますので、
さるくちゃんのように覗いてみましょう。
島の細かい建物の様子等も、手に取るようにわかりますよ。
ここからの夕陽の眺めは最高なのだとか…
今度は夕陽の時間に訪れてみたいなと思いました。
【#05 幸せのブランコ】ブランコに乗るさるくちゃん
夕陽ヶ丘展望所の隣には
「MISAKI CAFÉ(岬カフェ)」があります。
カフェに向かう道沿いに、
ブランコに乗るさるくちゃんプレートを発見!
PickUp
#05 幸せのブランコ
ブランコに乗るさるくちゃん
岬カフェにはブランコがありますので、
ぜひ乗ってみてください。
ブランコに乗ってのんびり眺める灯台の景色は最高!
インスタ映え間違いナシの絶景フォトスポットです。
【#06 伊王島灯台】夜の灯台でほうきに乗って飛ぶさるくちゃん
岬カフェから灯台へは、一本の散策路が伸びていて、
素晴らしい景色。
「灯台の夜空を、魔法使いのように飛ぶさるくちゃんプレート」は、
その道の途中にありました。
ちょうど「砲台跡」の横辺り
飾り舗道の切れ目部分にあります。
PickUp
#06 伊王島灯台
夜の灯台でほうきに乗って飛ぶさるくちゃん
【伊王島灯台】江戸条約によって、全国8か所に設置された灯台のひとつ
伊王島灯台は江戸条約(1866年)によって
全国8か所に設置された灯台のひとつで、
日本で初めての鉄造六角形の洋式灯台。
明治4年(1871)に本点灯しました。
長崎港の出入口で、見張台や砲台とともに要塞地帯として、
重要な役割を果たしていました。
2012年に公開された高倉健さん最後の主演作品、映画「あなたへ」や、
アニメ「色づく世界の明日から」でもこの灯台が登場しています。
伊王島には、珍しい植物が沢山自生していますので、
それらを観察しながら散策するのも楽しいです。
5月~9月には、ウチワサボテンの花が、
灯台からの眺めに花を添えてくれますよ。
市指定の天然記念物、世界の珍奇植物「キイレツチトリモチ」の群生は、
11月~2月頃まで観察できます。
【#07 灯台記念館】記念館、灯台、赤い花が咲いているところまで同じなのに感動!
灯台記念館のプレートのさるくちゃんは、
おヒゲを生やしていますね~。
これは、伊王島灯台と記念館を設計した
明治時代の英国紳士ブラントン氏を
モデルにしているからなのだそうです。
PickUp
#07 灯台記念館
記念館、灯台、赤い花が咲いているところまで同じなのに感動!
【灯台記念館】我が国初の洋風無筋コンクリート造の建物
この建物は明治10年に我が国初の無筋コンクリート造りの
吏員退息所として建設され、昭和46年の伊王島灯台自動化に伴い無人となりました。
現在は伊王島灯台記念館として開館し、伊王島灯台等の歴史を紹介しています。
島の北端に、こんなお洒落な洋館が存続していることに驚きました。(県指定有形文化財)
【 #08 真鼻台場跡地】フェートン号を背景に、長崎奉行の格好をしたさるくちゃん
真鼻台場は、フェートン号事件があった直後の文化6年(1809年)に
新台場として築かれた佐賀藩の五台場の一つです。
「フェートン号事件」とは、イギリスの軍艦フェートン号が、
オランダ船を捕獲するため、長崎港に侵入した事件です。
このときフェートン号は、オランダ国旗を掲げて侵入し、
オランダ船と思い込み出迎えた出島のオランダ商館員2名が
人質として捕らえられ、燃料や食料等を要求しました。
最終的に奉行所・オランダ商館は要求をのみ、
人質が釈放されたものの長崎奉行は責任を取って割腹…
その後、国の治安を守るために、この台場は築かれたそうです。
ここまででちょうど設置してある案内板の
半分の数を巡りました。
PickUp
#08 真鼻台場跡地
フェートン号を背景に、長崎奉行の格好をしたさるくちゃん
【伊王島展望台】伊王島の最北端絶壁の上に立つ展望台
真鼻台場は、現在の伊王島展望台の位置にありました。
展望台の下に台場の石垣の石が残ってるそうです。
こうした歴史を感じながら海を眺めると、
また違った景色が見えてきますね。
イラストレーターさんに作画の根拠を伺いながら
伊王島を巡っていくと、
ただのリゾートだけではない、
伊王島の歴史的背景が見えてきました。
案内板を巡る旅・オリジナルマップ
これは、同行イラストレーターさんが、
「案内板を巡る旅」を解り易く図解したMAPです♪
どうぞ「巡る旅」の参考にされてくださいね!
※拡大して見たい方は、PDFをご覧ください。
実際に巡った人にしか解らないポイント解説満載のMAPです。
残りの8基のプレートについては、
後編にてご紹介しますね。
▼後編はこちらから
想像以上に歴史的史実に溢れた伊王島…
リゾートだけではない伊王島の魅力を是非、体感してみてください!
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
実際に訪れてみたくなるような「人を動かす写真」をお届け!
「観る観光地」だけでなく「人が写って映える観光地」の提案+美味しい物も♪プロカメラマンならではの視点で、今まで気付かなかったスポットも発掘していきたいです。地域活性化を目指す市民グループ「諫早もりあげガールズ」のメンバー。見知らぬ猫も、エサ無しで惹き寄せる特技アリ。プロフのフルーツバス停の写真は、ゆうちょの全国カレンダーに採用されました。