【佐世保】五蔵池ーまるで絵画のような「幻の池」と九十九島の絶景スポット探訪
かつて軍港の町として栄えた佐世保市には写真好きが魅了される景色がたくさんあります。
佐世保の代表的な景観である九十九島を望む絶景や、知る人ぞ知る秘境をご紹介します。
掲載日:2021年12月28日
ライター:まっつん
日本本土最西端の地!見晴らし抜群の公園
佐世保市街地からは離れていますが、今回はここ「日本本土最西端の地」のモニュメントがある神崎鼻公園からスタートです。
平成元年の測定の後、正式に本土最西端の地として認定されました。
深夜・早朝には釣り人が集まる釣りスポットでもあり、昼間にはピクニックやウォーキングに訪れる方もちらほら。
無料駐車場やトイレがあり、きれいに整備されているため家族や女性の利用も安心できます。
日中はそれほど人も多くないため、お一人様でゆっくり過ごすのにも良い場所です。
澄み切った青空を心行くまで堪能し、次へ行きましょう!
佐世保の新しい九十九島観光スポット♪
佐世保市街地を目指し車を走らせ、次に向かうは「九十九島観光公園」です。
令和3年3月28日に一般利用がスタートした新しい公園。
広大な芝生広場と九十九島のパノラマビューはこれまでにない爽快感です。
フォトスポットも設置されており、新たな九十九島の景観スポットとして注目を集めています。
敷地の使用許可を得ることで屋外ヨガなどイベント会場として活用することも出来るそうで、今後楽しみ方が増えそうですね。
相浦富士もしっかり見える!
さて、そのまま奥へ進んでみましょう。
少し走ると「丸出山堡塁」という文字が見えてきます。
細い道を進み、整備された駐車場はありませんが、ここからも九十九島を望むことができるんです。
かつて、佐世保軍港の築造に伴い佐世保港周辺に設置された要塞、現在も当時の姿を残す砲台跡からは「相浦富士」と名高い愛宕山も、きれいに見ることができます。
近年、周囲の森を切り開き景観の良さを活かす整備が進められており、砲台跡としてだけでなく九十九島の景観スポットとしても人気が出そうな場所です。
戦時へ思いを馳せる砲台跡
更に奥へ進むと、人里離れた場所にひっそりと残っていたのが「小首堡塁」です。
九十九島の景観は望めませんが、丸出山まで来たのであればちょっと足を伸ばして寄ってみるのもいいかもしれません。
駐車スペースこそありますが、道中は細く急な道ですので、お気を付けください。
車を停めて少し歩くと小首堡塁の門柱が出迎えてくれます。
陽光が差し込む中佇む門柱に、どことなく張り詰めた空気を感じます。
ここは丸出山堡塁と同じく、佐世保軍港の防衛目的で設置された砲台・堡塁の一つです。
眺めというよりもノスタルジックな雰囲気を感じることができる場所ですね。
雨の後に現れる幻の池!?
さぁ!満を持して佐世保が誇る秘境へ到着です。
アキニレの群生地として有名な、ここ五蔵岳森林公園ですが、雨が降った後にだけ現れる池があるんです。
それが「五蔵池」と呼ばれています。
普段は木々が繁り自然を満喫できる森林公園。
木々が生えそろい、すこし地面が凸凹してるかなぁといった場所ですが、雨が降ると幻想的な世界が広がります。
ただし、雨量が少ないと池にはならず、反対に多いと茶色く濁ってしまいきれいな池には見えません。
ここが幻と言われる所以ですね。
見られる期間も限られるうえ、風の具合でも見映えが変化する場所ですが、ぜひ一度は見てみたい絶景です。
道中は雨が降った後だと滑りやすく道も細いため、行かれる際はご注意下さい。
また、ガッツリ写真を撮りたい方は、長靴(長めのもの)があるといいですよ。
今回訪れた場所
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
贅沢なひとり時間を過ごせるスポットをご紹介します!
長崎で生まれ、育ち、働く、生粋の長崎男児です。ライター初挑戦なので、温かい目で見守ってください!ひとり時間とワクワクすることが好きなので、落ち着けるお店や長崎の知られざる魅力、旬の風景などを発信していければと思います。 見た人が周りに話したくなる…そんな記事を書けるよう頑張ります!