【車なしでOK!】路面電車だけでめぐる長崎の定番観光スポットまとめ!
ギュギュッとコンパクトにまとまった長崎市。そんな長崎の街を観光するなら、路面電車がおすすめ!
「路面電車一日乗車券」を使えば、慣れない道を運転する不安や駐車場代も気にせず、のんびりと観光を楽しむことができますよ。
今回は路面電車でめぐる長崎の定番観光スポットをまとめてご紹介します!
免許なし、自家用車やレンタカーいらずでまわれちゃう長崎観光へ行ってみませんか?
掲載日:2023年01月27日
ライター:ことぐらし
車なしでも大丈夫!路面電車だけでめぐる長崎観光♪
長崎観光には路面電車がおすすめ!
なぜかというと…長崎の道は狭く交通量が多いので運転が大変なんです。
慣れないレンタカーの運転だとなおさら!
車だと、渋滞に巻き込まれたり、パーキングを探したり…何かと時間もかかるんですよね。
その点、市民の足ともなっている長崎の路面電車はひっきりなしにやってきます
(4系統あり、それぞれ5分から10分間隔なので、体感は待たずに乗れちゃう感覚)。
もし間違えて乗りすごした場合も、電停(路面電車の停留所のこと)間の距離が近く、歩いて戻れちゃうのも旅行者にとって助かるポイントです。
県外から来た方が「この距離で駅があるの!?」とあまりの間隔の近さにびっくりしていました。
まずは路面電車の「一日乗車券」をゲット!
路面電車で長崎観光するなら「電車一日乗車券」がお得でおすすめ。
600円で乗り放題なので、観光スポットめぐりにはぴったり。
モバイル乗車券なら 24時間乗車券(利用開始後24時間有効)も便利です。
このパスを運転手さんに見せるだけで乗ることができますよ。
ただし、こちらの一日乗車券、路面電車内での販売はありませんので注意!
観光案内所やホテルのフロントなど、市内各所の販売所で購入できます。
おでかけアプリ「My Route」や「STLOCAL」でもモバイルチケットで購入可能◎
一番わかりやすい販売場所は、JR長崎駅構内にある長崎市総合観光案内所。
観光案内のパンフレットなどもたくさん揃っているので、購入ついでにチェックしてみて。
案内のスタッフさんもいるので、気になる情報を教えてもらうこともできます。
一日乗車券をゲットしたら、いよいよ電車旅のスタート!
①【電停名:石橋】本格的な中国建築「孔子廟」&「オランダ坂」
長崎といえば、グラバー園や平和公園などメジャーな観光スポットがたくさんありますが…
まず、ご紹介したいのは「孔子廟(こうしびょう)」!
長崎孔子廟は、論語で知られる儒学の祖、孔子を祀っている日本で唯一の中国様式の霊廟です。
1893年(明治26年)に、清国政府と華僑が協力して建立したもので本格的な中国の建物は、見応え十分。
孔子の弟子たちを石像にした「七十二賢人」がずらーっと並ぶ様子は圧巻です。
敷地内にある中国歴代博物館も、貴重なコレクションが展示されており、かっこいいデジタル展示(デジタル展示のみ撮影可)などもあるので、ぜひ博物館も訪問してみて!
個人的に感動したのは、中国様式の建物越しに瓦の洋館群(東山手の洋館「地球館」)が見えるところ。
和洋折衷、文化がちゃんぽんしていた「長崎らしい風景」を目の当たりにできますよ。
また孔子廟では、大人気の変面ショーも見られるのでタイミングが合う方はぜひ。
孔子廟のすぐ裏にはオランダ坂もあるので、歴史を感じる石畳も見ていってくださいね。
② 【電停名:大浦天主堂】洋風の庭園と建物がみどころ「グラバー園」&「大浦天主堂」
続いては、長崎といえば!グラバー園にやってきました。
長崎市南山手の丘から望む長崎港と街並みは、まるで絵画のような風景。
長崎らしい美しい街並みをぜひ楽しんでくださいね。敷地内には季節ごとの花や、和と洋が組み合わさった庭園などがあり、散策がとっても楽しいんです。
グラバー園内の喫茶店「自由亭喫茶室」も忘れず訪れてみて。
趣のある雰囲気の中、長崎の街並みを眺めながらひと休憩。
カステラやダッチコーヒーなど長崎らしい喫茶メニューをいただくことができます。
大人気の紫陽花ゼリーソーダはしゅわしゅわで、透きとおった色の重なりがとても美しい…。
見惚れてしまいます。
(詳しくは個人サイト「ことぐらし」で!)
グラバー園の隣には、大浦天主堂もあるので、ステンドグラスや建築をじっくり見て回るのもおすすめです。
③【電停名:新地中華街】中華グルメの食べ歩きが楽しい「新地中華街」
次に訪れたのは、長崎新地中華街!
本格的な中華料理を提供するお店にくわえ、通年食べ歩きのできるお店が何軒もあるので、ぷら〜っと歩いて楽しむのがおすすめ!
全国の他の中華街と比べると規模は小さいけれど、それゆえに「どこのお店が美味しいか」下調べしなくても当たるので楽なんです。
行列のできているお店、店内が繁盛しているお店は美味しいグルメを提供してくれますよ!
こちら、ランタンフェスティバルの食べ歩きの記事ですが↓
期間中以外も食べることができるグルメをたくさん紹介していますので、この記事も参考に中華街を楽しんでみてくださいね♪
ランフェス期間中は、頭上を赤いランタンが埋め尽くし、とっても綺麗ですよ。
ライトアップされた夜の中華街もさることながら、昼間の日光に照らされたキラキラのランタンも見逃せません!
④【電停名:めがね橋】定番スポットでハートストーンを探せ!「眼鏡橋」
長崎ならではの観光スポット「眼鏡橋」
1634(寛永11)年、興福寺の唐僧・黙子如定(もくす にょじょう)禅師が架設したとされ、川面に映る姿がめがねに見えることから「眼鏡橋」の名前がついたといわれています。
アーチ構造の橋として草分け的な存在で、国の重要文化財にも指定されています。
それでも、いまも市民の方に日常的に生活道路として使用されている、長崎のなくてはならない景色・スポットのひとつ。
近くで着物をレンタルして記念撮影なんかもおすすめです!
なんといっても、この眼鏡橋には、見つけると幸せが訪れると言われるハートストーンが埋め込まれているんです。
護岸のどこかにあるので探してみて!
眼鏡橋の中央からコインを投げて橋げたの突き出した部分に乗せることができれば願いが叶うという願掛けをしている人もたくさんいますよ♪
⑤【電停名:出島】外国みたいな開放的な雰囲気「出島ワーフ」&「水辺の森公園」
どこか海外のような雰囲気が漂う長崎港周辺は観光に疲れた際の休憩にぴったり。
水辺の森公園は敷地内にたくさんベンチが置かれているので、潮風と汽笛の音を聞きながらぼーっとできます。
ゆっくりと散策しながらの観光も、またいい思い出になりますよね。
神戸の港のような雰囲気がある「出島ワーフ」には、カフェやレストランがたくさんあり、中にはテラス席も。
外国人の方もよくテラスで食事をしていて、より一層海外のような雰囲気が漂ってステキ。
カフェタイムならコーヒーのメニューが充実した「ATTIC COFFEE 2nd」、ランチタイムならパスタやピザが美味しい「Attic」がおすすめです。
どちらも出島ワーフ内にあるので、小腹を満たすのに訪れてみて。
長崎のちょっとおしゃれなお土産が欲しい方は、長崎県美術館の一階にあるショップがおすすめ!
長崎ゆかりの作家さんやデザイナーさんが手がけるハイセンスなお土産が手に入りますよ♪
⑥【電停名:平和公園】世界の平和に想いを寄せて「平和公園」
長崎といえば、忘れてはいけないのが原爆のこと。
平和公園には、有名な平和祈念像が圧倒的な存在感で佇んでいます。
公園内には、ほかにも全世界から平和を願って贈られた像が。
世界中の人たちが願ってやまない「平和」を長崎から達成できるようにありたいですね。
1945年8月9日、長崎で起きた悲惨なこと。
しっかり向き合って決して忘れないよう、これから戦争のない世の中になるよう思いに留めなければいけませんね。
空を見上げて、そんなことを考えさせられました。
近くには、原爆資料館や浦上天主堂など見応えのあるスポットが数多くあるので、一日かけて平和学習するのもおすすめですよ。
乗れたらラッキー!レトロな特別デザイン車「みなと」もチェック!
長崎の路面電車旅で、出会えたらラッキーなのが、特別なレトロデザインの車体「みなと」!
「ななつ星 in 九州」や新幹線「かもめ」などのデザインを手がける大人気の工業デザイナー・水戸岡鋭治さんがデザインした車両なんです。
鉄道好きな人は、その名前に「お〜っ!」となるはず!
それ以外の人も、一度乗ると、他の電車と違ってレトロでとってもかわいらしい内装に目がくぎづけになるはず!
車内には、ステンドグラスがあしらわれたり、色とりどりのベンチシートがあったりと、レトロかわいい!
青い車体に猫のイラストが目印の「みなと」に出会ったら、ぜひ乗ってみてくださいね♪
路面電車で観光するなら、崇福寺電停からすぐのところにあるホテル「ksnowki HOTEL&CAFE」がおすすめ!
リノベされたシンプルで清潔感のある室内と、ホスピタリティ抜群で穏やかなオーナーの綾さんが出迎えてくれます。
路面電車で困ったらやさしい長崎人に助けてもらおう!
路面電車で「どれに乗ればいいんだろう?」
「◯◯に行きたいけれど、どこで降りればいいのかな?」と困ったときは、ぜひ近くの長崎人に尋ねてみてください。
長崎の人はとっても優しくて、観光客など困っている人を見かけたら「どこ行きたかと〜?」と声をかけてくれるんですよ。
わたしもこれまでなんども助けてもらいました!
市民の足となっている路面電車なので、地元の人のアドバイスが最適なんです♪
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
メジャーどころからニッチな穴場までご紹介します!
長崎市琴海在住の主婦ブロガー。結婚を機に長崎県へ引っ越してきました。趣味はDIY、園芸、料理、登山・野山散策など。見逃されがちな「いい!」を県外出身者目線で発信します。