長崎観光を自転車で!e-bike&チェキレンタルで坂のまち・長崎いいとこ“撮り”!
世界遺産をはじめ、歴史や平和など、観光名所が「たくさんある長崎市。
でも、狭い道が多く路面電車も走っているため、車で観光するのは怖いと感じる方も多いはず。
そんな長崎観光で、いまおススメしたいのが「レンタル自転車」!
「坂の多い長崎で自転車?」と思うところですが、今回わたしがレンタルしたのは電動アシスト自転車(e-bike)!
長崎の急坂もぐいぐい登れて、踏み込みも楽ちんな電動自転車だと、お目当ての観光スポット以外にも、気になる路地にふらりと入ってみたり、探検気分で観光が楽しめます。
「自転車で坂のまちを回る」初めての体験をしにいきませんか?
卒業旅行にもおすすめですよ!
掲載日:2022年02月10日
ライター:ことぐらし
電動アシスト自転車(e-bike)をレンタルして、長崎観光へ!
今回、自転車をレンタルしたのは長崎駅から10分程の場所にある「カフェと宿 ROUTE」
日本二十六聖人殉教地(西坂公園)の目の前です。
ROUTEでは、長崎を訪れた観光客の方向けに自転車のレンタルサービスを行なっており、このサービスは宿泊者以外も利用可能!
オーナーの岸川さんが、目的やコース・体格に合わせた自転車を見繕ってくれます。
電動自転車に初めて乗ったわたしも、基本的な操作や走行時の注意点などを教えてもらえたので、安心して自転車観光を体験することができました。
PickUp
チェキチャリプラン
今回は「電動自転車4時間+チェキ10枚+ROUTEのサンドイッチ付き」のチェキチャリ(4時間3,980円)というプラン。撮影したチェキはもちろん持ち帰りOKなので、旅の思い出&お土産作りにもなります! チェキを首から下げたら、自転車のペダルをぐっと踏み込んで、長崎観光にGO!
自転車で長崎観光!港エリアで幕末の志士たちの気持ちを追体験
ROUTEから自転車で10分ほどの長崎港へやってきました。
とっても長崎らしい帆船が港に停泊していたので、記念撮影!
「新・観光丸」と呼ばれるこの帆船は、江戸時代に坂本龍馬も乗船した「観光丸」という木造蒸気帆船を復元したもの。
設計図を元に船体、材質・彫刻なども忠実に復元されたこの船。
いまは観光船として活躍中なので、この歴史的な帆船で長崎湾をぐるっとクルージングすることもできます。
波止場から船体を観察するだけでも志士たちの追体験した気分になります。
次回はぜひ乗ってみたいな。
続いてやってきたのは、同じ港エリアの水辺の森公園。
たくさんの木々が植えられた開放的な公園内で、ベンチや石製のカウチに座り、木漏れ日と海風を感じながらのピクニック!
ファンが多い人気のサンドイッチでピクニックランチ
チェキチャリプランに含まれているROUTEのサンドイッチは、ROUTEが経営するカフェで提供されているもの。
カフェは週末しか営業していないこともあり、営業日にはサンドイッチやマフィンを目当てに多くの人が訪れます。
ファンが多いというのも納得の味!
ほんとうに美味しいので、ぜひサンドイッチも観光の楽しみにしてくださいね。
自転車で長崎観光!街角のレトロ建築でエモい写真を撮影
お腹が満たされたあとは、自転車を漕いでクルーズ客船が寄港する松が枝国際ターミナル方面へ。
すぐ近くにある宝製綱株式会社の建物、なんと出来たのは100年以上前の明治35年(1902年)!
街並みに溶け込んだこの建物、実はグラバー園内にある旧ウォーカー邸と深い関係があるんです。
というのも、旧ウォーカー邸の主ウォーカーJr.のお父さんが建てたもの。
お父さんのロバート・ウォーカーが経営するバンザイ清涼飲料水製造会社の工場として使用されていたそうです。
同時代の建物ながら、世界遺産にも認定された旧グラバー住宅があるグラバー園内で管理・保存をされている旧ウォーカー邸と、かたや現在も工場として稼働していて観光客はあまり訪れない宝製綱株式会社の建物。
建物にも数奇な運命みたいなものがあるのかも……??なんて歴史探訪も楽しい。
もちろん難しいことは抜きに、レトロ建築として楽しむのにもここは十分素敵な場所。
ちょうどチェキもあることだし、「エモい」写真を撮影してお土産に!
自転車で長崎観光!南山手エリアで人々の尊い祈りに思いを馳せる
つぎは、長崎の観光地として有名な世界遺産・大浦天主堂をいろいろな角度から楽しめるスポットへ。
ひとつめは「祈りの三角ゾーン」と呼ばれている小道。
ここは神社とお寺、教会が一度に見られる、とても珍しい、かつ長崎らしい場所。
写真左の鳥居が「大浦諏訪神社」、右の門が「妙行寺」、奥に見えるトンガリ屋根が「大浦天主堂」です。
宗派を問わず祈りを携えて、たくさんの人がここを通ったのかと思うと、とても厳かな気持ちになります。
祈りの三角ゾーンすぐ横の小道を上がっていくと、「祈念坂」に繋がります。
映画・アニメ・小説などいろいろな作品の舞台となった、この坂。
左には大浦天主堂、奥には長崎港、左右は蔦に覆われた壁。絵画的なその風景は、訪れる人を感動的な気持ちにさせてくれます。
ここで、感性のおもむくままスナップ写真を撮って、自分だけの旅の思い出を作るのも◎
この祈念坂には、先述のロバート・ウォーカー邸跡もあるので、チェックしてみてくださいね。
↓夜もおすすめ!
自転車で長崎観光!東山手エリアで自分だけのフォトジェニックな写真を
続いて訪れたのは、東山手エリアです。
長崎で一番有名な坂「オランダ坂」の石碑と記念撮影。
鎖国時代、オランダとの貿易を行っていた長崎では、開国後も外国人を「オランダさん」と総称していました。
外国人(オランダさん)が通っていた外国人邸宅に続くこの坂を「オランダ坂」と呼ぶようになったそう。
いまでは観光地として、また地域の人たちが使う生活道として、大学へと続く通学路として、人々が往来しています。
この石畳の坂、雰囲気抜群なので、ぜひ一度訪れてみて!
今回は、電動自転車だったので、オランダ坂の急勾配も難なく登れました。
なお、すぐ下の道は車が通りますので、ご注意ください。
ハートリーフの前はウェディングフォトの撮影地としても人気!
オランダ坂の石碑のすぐ後ろにある建物は、東山手甲十三番館。
明治時代、外国人住居として使用されており、いまでは国の文化財に指定されています。
入口から庭に入ると、まず目に入るのが長崎で一番大きいというハートリーフ!
人と比べるとどれだけ大きいかよく分かります。
CMのロケ地として、ウェディングフォトの撮影地としても人気の場所だそう。
お庭も館内も、どこもかしこもレトロでノスタルジック。
写真映えするこのスポットで、お友だち同士で写真を撮りあいっこしてみて。
入館料無料で、館内には観光マップなども置かれているので、観光案内所としても利用できます。
自転車で長崎観光!浜の町エリアでいまの長崎のトレンドスポットへ
東山手エリアを抜けて、トレンドのお店が並ぶ浜の町エリアへ!
おすすめは、美味しいコーヒーとテリーヌで一息できるChoice Stand(チョイススタンド)。
2020年12月末にオープンした直後から、感度の高い人たちの間ですでに大人気になっています。
店内はコンクリート調のクールでお洒落な雰囲気。
アーティストの個展もまめに開かれているので、作品を見ながら美味しいスイーツを食べることもできます。
イチオシはテリーヌ。濃厚だけど全くしつこくないここのテリーヌ、一度食べてみてくださいね!
↓テリーヌとコーヒーの素晴らしいマリアージュを個人サイト「ことぐらし」で熱く語ってますので、ぜひご覧ください。
自分へのお土産に!あれもこれも欲しくなるセンス抜群の猫雑貨
つぎは、長崎らしいお土産を探しに雑貨屋「長崎のねこ」へ。
デザイン事務所が経営するこのお土産屋さんのテーマは、店名の通り「猫」。
長崎はしっぽの曲がった「尾曲がり猫」の街としても有名で、そのしっぽは幸せをひっかけてくれると言われています。
猫好きのデザイナーさんが描いたという様々なテイストの猫のイラストは、どれもかわいくてセンス抜群!
缶バッジ、マスキングテープ、ポストカードなどの手ごろなものから、刺繍の入った帽子などとっておきのお土産も手に入ります。
個人的お気に入りは、「ニャビエル」という猫×ザビエルのキャラクター!
長崎観光の定番スポット「眼鏡橋」
お買い物のあとは、すぐ近くの眼鏡橋へ。
ここも長崎観光で外せないスポットですよね。
なんと380年以上前に架けられた眼鏡橋!
途方もない年数に、想像が追いつきません。
時を経た今も観光スポットとしてだけでなく、地元の方の生活道として使されているのも驚き!
ハートストーン探しにチャレンジ
階段を降りた川沿いの護岸には、有名なハートストーンもあるので、ぜひ探してみてくださいね。
このハートストーン、約20個もあるのだとか!
何個見つけられるかチャレンジしても楽しいですよ。
自転車で長崎観光!長崎の急坂・六角道
実はこの木、秋の大祭・長崎くんちで有名な諏訪神社の御神木なんです。
この場所にどうしても道路を作らなければならなかったものの、御神木ゆえ、切り倒せなかったこの木。
長崎の人の信仰心が作り上げた独特な風景は、いまでは隠れた名所となっています。
六角道へは、「長崎公園」と書かれた門をくぐっていきます。
この道、公園と書かれていますが、自転車はもちろん車も走るれっきとした道路なので、戸惑わず進んでOK。
「六つの角のある道」という名前通り、つづら折りになった急な坂道が上まで続きます。
通常の自転車ならきつくて上がれないこの道も、電動自転車なので立ち漕ぎせずに上まで行けました。
御神木をうまく交わしながら進む地元ドライバーの運転にもびっくりしますよ。
坂の町で暮らす長崎の人の暮らしと工夫、そして信仰心を肌で感じることができました。
チェキで旅の思い出を持ち帰ろう
自転車を返却したら、お土産がわりのチェキを思い出と共に持ち帰ります。
チェキは家で飾ることもできるし、友だちと交換しあっても絶対楽しい。
坂と信仰の町・長崎を自転車で巡るこの体験。
車だと気づけない発見がたくさんあるはず。
卒業旅行やカップル・友だち同士の旅行にもおすすめなので、ぜひ選択肢に加えてみてくださいね。
次回はガイド付きのサイクリングツアーをご紹介します。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
メジャーどころからニッチな穴場までご紹介します!
長崎市琴海在住の主婦ブロガー。結婚を機に長崎県へ引っ越してきました。趣味はDIY、園芸、料理、登山・野山散策など。見逃されがちな「いい!」を県外出身者目線で発信します。