長崎が発祥の地ってこんなにある!始まりの地を求めて〜Birthplace〜
昔から西洋の文化が入ってきていた長崎には、様々な日本初のもの、発祥の地があります。
発祥の地に立ってみて、その当時の人々に思いを馳せてみませんか?
年代の古いものから順番に紹介していきます。
各場所での撮影ポーズにも注目!
掲載日:2024年09月09日
ライター:タキビストBo-ta(ボータ)
1596|たばこ栽培発祥の地(春徳寺の近く)
日本で初めてたばこ(烟草)が栽培されたといわれている場所だそう(諸説あり)
当時この地にあったトードス・オス・サントス教会で栽培され、その後の寛永20年(1643)春徳寺が開創されたあとも栽培は続けられ、地名を冠した「長崎煙草」「桜馬場タバコ」として長崎名産のひとつになり、江戸、大阪まで広く親しまれたとのこと。
ちなみに、私が咥えているものは、有名な某棒状のお菓子です笑(しまった、「よりより」にすればよかった)
1805|我が国最初の気球飛揚の地跡(長崎みなとメディカルセンター裏手)
当時入港中のロシア使節レザノフ一行の軍艦乗組員が、ここで和紙でできた熱気球を揚げて見せたとのこと。
説明板には「自国の先進ぶりを”アピール”したものと思われます」との記載がありましたが「どう?凄かろ?」って、ドヤ顔で飛ばしてたんですかねー?
1861 我が国ボウリング発祥の地跡(グラバー通り(岩崎本舗のちょっと下)と四海楼の近くの2箇所あり)
長崎には、居留地の外国人、領事館や船舶関係の外国人向けの、日本最古の会員制ボウリング場があったそう。
グラバー通りの坂の途中にあるのが渋い記念碑で、四海樓そばにあるのがボウリングピンやボールが描かれた可愛いやつ。近い範囲で、なぜ2か所あるのかは謎です。⇒長崎県ボウリング連盟のサイトに説明があったので、興味のある方はご覧ください。
長崎名物「ちゃんぽん」発祥の地|四海樓
記念碑巡りを一旦中断して、もっとメジャーな発祥の地をご紹介。
長崎名物の「ちゃんぽん」は、ここ四海樓が考案した食べ物です。創業者の陳平順氏が、中国から渡ってきた留学生達に、安くてボリュームがあって栄養豊富なものを食べてもらいたい!という優しい思いから生まれた食べ物だそうです。
ちゃんぽんって、他の麺類と違って野菜とかいっぱい入ってて、本当に具沢山ですもんね!1杯食べれば、色んな栄養が取れそう。
1865|我が国鉄道発祥の地跡(長崎みなとメディカルセンター前)
トーマス・グラバーが上海博覧会に出品されていた英国製の蒸気機関車「アイアン・デューク号」を購入し、ここから松ヶ枝橋の方向にレールを敷いて、走らせたそうで、集まった見物客の人々は、大層たまげたそう。
ここで蒸気機関車を走らせるのもすごいけど、英国製のってことは、イギリスから上海へ、その後長崎まで運んできたってことよね?それもびっくり!
1871|国際電信発祥の地跡(ANAクラウンプラザホテル 長崎グラバーヒル前)
デンマーク系の大北電信会社によって、長崎~上海間および長崎~ウラジオストック間に海底電信線が敷設され、国際通信が開始。これによって、日本と世界とが初めて即時に情報交換できるようになったとのこと。
今は、スマホで簡単に海外の人ともやり取りできるし、なんならビデオ通話で顔を見ながら話ができるのが普通になったけど、海外の人とやり取りできるっていうのは、当時はものすごいことやったんやろうなぁ。
1884|日本最初の罐詰製造の地跡
ここで最初に作られたのは、イワシの油漬けの缶詰だとのこと。オイルサーディンってことか。
今は、気軽に食べられたり、キャンプに持って行ったり、保存がきくから非常食にしたりと、とても身近な缶詰やけど、当時は一体どんな人たちが缶詰を買ってたんでしょうね。
実は、コーヒーも日本に伝えられたのは、ここ長崎の地だと言われています。
「なんだこの黒くて苦い飲み物は!」と、当時の日本人は驚いたことでしょうね笑
色々と発祥の地をさるいて疲れたのでちょっと休憩。
休憩場所に選んだのは、四海楼、ボウリングや国際電信発祥の地があるエリアにある「cafe X」
この建物には、日本で初めての鉄筋コンクリート造の集合住宅が作られた軍艦島の上陸ツアーの受付もあったり、デジタルミュージアムや軍艦島グッズショップも併設されています。
カフェでは、自家焙煎のコーヒーをはじめ、県産の材料を使ったジェラートや、長崎名物のカステラなどが味わえます。
今回いただいたのは、コールドブリューとジェラートの生姜ミルク。このジェラート、結構生姜が効いてて、生姜好きにはたまらない味です!
コールドブリューは、生ビールみたいにサーバーから注がれるので泡も楽しめる面白いコーヒー。
どちらも美味しく、癒されました。
発祥の地巡り、いかがだったでしょうか。
発祥の地は、跡なので特に何か当時のものが残っているわけではないのですが、何もないからこそ自分の想像力で当時に思いを馳せ、思い思いのポーズ、小道具を使ってぜひ面白写真を撮ってお楽しみ下さい!
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
人生に、火遊びを。貴方を長崎の、そして焚き火の虜に。
焚き火の魅力を伝える「焚き火コーディネーター」 キャンプでは、道中でその土地の美味しいものを食べ、美味しい食材を買って焚き火調理して楽しんでいます。地産地消、身土不二キャンプを通して、長崎の色々な場所の魅力をお伝えし、貴方を長崎のそして焚き火の虜に。焚き火イベントも随時開催中。人生に、火遊びを。