小浜で贅沢な温泉旅!蒸し好き必見の「蒸気家」で蒸し料理と温泉を満喫
今回の目的地は、雲仙市小浜(おばま)町にある「湯宿 蒸気家」。このお宿には、とある特徴的な施設が。なんだと思います?温泉といえば?
今回の目的地は、雲仙市小浜(おばま)町にある「海辺の宿 つたや」。
美味しいものを食べ、温泉に浸かり、癒しの時間。
掲載日:2024年02月27日
ライター:タキビストBo-ta(ボータ)
小浜の街を散策
夕方、小浜の街を散策しているときに、モクモクと立ち昇る湯けむりを発見。
門が閉まっていて、翌日再度訪れてみると開門していたので入ってみました。
こちらは、「小浜歴史資料館」。
小浜温泉発展の礎を築いた本多湯太夫の邸宅が、現在は資料館になっています。
まず目に入るのがこの立派な門。この門、実は島原城で使われていたもので、城が解体されるときに湯太夫が購入してここに移築したそうです。
城門なので高さがあったのですが、移築した際に「そんなにデカくなくてよくない?(実際はどんな感じで言ったのかわかりませんが笑)」となって、柱をちょっと切り欠いて設置したそうです。
門をくぐると、湯けむりの正体発見。小浜温泉の源泉がありました。
ここでは、定期的に源泉掃除を行っており、その時にタイミングを合わせて訪れれば、迫力ある湯柱が見られるそう。
なぜ月2回の定期的な清掃をしているのかというと、配管の中にこんな立派な湯の花がびっしりとついて放ったらかしにしておくと詰まってしまうので、定期的な清掃が必要とのこと。
入口だけで既に見所がありますが、受付を済ませてメインの資料館の方へと向かいます。
こちらが、元々邸宅として使われていた建物。立派な柱や梁など、建物だけでも魅力的ですが、建物内には本多家ゆかりの品々や小浜温泉の歴史が知れる資料など、色々なものが展示されています。
お隣にもう1つ建物があり、こちらでは小浜温泉や小浜鉄道の歴史が分かる資料、それにまつわる道具などが展示されています。
建物出入り口すぐそばにいる湯番さんに、一瞬驚かされます笑
資料館を後にして、散策を続けます。
歴史を学んだら、お腹が空きますよね。ちょっとおやつでも買いに行きましょう。
「スコーン屋 YOU & RICH」へ。
外からは分かりませんが、中を覗くと、美味しそうなスコーンが並んでいます。
人気のお店なので、遅い時間に行くと売り切れで買えないことも。早めの時間に買いに行くことをおすすめします。
スコーンを購入した後は、ご挨拶が遅くなってすいませんと心の中で思いながら、「小濱神社」へ。
手を合わせてご挨拶した後に、拝殿の中にちょっとお邪魔します。
拝殿の天井には、一夜で描かれたという龍の絵が。
辰年ですし、ぜひ皆さんも天井を見上げに行ってみてください。
ちょっと海辺の方へと戻り、「オレンジジェラート」でお茶タイム。
名前の通り、豊富な種類のジェラートを売っているお店なのですが、寒い時期にほっと一息つけるような、可愛い温泉ロゴのカフェオレなど、あったかドリンクもあります。
今回もお宿に泊まるのですが、食材を買っていきます。「フレッシュマートナカムラ」へ。
小浜や五島、長崎近海で獲れた美味しそうなお魚が色々と並んでいます。
さてさて、あれをするには何が良いかな。
本日のお宿へ
買い物を済ませ、本日のお宿へと向かいます。
本日お世話になるのはこちら「湯宿 蒸気家」
蒸気家という名前こそが、このお宿が備えている特徴的な設備のヒントですね。何か分かりました?答えは後ほど。
お部屋は、シンプルな和室。
チェックインを済ませてから、まだ少し時間があったので再度小浜の街を散策。
すると「小濱神社」と書かれた鳥居が。あれ?昼間行った場所とは違うよな?
気になるので、鳥居をくぐって階段を登ってみます。
登っている途中、木々の隙間から湯けむりの小浜の街と、雲の切れ間から夕日の綺麗なオレンジ色が見えました。
階段を登り切ると、目の前に小さな社殿が。
社殿の横に設置してある説明板によると、小濱神社は、元々ここにあったとのこと。
この地域にあった小濱神社・劔柄神社の2つの神社が合併し、劍柄神社の地に新しく社殿を建立して、小濱神社となったそうです。
ここも静かで雰囲気が良いので、皆さんもぜひ散策しにきてみてください。
今日の晩ご飯は?
お宿へと戻り、晩ごはんにしましょう。
ここで、蒸気家の特徴的な設備が登場です。
受付カウンターの横を奥へと進むと、外に何やら白い煙が見えます。実は、温泉蒸し調理ができるんです!
今回は、そのために食材を買ってきたというわけです。
自分で美味しい蒸し料理を作って、座敷や屋外のデッキスペースで食べることができます。
広々とした調理スペースがあり、買ってきた食材を入れておける冷蔵庫もあります。
冷凍庫の中には、小浜にあるお店のアイスなども売ってあるので、温泉に入った後に食べると最高でしょうね。
蒸すためのせいろ、他にも様々な大きさのお皿やグラスも使うことができます。
調理に使う調味料も置いてあるので、食材さえ買って来れば調理可能。
蒸し器の使い方も書いてあったり、何分くらい蒸したらいいのか悩んだ時でも、宿の方に質問したら優しく教えてくれます。
他にも、食後に珈琲が飲みたいな、そんな人のために珈琲抽出のセットまで置いてくれています。
ミルまであり、挽きての豆で淹れられるというこだわりよう。
それでは、調理していきましょう。
ぶっちゃけ、温泉の蒸気で蒸したら、なんでも美味いです。
今回は、鯛めしにチャレンジ。そうなんです、ご飯も炊けちゃうんです!
土鍋に食材を入れて、蒸し器に入れて待っていると、美味しい鯛めしの完成です。
鯛めしなどのちょっと時間がかかる料理が完成するまでの間は、すぐに火が通る野菜や牡蠣などを蒸しておけばオッケー。
美味いなーと味わってたら、あっという間に時間が経ちます。
さつまいもを蒸すのもお勧め。
今回のお供のお酒は、小浜温泉ワイナリーの「長崎ヌーヴォー」。
時津町産の巨峰に、少量長崎県産のブドウをブレンドして作られたワイン。
新酒なので、果実味を感じるフレッシュな味わいで、どんな料理にも合いそうです。
これは、すいすい飲めちゃいますね。
お待ちかねの温泉へ!
ごはんを食べ終わってひと段落したら、温泉へ。
ザ!温泉!というシンプルな温泉。お湯も気持ちが良い。
しかし、これだけではありません。
お宿の特徴的な施設がもう1つ。この曇った扉を開けると・・・蒸気がモクモクモク!!!蒸し風呂です。
食材を蒸して美味しくいただいた後は、自分が蒸される番です。
入口に3分以内でと注意書きが書いてありますが、どう頑張っても3分以上は無理!それくらいの熱気です。
水風呂はありませんが、蒸し風呂を出てからシャワーで汗を流すとスッキリします。
皆さんも、無理のない程度でぜひ蒸されちゃってください。
蒸気を満喫、楽しい旅でした!
皆さんもぜひ小浜へ、蒸気家へ飛んできてくださいね。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
人生に、火遊びを。貴方を長崎の、そして焚き火の虜に。
焚き火の魅力を伝える「焚き火コーディネーター」 キャンプでは、道中でその土地の美味しいものを食べ、美味しい食材を買って焚き火調理して楽しんでいます。地産地消、身土不二キャンプを通して、長崎の色々な場所の魅力をお伝えし、貴方を長崎のそして焚き火の虜に。焚き火イベントも随時開催中。人生に、火遊びを。