田んぼ1枚貸切!南島原を満喫できる棚田CAMP!~綺麗な朝日で爽やかな目覚めを
田んぼ1枚貸切!南島原を満喫できる棚田CAMP!
少子高齢化などで使われていない田んぼが増えてきており、何か有効活用できないかということで、この「天空の棚田CAMP」を企画したとのこと。
ふむふむ、確かに棚田は段々になってて見晴らしはいいし、夜は暗いし焚き火の灯りや星空が一層綺麗に見えそう。
一般オープン前にモニター参加してきましたので、その様子をご覧ください。
掲載日:2023年02月16日
ライター:タキビストBo-ta(ボータ)
まずは買い出し。諫早市の直売所「大地のめぐみ」
今回の棚田キャンプ、お米や野菜は南島原の美味しいものを準備してくれているとのことなので、その他の肉や魚、そしてもちろんお酒も買わねば。
今回の旅は、長崎駅周辺からの出発。
道中で買い物をしながらキャンプ地の南島原市「谷水棚田」へと向かいます。
まずは、諫早市にある直売所「大地のめぐみ」へ。
ここは、野菜から肉から魚まで、色々なものが売ってあります。
美味しそうなスイーツもありました!
さてさて、今晩のメニューは何にしようかな。
他にも寄ってみたいお店もあるし、買い過ぎないようにせねば。
美味しいお肉を調達!「肉のとみなが」
続いて、美味しいお肉を求めて雲仙市にある「肉のとみなが」へ。
牛、豚、鳥‥キャンプで焼きたくなるステーキや焼肉に良さそうなお肉も色々あります。
しかし、今日は雪もちらつく激寒な夜になることは間違いありません。
暖かい鍋が良いな。
店内を見て回ると、マルチョウやセンマイなど、ホルモンも豊富に置いてあります。
よし!今晩のメインはもつ鍋に決まり!
食材を無事に手に入れたので、その他に必要なものといえば?
はい、その通り。お酒ですね。
雲仙・小浜方面に来たらついつい寄りたくなってしまう「とさや酒店」に、今回も立ち寄ります。
毎度のことですが、県産酒、その他のお酒も豊富で、何を買うか悩みます。
お酒を買った後は、そのままお隣にある「ケーキとパンの店 Pack」で朝食用のパンを購入。
美味しいお水を汲みに「有馬湧水ホタルの里」へやってきた
今回は、出発が遅くなったので、もう夕暮れ時となってしまいました。
早く棚田へ向かいたいところですが、あと1ヶ所立ち寄りたいところが。
美味しい鍋や、翌朝の珈琲を淹れるために、ベースとなる美味しいお水が欲しいので、いざ「有馬湧水ホタルの里」へ。
要所要所に看板があるので、道のりはわかりやすいと思います。
最後は、この坂を下っていきます。
なかなかな勾配なので一瞬怯むかもしれませんが、勇気を出して下っていきましょう。
道なりに下って行くと、車が3台停められるスペースがある駐車場に到着。
簡易的なトイレも設置されています。
確かにこの付近は最寄りにコンビニとかなさそうだし、気が利いてますね。
そして、私お箸より重たいものは持ったことがないの、という人や、せっかく来たしいっぱい汲んで帰りたいなという人のために、台車も用意してくれています。
これまた優しい。思いやりに溢れています。
水汲み場は、下ってきた道路の横にある小道を進んだ先にあります。
水神様、お水を少し頂きますね。
「谷水棚田」に到着!
そして、ようやく今回のキャンプ地「谷水棚田」に到着!
日本の棚田100選にも認定された長崎屈指の棚田です。
ちょっと薄暗くなってきました。
他のキャンパーの皆さんは設営を完了してくつろいでいます。
棚田のため、サイト同士が段々になっていて目線の高さも違うので、隣の人がそんなに気になりません。
そしてやっぱり眺めが良い。
遠くにうっすらと見えるのは、熊本だとのこと。
景色を眺めていたいところですが、急いで私も設営せねば。
棚田で地面が柔らかいので、柔らかい地面用のスクリュータイプやY字のペグの方が、抜けにくくておすすめ
寒いので、設営が終わったらすぐに焚き火開始!
やっぱり焚き火があると暖かさが違います。
辺りはすっかり暗くなって、目の前には夜景が。
お腹もすいたので、調理開始。
まずは、簡単にすぐ食べられるものから。
道中で買った五島産マグロの切り身に塩を振って、稲藁でさっと炙っていただきます。
皮が良い感じに香ばしく焼けて美味い。
美味い飯には美味い酒。
本日最初のお酒はこちら。
小浜温泉ワイナリーの「長崎ヌーヴォー」
時津産の葡萄と小浜産の葡萄で作られたワインです。
さっぱりすっきりとした味わい。
シンプルに塩だけで味付けしたマグロの藁焼きにも合う。
お腹が少し満たされたので、もつ鍋を作っていきましょう。
使うお野菜は、今回のキャンプでいただいたもの。
ホルモンは、途中で買った長崎和牛のマルチョウなど。
そして、味付けの決め手は、この「吾妻みそ」。
もつ鍋を作りながら、キャンプでいただいたお米も炊いていきます。
どちらも使うお水は、そう、「有馬湧水ホタルの里」で汲んできた湧水。
もう、美味しくできる気しかしないですね。
そして完成したものがこちら!!
ぷりっぷりのもつ、噛むとじゅわーっと甘みが広がります。
続けてご飯をぱくり。うん、今回もいい感じに炊けている。
優しいちょっと甘みのあるお味噌が、もつや野菜とよく合います。
やっぱり、その土地のものをその土地のお水で調理しているから美味いんですかね。
地産地消、身土不二。これはご飯が進みます。
いやいや、やっぱり美味い飯には美味い酒!(2回目)
もつ鍋にはやっぱり日本酒でしょ。
本日2本目のお酒はこちら。
南島原市の酒蔵「吉田屋」の季節限定酒「ハネギシボリ 搾りたて生原酒」
火入をしていない生酒で、とても香りがいいですね。
すっきり辛口タイプなので、甘めの味噌もつ鍋に合います。
これは、今日もお酒が進む感じですね。
焚き火から目線を上げると、近くの対岸、遠くの対岸と二重で夜景が見えます。
美味い飯を食いながら、美味い酒を飲みながら、焚き火を見つめ、時々夜景も。
贅沢ですね。
この時はちょっと雲が広がってきてしまったのですが、棚田の周囲には明かりも少ないので、星も綺麗に見えていました。
夜のサイトはこんな感じ。
各々焚き火を囲んで楽しんでおられるようです。
良い雰囲気ですね。
夜も更けて一層と寒さが増してきたので、テントに引きこもることにします。
先ほどの日本酒を、薪ストーブの上でお湯を温めて、燗酒に。
火入をしていないフレッシュ感を損ねないように、ぬる燗くらいにして飲んでみると…さっき飲んだ時よりもさらに良い香りが益々と広がって美味い。
ぬる燗結構おすすめです。
これ美味いな、もう1本買えば良かったな。
翌朝、曇り予報だったのですが、運よく雲の隙間から朝日の光がチラ見え。
海がキラキラとして綺麗です。
キャンプ場の朝の風景。
皆さん早起き。もう活動開始されてますね。
あー、清々しい。
しかし、今回のキャンプは大寒波の中だったこともあって本当に寒い。
早く焚き火して暖まろう。とりあえずお湯も沸かそう。
白湯を飲みながら(女優か)、朝食の準備。
パン屋さんで買ったクロワッサンを、焚き火で軽く温めます。
三日月みたいで可愛い。
いただいたレタスやトマト、そして焚き火で焼いたカボチャとかの野菜と、昨日買ってきた無添加のウィンナー。
もちろん、こちらも焚き火でじっくりと炙りました。
素敵なモーニングプレートの完成です。
目の前に広がる景色もご馳走。
食後のデザートは、「ケーキとパンの店 Pack」で買ってきた「温泉あんぱん」
生地に、温泉水を使っているそう。
さすが小浜温泉にあるパン屋さんだ。
大きさは小ぶりで、平たいあんぱんです。
さっきは三日月やったけど、今度は満月。
中身はというと、まさかの白餡!
あんぱんなんで、勝手に黒餡だと思い込んでいたのでびっくり(笑)
昨日汲んできた水で淹れた美味しい珈琲と一緒にいただいて、優雅な朝のひと時を過ごすことができました。
この後片付けをして、天空の棚田CAMP終了!
棚田は行き着くまでに道が狭かったりするところもあるのですが、今回キャンプした場所はアクセスも良く、荷物の積み下ろしの時は近くの道路に停められるし、とても使い勝手の良い場所でした。
そして、静かだし、目の前は素晴らしい景色が広がっているし、のんびりとリラックスできました。
帰り支度をしていると、近隣の農家の方が箱一杯のブロッコリーを持ってきて下さったので、その場にいたキャンパーの皆さんで分けてお土産に持って帰りました。
PickUp
谷水棚田「天空の棚田CAMP」
現在、一般オープンに向けて準備中!
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
人生に、火遊びを。貴方を長崎の、そして焚き火の虜に。
焚き火の魅力を伝える「焚き火コーディネーター」 キャンプでは、道中でその土地の美味しいものを食べ、美味しい食材を買って焚き火調理して楽しんでいます。地産地消、身土不二キャンプを通して、長崎の色々な場所の魅力をお伝えし、貴方を長崎のそして焚き火の虜に。焚き火イベントも随時開催中。人生に、火遊びを。