魚も肉も絶品の平戸で美食キャンプ~海と草原とひつじ
今回の目的地は、平戸市にある「中瀬草原キャンプ場」。
きれいな景色とひつじ。
え?ひつじ?そう「ひつじ」がいるんです。
掲載日:2023年01月16日
ライター:タキビストBo-ta(ボータ)
平戸の美味いものが勢揃い「平戸瀬戸市場」
まずは、食材を買いに平戸大橋を渡る手前、田平港のすぐ近くにある「平戸瀬戸市場」へ。
最初に言っちゃいますけど、もうね、ここに行けば平戸の美味いものが何でも揃っちゃいます。
店内に入ったら、まずは鮮魚コーナーをチェック。
並んでいる魚介の多さに、思わずテンションが上がってしまいます。
カタ貝やカメノテなど、普段スーパーでは見掛けないようなものも。
買い物に来たのは昼前だったので品揃えも豊富でしたが、翌日キャンプ後に何か買って帰ろうと思いちょっと遅い時間(15時過ぎくらいだったかな?)に再び立ち寄ったら、お魚は結構売れてしまっていてあまり残っていませんでした。
ですので、早めの時間に訪れるのが良さそうです。
魚だけじゃない!平戸は肉も最高!
そして、平戸といえばこちらも外せません。
そう!平戸牛!
もう美味そうな雰囲気をぷんぷんと醸し出していますよね。
せっかくなんで、今晩は肉も魚もいただきたいです。
たまには贅沢もいいでしょう。
店内を見て回っていると、もう1つ気になるものが。
平戸川内(かわち)かまぼこというものがずらりと並んでいます。
えそ、あじ、あごなど、色んなお店が色んなお魚で作っているようです。
今晩のつまみに1つ買っていくことにします。
魚介でテンションが上がっちゃって写真を撮り忘れましたが、その他にも野菜や地酒なども置いてありました。
本当にここで何でも揃っちゃいますよ。
蒸したてのまんじゅうが人気「饅頭工房坂口屋」
無事に食材の調達ができたので、あとはのんびり周辺を巡ってからキャンプ場に向かうだけです。
キャンプにはやっぱりおやつが必要です。
「饅頭工房坂口屋」へ。
この日のラインナップは、酒饅頭、おはぎ、そして季節物の苺大福。
みんな食べたいけどどうしよう。
写真に写っていない酒饅頭は、隣の作業場から蒸したてのものを持ってきてくれます。
平戸大橋が目の前「夕やけ食堂」
お腹も空いてきたのでお昼ご飯を食べに「夕やけ食堂」へ。
この階段を登った2階に、お店の入り口があります。
店内は、かっこいい平戸大橋が目の前にどーんと見えるカウンター席と、ちょっとした小上がりスペース、テーブル席もあります。
今回注文したのは、こちらのロコモコ。
ハンバーグの上に、スプーンを入れれば、とろ〜っと流れ出てきそうな黄身がスタンバイしています。
皆さんはどのタイミングで割る派ですか?私は、途中で割って味変を楽しむ派です。
今回も途中で割りましたが、思った通りとろ〜っといい感じに黄身が流れてきました。
キャンプのお供、地元のお酒を買いに「森酒造場」へ
買い出しも終わってお昼ご飯も食べ終わったし、あとは酒蔵にちょこっと寄ってからキャンプ場に向かいましょう。
今回は、「森酒造場」へ。
今回訪問したのが年明け早々ということもあり、正月飾りが。
しかし、よく見るとちょっと変わっている。
なんと、大根や昆布、イカやお魚が一緒にぶら下がっているではありませんか!
蔵の方にお話を伺うと、「幸木(さいわいぎ)」という正月飾りの一種で、正月に食べるものを吊るしているとのこと。
九州や四国地方で昔は飾られていたそうなんですが、近年これをやっているのは、この辺ではここだけでしょうねということでした。
良いものが見られました。
店内に入ると、奥に瓶が並んでいます。
正面には、今販売されているものや過去に販売されていた瓶が飾ってあり、売り物ではありません。
実は、森酒造場で作られているお酒は、特約店でしか買えません。
梅酒や、蔵でしか買えない限定の日本酒などが、レジ横の冷蔵棚で販売されています。
奥の左手には焼酎なども売っていました。
ここに来るまで森酒造場さんは日本酒のイメージしかなかったので、焼酎も造られているとは知りませんでした。
今回のキャンプ場「中瀬草原キャンプ場」
お酒も無事に買えたので、いざキャンプ場へ。
本日の目的地「中瀬草原キャンプ場」です。
駐車場に車を停めて階段を登ると、右手には平らな場所が割と多めのエリア、正面はずーっと遠くまで広がるなだらかな下り坂が多いエリア、そして左手に管理棟兼カフェの建物があります。
管理棟では、薪の他、アウトドアブランドで有名なスノーピークの商品も色々と売ってあります。
そして、飲み物がなくなっても安心、受付横の冷蔵棚では、アルコール飲料からノンアルコールまで、色んな飲み物も販売していますが、夕方には閉まってしまうので、買い物したい方はお早めに。
カフェもありますので、海の見える眺めの良いカウンター席でのんびりお茶タイムもいいですね。
キャンプ利用じゃなくても、カフェ利用だけも可能とのこと。
このだだっ広い草原、どこにテントを張ってもいいんですが、結構風の強い日が多いみたいです。
この日もかなりの風で、私はこの写真の真ん中の場所にテントを張ったんですが、結構幕が揺れてバサバサいってました。
あとは、眺めは少し悪くなりますが、写真右奥に見えるオレンジ色のテントが張ってある場所あたりは、木が多少風よけになってくれるそうです。
風に煽られてペグが抜けると怖いので、ちょっと長めのペグを持ってきておいた方が良いと思います。
風が強い日だったので、無理して焚き火はせずに、テント内で引きこもって楽しむこととします。
まずは、買ってきた酒饅頭と苺大福でお茶タイム。
どちらも、餡の甘さがしつこくなく美味しい。
そして、苺大福の苺も良い感じの甘みで、理想的なバランス。
風が強い中、設営を頑張った疲れが癒えます。
さてさて、早速ですがお酒を飲んじゃいましょうか。
今日のお酒はこちら。
蔵限定販売の「HIRAN 田縁米「天日と瑞梅寺」の純米酒」。
ちなみに「瑞梅寺」って皆さん何て読むのかわかります?
私は以前、福岡県の糸島周辺に住んでいたので分かりますが、「ずいばいじ」と読みます。
このボトルはローマ字で「HIRAN」と書いてありますが、森酒造場では「飛鸞(ひらん)」という銘柄の日本酒を造っています。
居酒屋さんで見かけて、何て読むんやろ?って思った経験とかないですか?
酒のあては、新鮮なアジをお刺身で。
臭みも無くて本当に美味しい。お酒が進みます。
そして、気になって購入したこちらの平戸川内かまぼこ。
この蒲鉾は、”すぼ”と呼ばれるストロー(昔は藁を使っていたそう)で覆われているのが特徴で、よく見かける蒲鉾のように板の上には載っていません。
食べるときに1本1本ストローを外していく必要があります。
焦って2・3本一気に外そうとすると、身も持っていかれてしまうので、穏やかな心で焦らず1本ずつ外しましょう。
食べやすい大きさに切ってから食べてみると、魚の旨みを感じることができて美味しい。
今回はそのまま食べたけど、もしかしたらちょっと焼いたり炙ったりしても美味しいかも。
メインは平戸牛
はい、皆さんお待たせいたしました。平戸牛の登場です!
薪ストーブの上でホイル焼きにした野菜を添えていただきます!
まずはこの絵面を見て1杯。
そしてお肉を1口頬張り1杯、お酒がどんどん進みそうでしょ?
脂もしつこい感じがなく、肉の旨みがしっかりと感じられて美味しかったです。
朝の爽快感は格別
翌朝、昨日の強風が嘘かのように、穏やかで気持ちの良い天気です。
ここのキャンプ場のイチオシポイント、この景色を眺めながらのんびり朝食を。
より一層美味しく感じられます。
今回も、食もお酒も大満足の身土不二キャンプでした。
通常のチェックアウトは12時ですが、もっとのんびり過ごしたい方は、オプションで追加料金を払えば夕方まで過ごすことができます。
次の日の分のご飯やおやつを準備しておいて、景色を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめです。
ぼーっとしていると、放牧された羊さんが近くを通っていくかもしれません。
この子は、消火用に準備しておいたバケツの水を飲んで立ち去っていきました。可愛いやつめ。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
人生に、火遊びを。貴方を長崎の、そして焚き火の虜に。
焚き火の魅力を伝える「焚き火コーディネーター」 キャンプでは、道中でその土地の美味しいものを食べ、美味しい食材を買って焚き火調理して楽しんでいます。地産地消、身土不二キャンプを通して、長崎の色々な場所の魅力をお伝えし、貴方を長崎のそして焚き火の虜に。焚き火イベントも随時開催中。人生に、火遊びを。