絶景を独り占め。1日1組限定!オーシャンビューのキャンプ場で至福の時間を。
今回の目的地は、雲仙市にあるキャンプ場「国崎BASE」。
さて、今夜の焚火飯は何にしようかな?
海の幸・山の幸が豊富な雲仙で食材を買い込んでソロキャンプへ。
ワクワクが止まりません!
掲載日:2022年12月15日
ライター:タキビストBo-ta(ボータ)
雲仙方面に行くなら「じゃがちゃん」は外せない!
雲仙方面に来たら、やっぱり「千々石観光センター」に立ち寄らんといかんでしょうね。
橘湾を見下ろす眺めが爽快で、夏には流しそうめんが楽しめます。
ここでまずは、長崎県民のソウルフード「じゃがちゃん」を。
「じゃがちゃん」とは、じゃがいもを丸ごと蒸して、それに衣をつけて揚げたもの。
周りはカリっと、中はホクホクです。
通常は串に2個のじゃがいもが刺さっているのですが、じゃがいもが小さいからと3個刺してくれました。
なんだか得した気分。
今日の目的地はこの海の向こうの方だな…と、これからの道中のことを考えながら美味しくいただきます。
おやつは別腹!小ぶりで食べやすい「橘まんじゅう」
「じゃがちゃん」を食べたばっかりですが、キャンプ場に着いてくつろぎながら食べるためのおやつを買いに、橘まんじゅうへ。
ショーケースの中には、美味しそうなお饅頭がずらりと並んでいます。どれにしようかな。
小ぶりでぺろりと食べられそうなので、今すぐにでも食べたいところですが、我慢我慢。
食材の買い出しに「オーガニック直売所タネト」へ
饅頭を買った後は、すぐ側にあるオーガニック直売所タネトへ。
美味しそうな旬のオーガニック野菜がたくさん!
なんと常時50種、多い時は70種以上並ぶそうです。
お店の奥の方には、器や雑貨なども販売されています。
魅力的な野菜がたくさんありすぎて何を買おうか悩むかもしれませんが、気になる野菜があれば店員さんに聞いてみましょう。
野菜の特徴や、美味しい食べ方を教えてくれます。
珍しい!南島原で栽培されている「国産バナナ」
タイミングが良ければ、南島原で栽培されている珍しい国産のバナナも置いてあります。
国産バナナは食べたことがなくてとても気になったので、野菜と一緒にバナナも購入。
千々石海岸で焚き火アイテムを手に入れよう
タネトで野菜を手に入れた後は、すぐ近くの千々石海岸へ。
景色を見に行くのかな?と思われますよね。
もちろんそれも理由の一つですが、メインの目的は、松ぼっくり採取!
海岸沿いが松林になっているので、松ぼっくりが拾いたい放題です。
今晩の焚き火の火付けに使うために、散策がてら拾っていきましょう。
松ぼっくりは傘が大きく開いてるものが、乾燥しているしるし。
よく燃えますよ。
海岸を散策しながら松ぼっくり拾いをしたら小腹が空いたので、早速先ほどのバナナを食べちゃおうかな。
うん、甘くて美味い。しつこくない甘さ。
おー、方角的にあの遠くの方にうっすらと見える半島が、今回の目的地である国崎半島かな?
夢の2トップ!ちゃんぽん×海鮮丼
お昼ご飯は、ちゃんぽん。
雲仙市小浜エリアは、ちゃんぽんが有名で、色んなお店があります。
そんなたくさんあるお店の中で今回選んだのは千々石(ちぢわ)町の「海鮮さかなや」
なぜこの店に行ったのかというと、店名にもあるように海鮮がイチオシであることと、店主さんが元中華料理人ということで、なんと「ちゃんぽん+海鮮丼」の両方が味わえちゃうという、夢のようなセットがあるからです!
どうですか、この2トップ。
やばいですよね。
まずは熱々のうちに美味しいちゃんぽんを味わって、そして海鮮丼。
そしてまたちゃんぽん。箸が止まりません。
美味しい昼食を食べ終わった後は、キャンプ場へと向かいながらまだまだ買い物を進めていきましょう。
野菜に続いてお魚を買いに、小浜町の温泉街の旧道沿いにある「田中鮮魚店」へ。
旬のお魚や貝が並んでいます。
お魚も良いけど、旬の牡蠣も食べたいな。
何を買おうか悩みます。
次は、今晩の焚き火のお供、美味しいお酒を選びに、国道57号線沿いの「とさや酒店」へ。
日本酒、焼酎、ワインなど、色んな種類のお酒を取り揃えています。
そして、長崎の美味しいお酒も豊富なラインナップ!
せっかくだし、今日はここ島原半島にある酒造のお酒にしようかな。
1日1組限定のキャンプ場「国崎BASE」へ
買い出しも完了したので、いざキャンプ場へ!
今回訪れたのは、国崎半島にある「国崎BASE」。
奥に見える建物では、予約制でヨガ教室もやっています。
家族でキャンプに来て、お母さんはヨガ、その間お父さんと子供たちはキャンプ場で準備したり、芝生で遊んだり寝転がったり…そんな過ごし方もできます。
キャンプサイトは細長い敷地で、建物側が一番幅が広くて、奥に行くに従って段々と狭くなっていきます。
そして、一番奥の砂利の部分が焚き火スペース。
目の前は遮るものがないので、どこの場所でも良い眺めです。
こんな眺めの良い場所を、1日1組限定で使えるなんて、この上ない贅沢!
建物に近く最も幅が広いスペースに、ちょっと大きめのサーカスTCというテントを張ってみると、こんな感じでちょうど収まりました。
小さめのソロ用テントなら、横並びに3張くらいはいけそうです。
本格的に設営する前に、さっき橘まんじゅうで買った饅頭をいただきます。
今回買ったのは、黒糖饅頭。
いやー、本当にいい景色。饅頭がより一層美味しく感じられます。
これからこの目の前に拡がる絶景を独り占めしながらキャンプができるなんて、本当に最高。
おやつを食べ終わったら、芝生でごろりと横になろうかな。
暗くなってきたので、晩ご飯を作ります。
まずは、薪ストーブで炊き込みご飯を。
さてさて、何の炊き込みご飯かというと…鯛めし!
鯛の旨味と椎茸の旨味がしっかりとご飯に染みて最高です。
これは、何杯でもお替わりできちゃいますね。
タープやテント下で薪ストーブを使う際には、しっかりと換気して、一酸化炭素チェッカーも準備を!そして煙突で幕を燃やしてしまわないようにしっかり注意してください。
美味しいご飯も無事に炊けたので、お楽しみの焚き火タイムにしましょう。
さあ、ここでいよいよ昼間に千々石海岸で拾った松ぼっくりの出番です。
着火剤として、3つくらい使えば十分。
どうですか?よく燃えているでしょ?
松ぼっくりが燃えて赤くなっていく姿も美しいです。
火が育ったら調理開始。
牡蠣は、火の上に直接置いて焼くのもいいですが、焼き過ぎて身が小さく縮んじゃうこともあるので、こうやってメスティンや鍋などに入れて、水も一緒に入れ、蓋をして蒸し焼きにするのもおすすめです。
「タネト」で購入した大根は丸ごとホイルに包んで焚き火の中へ。
この大根が驚くほど美味い。
何も味付けしていないのに、え?これおでんの大根?っていうくらい、旨味がジュワッと出てきました。
お供のお酒は「青一髪」
今回の焚き火のお供に選んだのは、南島原市「久保酒造場」の青一髪。
長崎県産の大麦を使って作られています。
ストレートでそのまま飲むのも美味しいですが、寒い日にはお湯割りで。
今晩は、薪ストーブで沸かしたお湯でいただきます。
お湯割りにすると、より一層フワッといい香りが拡がって美味しいです。
薪ストーブの上でじっくりとホイル焼きにした里芋もおつまみに。
先ほどの大根もそうだったのですが、こちらも何も調味料付けなくても、素材そのものの味だけでめっちゃ美味いです。
タネトで販売されている野菜は農薬不使用のため、皮ごと安心して食べられます。
え?皮も?本当に?と思われた貴方、騙されたと思ってぜひ食べてみたください。
香ばしく焼けば、皮ごとで美味しいです。
今回も、食べて飲んで絶景を楽しんで、大満足のキャンプでした。
帰りに小浜温泉の立ち寄り湯に寄ってもいいですね。
島原半島は温泉が有名ですが、温泉だけではなく、自然を五感で感じるアウトドアを楽しむのもいかがでしょうか。
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
人生に、火遊びを。貴方を長崎の、そして焚き火の虜に。
焚き火の魅力を伝える「焚き火コーディネーター」 キャンプでは、道中でその土地の美味しいものを食べ、美味しい食材を買って焚き火調理して楽しんでいます。地産地消、身土不二キャンプを通して、長崎の色々な場所の魅力をお伝えし、貴方を長崎のそして焚き火の虜に。焚き火イベントも随時開催中。人生に、火遊びを。