バスで行く坂の街・長崎!1日乗り放題500円で市内観光を楽しもう!<稲佐山・前編>
”さかんまち”(坂の街)はバスの街?
長崎市は坂が多く、市街地の約7割を傾斜地が占めています。
傾斜地には住宅があり、多くの人々が生活をしています。傾斜地において公共交通機関はただ一つ、バスなのです。
このような土地柄もあり、長崎県は人口当たりのバスの台数が日本一!
長崎市民の大切な生活の足となっている路線バスは、長崎市内の観光にもオススメです。
ただ目的地への移動手段というだけでなく、バスに乗ることを目的としたくなる路線がたくさんあるんですよ。
今回は特別に、乗り物魅力創造・発信プロジェクト『たびぶたい』を運営している、バスをこよなく愛する大学生*(2024年現在)のバスマニア、菊池将成さんのアテンドによる長崎観光バスツアーが実現!
⇒菊池さんのプロフィールはこちら
#ナガサキタビブのメンバーのことぐらしさんと、さやぶぅ( ・38・ )/さんと一緒に参加♪+私の子どもたちも仲間に入れていただきました。
掲載日:2025年01月07日
ライター:ACO
とにかくバス、それも目を惹くバスが多い長崎のまち
転勤族の私が長崎市に暮らし始めて思ったこと。
バスが多い!長崎バスも、バス停もトリコロールカラーでかわいい!!
ラッピングバスのデザインも豊富で、インパクトのあるクセ強なバスも走っています。
長崎名物がどど~ん!
これは、2024年12月に新しいデザインになったばかりの『ながさき観光ルートバス』
期間限定で長崎くんちや西九州新幹線開業時には『かもめ』のラッピングバスが登場したことも
だけど実際に利用するとなると、私は圧倒的に路面電車に乗ることが多く、バスを利用することはあっても3区間くらいの短い距離がほとんど。
バスって終点に着くまでに色んな場所を経由して、かなり遠回りになることもありますよね。目的地が終点ならばまだいいけれど、その間に降りたい停留所があったら・・・
バスはどんどん来るけど、どの行先のバスに乗っていいのかわからない・・・
次々にバスがやって来て、まるで団子状態!
とにかくちゃんと調べておかないと、一体どこへ連れて行かれるの!?という好奇心よりも恐怖心(ちょっぴり大げさかな笑)が勝って気軽に乗ることができず、苦手意識があったんです・・・。
でもバスという乗り物は好き!!しかも、坂が多い長崎市は路線バスも平地を走る他の街のバス事情とは違うはず。そんな長崎でバス旅したいな~、狭隘路線を体験したいな~という気持ちはずっとあって。
ついに!素晴らしい形で願いが叶いました!!
坂の街、長崎市を走るバス旅のはじまりはじまり~!
お得な特典付き!長崎バス1日・24時間 PASS プラス
まずは、何度でも乗り降りできて、お得な特典もたくさんある1日乗車券を購入!
1日乗車券は2種類あり、
当日利用のみ有効の【1日PASSプラス】大人500円・小人250円(小学生以下)
利用開始後24時間有効の【24時間PASSプラス】大人700円・小人350円(小学生以下)
【1日PASSプラス】は日帰り観光する方にオススメ!
【24時間PASSプラス】は日をまたいで使えるので宿泊観光する方にオススメ!
今回は【1日PASSプラス】のモバイルチケットをスマホアプリから購入。
(紙式チケットは長崎駅構内の観光案内所などで購入できます。)
小学生の娘には紙式チケットで乗車♪
バス停の案内や、行先表示の見方なども記載されています。
(利用日をコインで削るというチケットで娘は興味津々!2日間削ってしまうと無効になってしまうので注意!帰宅すると娘は全部削っていました・・・笑)
今はデジタルチケットが多く、便利ではありますが、形として残る紙のチケットの方が記念にもなるので私は好きです。これもちゃんと残しておきます♪
それでは長崎観光バスツアースタート!
私がレポートするのは・・・
レベル★ 初心者向け 長崎駅~稲佐山 バス+スロープカー
途中の道路から見える長崎市街地の展望が見どころ!
終点の稲佐山公園からはスロープカーに乗って展望台へ。
2つの乗り物に乗れるのも、乗り物好きには嬉しいポイント!
出発地は長崎駅。最初の目的地は長崎市のランドマーク、稲佐山へGO~!
長崎駅前バス停から、「5番 稲佐山公園」行きのバスに乗ります。
バス停には案内版もありましたよ。(画像2枚目)
さっそく長崎らしい光景が!路面電車と並走しています。
どっちが早いかな?
路面電車は横向きのロングシートが多く、座っていると車窓からの景色は見えにくい。
その点、バスは前向きシートが多いから景色を存分に楽しむことができます。
マニアにはたまらない!「オタ席」
特に前扉と近い、左の最前列席は前面の大きな窓から見える景色も、運転士さんのハンドルさばきも見放題!な特等席。(バスファンの間では【オタ席】と呼ばれているのだとか!)
ただ、タイヤの真上や近い場所になるため、振動が伝わりやすく、酔いやすい方は注意。
特に長崎の路線バスのルートはカーブや急カーブや坂道が多いですから・・・!
それが「名物」でもあり、私が長崎でバス旅をしてみたかった理由でもあります。
いわばアトラクションを体験する感覚、と思わせてしまう坂の街、長崎の路線バスなのです!
稲佐橋を渡っていると、2024年10月に開業したばかりの『長崎スタジアムシティ』の姿が見えます。
稲佐交差点には大きなモニュメント。
Mt.INASAという文字と矢印も。稲佐山へと続く道です。
稲佐岳登山道路入口の石碑に差し掛かると、
『これより先、連続カーブにかかりますので、足元、手回り品には十分ご注意ください。』
というアナウンスが!
こんなアナウンス初めて聞きました。何だかドキドキしちゃいますね~!
あっという間に市街地が遠ざかり、海と山と街、斜面地に密集する住宅。
長崎らしい景色が広がり、すり鉢状の地形になっているのがよくわかります。
カーブに揺られながらも(それも醍醐味♪)車窓からの景色を楽しみました。
道幅狭いな、対向車との距離が近いな、バスとすれ違う時はドッキドキだな!
住宅との距離も近いな、景色キレイだな~、ヘアピンカーブきたーっ!ハンドルーッ!
↑私のせわしない心の声です。
大きなバスを颯爽と乗りこなし、道幅狭い急カーブをものともしない運転士さんのドライビングテクニック!
長崎のバス運転士の運転技術は日本一!という声もバスファンの間では囁かれているようです。
体験してみて納得…!
すごい。これ本当にレベル★の初心者向けですか?笑
いくつものカーブを走り抜けて、稲佐山公園のバス停に到着~!
このアトラクション、相当楽しい!!!( ※路線バスです )
そしてここで・・・
坂の街に合わせて作られたバスがあるなんて・・・!
それだけ長崎市の地形が全国的に見ても特殊ということなんでしょう。
さすがさかんまち!
往路だけで盛りだくさんな内容になってしまいましたので、後編に続きます!
今回訪れた場所
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎暮らし新参者の目線で彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。
平日ひとり旅、週末かぞく旅。旅するように長崎に暮らす2児の母。
カメラ片手に街歩きと食べ歩きが大好き。
東京から福岡、長崎へと西へ西へとやって来て、長崎暮らしはまだまだ新参者。
長崎って面白い!長崎って不思議!
長崎って美味しい!長崎って美しい!
長崎のいちファンとして彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。