やめられない、とまらない!大村名物「ゆでピー」って知ってる?|素通りしがち?じゃもったいない!大村市の魅力に迫る
大村市の名物、国産落花生を殻ごと茹でた「ゆでピーナッツ(塩ゆで落花生)」をはじめとするピーナッツのおいしいアレコレをピックアップ!
前回、大村市に興味を持ったきっかけが「ONSEN・ガストロノミーウォーキング ㏌ 長崎・おおむら」というイベントに参加したことだとお話ししましたが…
これがやめられない、とまらない!「ゆでピー」との出会いでした。
※「ゆでピー」とは「ゆでピーナッツ(塩ゆで落花生)」の愛称です。
掲載日:2023年03月03日
ライター:ACO
これが「ゆでピー」だ!
これ~!!
ガストロノミーウォーキングの時は一緒に出された熱々の「つきあげ」を食べるにとどまり
(つきあげも大村市の郷土料理!さつま芋をふかしてつぶし、揚げたもの ← おいしいです!)
缶ビール片手にゆでピーをつまんでいる参加者を横目に(ビールも配られたんです!)
私はゆでピーは持ち帰ることにしました。
帰宅して食べてみると・・・ナニコレッ!!!
おいしい!!
おいしすぎて手も口も止まらな~い!
ピーナッツといえば、馴染みがあるのは乾燥させて煎ったものでいわゆる「柿ピー」のピーナッツ。
(失礼ながら私は柿ピーのピーはいらない派だったり・笑)
ゆでピーと煎りピーは全く別物ですね。
県外出身の私は「茹でる」という食べ方があるのかと驚きました!
柔らかくも程よい歯ごたえでピーナッツのほのかな甘みと絶妙な塩加減。
おやつとしても、おつまみとしても子どもから大人まで愛されている知られざる大村市のソウルフード!
瞬く間に食べ終えてしまったので、前回の記事nに登場した大村寿司の「元祖大村角ずしやまと」と同じく今度はお店を訪ねてみようと思いました。
1949年創業、塩ゆで落花生発祥の店「浦川豆店」へ行ってみた
「元祖大村角すしやまと」がある通りに、ゆでピーの製造販売を行っている「浦川豆店」があります。
およそ徒歩2分の距離!
ランチに角ずしを食べてから浦川豆店へ♪
歩いているとお店に着く前から甘~い香りが漂って来て、子どもたちも「いい匂いがする~!!」と足早に(笑)
量り売りで100ℊ 200円ほど。
私が伺ったときは大村産の小粒落花生の新物ゆでピーと、熊本県産の大粒落花生のゆでピーの2種類が販売されていました。
比べてみるとこの違い!
イベントでいただいたのは小粒だったようです。
ゆでピー好きにも「小粒派」と「大粒派」で分かれるそうなんですが
う~ん・・・私は断然小粒派だなぁ~♡
選別にもこだわりがあり、茹でる前と後、二度のチェックを行っているとのこと。
ちょうど釜あげの時間ということで、お店の奥にある工場に案内してもらいました。
大きな茹で釜!
この茹で釜も初代から大切に使われているもの。
気温や粒の大きさなどを見極めて塩加減や茹で時間、火加減などを調整し、大体2時間半ほどじっくりと時間をかけて塩茹でしているのだそう。
おいしいはずだよ。
小粒ゆでピーと大粒ゆでピーを購入~♪
量り売りされているゆでピーをその場で食べちゃいましたがホクホク感が加わりおいしいのなんの。
これぞ製造所直売だからこその醍醐味!
ちなみに長崎駅の「長崎街道かもめ市場」内「ドラゴンシー」というお土産屋さんで冷凍されたゆでピーを購入することができます。
賞味期限は、製造日から冷蔵で1週間、冷凍で3ヶ月。
ゆでピーの記事を書いているときに絶対に食べたくなっちゃう!と思い冷凍保存していたゆでピーを休憩してはつまんでおります(笑)
(残しておいて良かったぁ~!)
お土産にピッタリ「大村こつぶピーナッツひらいてクッキー」
お次のピーナッツは、パッケージもかわいくて個包装なのでお土産にもピッタリ!
オカシノフルカワの「大村こつぶピーナッツひらいてクッキー」
まずカラフルでポップなパッケージに目がいきますよね。
このパッケージがすごく凝った作りなんです!
2箱のセットだと大村の風景が描かれたBOXとクリアケースを移動させると…
なんと新幹線(西九州新幹線かもめですね♪)が大村の風景を走っているように見える仕掛けになっているんです。
凝っているのはパッケージの外側だけでなく内側も!
手紙風のメッセージが添えられていて読んでみるとほっこり。
大村の人の温かさが直に伝わってくるようです。
(娘たちを連れて歩いていると「可愛らしか~」「可愛らしかね~」って声をかけてもらうことがあるんですけど、もうその方言が可愛らしか~!(かわいい)ですよね♡)
懐かしさを感じる素朴なクッキーに、香ばしい小粒のピーナッツがカリッとおいしく食感も楽しめます。
この「大村こつぶピーナッツひらいてクッキー」は大村市の新商品コンテスト、「第10回おおむらじげたまグランプリ」において「新幹線お土産賞」を受賞しているんですよ~!
今度帰省するときのお土産にしようっと♪
PickUp
「かもめプリン」が「ながさき手みやげ大賞」を受賞!
コンテストといえば、前編でご紹介したおおむら夢ファームシュシュの「かもめプリン」が(記事のトップ画像にもなっています)「令和4年度長崎県特産品新作展」で「ながさき手みやげ大賞」に選ばれたとのこと!
この記事を書いている途中に入ってきた嬉しいニュースでした♪
おおむら夢ファームシュシュの洋菓子工房で購入できます。
まるでスイーツ!「濃厚ピーナッツ豆腐」
最後にご紹介するピーナッツは・・・
まるでスイーツ!な九一庵食品協業組合「濃厚ピーナッツ豆腐」
長崎に引っ越してきて驚いたことはたくさんあるんですが、いろんなものが甘いこと。
まず、ごま豆腐が甘い!スイーツ感覚なんです。
ピーナッツ豆腐も甘く、この「濃厚ピーナッツ豆腐」は名前の通り濃厚で粒入りっていうのがいい~。
何もかけずにそのままでおいしく食べられます。
長崎は鎖国時代に「出島」でポルトガルやオランダと貿易が行われていたことから、当時はとても貴重だった砂糖も豊富に流通していました。
その名残で砂糖を使った甘い味付けが長崎の食文化として根付いているといわれています。
長崎にはかつて「長崎が遠い」という言葉があって、料理が甘さが足りないときに「砂糖をケチったのでは?」と揶揄するときに使っていたそうです。面白い表現だなぁ(笑)
外国との貿易の窓口だった長崎を起点に佐賀を通って小倉へと繋がる長崎街道は、砂糖文化を広めた砂糖の道、“シュガーロード”と呼ばれ「日本遺産」に認定されています。
長崎街道沿線の地域ではそれぞれの食文化・菓子文化が花開き、今でもその技術と味が受け継がれ、発展し続けている…
シュガーロードを辿る旅をしてみるのも面白いかもしれません♪
長崎の新しいお土産選びの参考にもしてくださいね♪
おまけ
イベントの帰りはひとり、ピカピカのかもめに乗って長崎駅まで。
なんと15分というわずかな時間の列車旅。
自由席に乗ったので「かもめプリン」で言うと不知火のシートですね!(写真5枚目)
楽しい旅の締めくくりとなりました♪
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎暮らし新参者の目線で彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。
平日ひとり旅、週末かぞく旅。旅するように長崎に暮らす2児の母。
カメラ片手に街歩きと食べ歩きが大好き。
東京から福岡、長崎へと西へ西へとやって来て、長崎暮らしはまだまだ新参者。
長崎って面白い!長崎って不思議!
長崎って美味しい!長崎って美しい!
長崎のいちファンとして彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。