佐世保人が愛するスターグルメ!「ロン」の甘マヨサンドイッチ★
佐世保のソウルフードといえば、「佐世保バーガー」が有名ですが、地元民によっては「佐世保バーガーより甘いサンドイッチ派」とおっしゃられる方が多いほど、甘いマヨネーズのサンドイッチは地元民にとって馴染み深いグルメなんです。
そんな甘マヨ文化を佐世保に誕生させた創業60年以上の「ロン」さんのサンドイッチのこだわりと歴史、知る人ぞ知る直径30㎝のスーパーロンバーガーについてご紹介したいと思います★
掲載日:2024年09月11日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
緑の看板が目印!ロンサンドはここで作られている!!
ロンサンドのお店の場所は佐世保市大和町。セブン-イレブン大和町店の隣にお店があります。
車はセブン-イレブンではなく、お店の前の駐車場に停めましょう!
アメリカンな店内★
店内には、コカ・コーラのロゴが描かれたテーブルやビンテージな置物が飾られ、レトロ可愛い♪
そして壁にはサンドイッチの箱に書かれた様々な有名人のサインが!!ここからもう人気店というのが伝わってきます。
以前はお店の中でも飲食する方もいらっしゃったそうですが、昼頃には売り切れてしまうため、ほとんどの方が事前予約してテイクアウトで購入されています。
佐世保の名物サンド「ロンサンド」!
看板メニューの「ロンサンド」の特徴は、地元の新鮮野菜と特製の甘いマヨネーズ!シンプルな構成ながら、野菜とマヨネーズのバランスが絶妙で、次から次へとパクパク頬張ってしまう、癖になる味。
スタッフさんのおすすめは、チーズとトマトが入った「BLTC」サンド。オーブンで温めると中のチーズがとろっと溶けてさらに美味しく食べられるそうですよ♪
こだわりが詰まった「佐世保バーガー」もおすすめ★
佐世保バーガーの加盟店である「ロン」のハンバーガーは、創業当時から変わらない自家製ミートローフが特徴。
通常ハンバーグはバテという平たいミンチを使いますが、ロンバーガーは長さ30cmの長い金の延べ棒状のミートローフを作りカットして使用しているそうで、国内でこの製法を行っているのはここだけなんだとか!
バンズはオーブンを使いアメリカンスタイルで焼き上げているため、食感がサクッと軽く、甘いマヨネーズや野菜、ジューシーなミートローフとの相性が抜群なんです★
大迫力のビッグサイズ!直径30㎝のスーパーバーガー!
メニューにはなんと直径30㎝の超ビッグサイズのロンバーガーもあるんです!見てくださいこの大きさを・・・!8人分のサイズだそうです。
ビッグサイズのバーガーは、
・スーパーロンバーガー/5,200円
・スーパーとろけるチーズグリルチキンバーガー/5,500円
の2種類。そして2種類のハーフアンドハーフ5,400円もあるんです!
1人で20分以内に完食すると無料になるというチャレンジも。
ホームパーティーや集まりの時にシェアして食べるのがおすすめだそうです♪
1日1個しか作れないそうですので、早めのご予約を!
出来立て・焼き立てを食べるなら事前のご予約がおすすめ!
早朝4時から仕込まれているそうですが、大人気のためお昼頃には売り切れていることが多いため、事前予約がおすすめです!メニュー表は、ロンサンドのwebサイトやInstagramからチェックしてくださいね★
ロンサンドは、地元スーパー「エレナ」でも購入できる!
「予約できなかった!」という方は、佐世保市内のスーパー「エレナ」でも購入することができます!
私のおすすめは、三角の形をしたベーコンエッグサンド。スクランブルエッグがたっぷり入っていて、食べ応えも十分。こちらもスタッフさんおすすめの食べ方でオーブンで温めて食べると、パンがサクッと香ばしくなりさらに美味しく食べることができましたよ♪
佐世保の甘いマヨネーズのサンドイッチといえば、様々なメディアで取り上げられている「玉屋のサンドイッチ」が有名ですが、「ロンサンド」は、地元スーパーで気軽に買えることも人気の秘訣なのかもしれませんね。
創業60年以上!佐世保に甘いマヨネーズ文化を誕生させた「ロン」の歴史を辿る★
オープン当初の貴重な写真をお借りいたしました!
「ロン」が誕生したのは昭和48年。今は無きユニード佐世保店の3階にオープンされたそうです。当時のバーガーの価格は80円。ロンサンドハーフは50円だったそうです。この頃から佐世保バーガー屋さんのブルースカイやヒカリ等、現在でも人気のハンバーガー屋さんがたくさん並んでいたそうですよ。
その後、昭和50年に2号店をオープン!
佐世保の台所と呼ばれる「戸尾市場」の近くに、2号店がオープン。レトロかわいいピンクの建物可愛すぎる♡
当時のメニューは、ロンサンド、ロンバーガーのテイクアウトメニューの他に、焼きうどん、フライライス、ハムエッグ、カレーライス、スパゲッティや、メロン、オレンジなどの生ジュース等も提供していたんだそう。
当時の佐世保にはテイクアウトのお店はほどんどなかったそうで、セ―ラーさんや海軍将校さんをターゲットにした、勝富遊郭やキャバレー、外人バー、などが流行りとっても賑わっていたんだそうですよ。
こちらは、すぐ閉店してしまったという3号店の貴重なお写真。俵町バス停前にあったため、多くの学生さんで賑わっていたそうです。レトロな看板や学生さんたちのセーラー服や髪型・・・時代のストーリーを感じさせる写真にとっても興奮しました!
ロゴマークのモデルは創業者!
お店へお伺った時に、「ロゴマークに描かれている人の横顔は一体誰なんですか?」とお聞きすると、「これは若い頃の私なのよ~!」と、対応してくれたお母様がモデルになっていることが判明。私は今までバンダナを巻いたアメリカ人かと思っていたので、お聞きした時は衝撃でした!
佐世保をモチーフにしたネイルの撮影でお邪魔したのですが、それをきっかけに今まで知らなかった地元の歴史や謎が解けるので本当に面白いです★
地元民が日頃、食べ馴染みのあるグルメを、観光のお供にぜひ食べてみてくださいね♪
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!