五島列島の小さな島‟小値賀(おぢか)島”はオフシーズンも楽しい★お風呂・人・グルメであったまる1泊2日の女子旅!!【前編】
五島列島の北端にある、小さな島「小値賀(おぢか)島」。
島イコール夏!という印象があるかもしれませんが、そんなことはありません!
いま小値賀には、お風呂場やグルメスポットなどオフシーズンでも楽しめる新スポットがどんどん登場しているんですよ。
今回は11月に長崎の地方創生インフルエンサー美咲ちゃんと一緒に巡った、オフシーズンでも楽しめる女子旅コースをご紹介★
お風呂場や島の人たちの優しさ、ぽかぽかグルメに心も体もあったまる旅になりました♪
小値賀島の人達は、外から来た人を温かく迎えてくれるフレンドリーな人がとっても多い!
島で親しまれている小値賀弁を知っておくと早く島の人達と心が打ち解けるかも?
○「いっぺこっぺ」=おなかいっぱい
○「うまらしか」=すごい。素晴らしい。すごく上手に。
○「みじょか」=かわいい
○「あーとと」=ありがとう
○「はおー!」「あよー!」=あら!うわぁ!まあまあ!いやぁ〜。感嘆を表す時に使う
こんだけ言えれば、あなたも立派なおぢかもんたい★
掲載日:2023年12月25日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
小値賀島行きの船が出ている港は、佐世保市・五島列島・福岡のみ!
五島列島なので、長崎港からも直行便が出ていると思われがちですが、実は小値賀島行きの直行便がある港は長崎県本土では「佐世保」のみ!
場所は、佐世保駅の近くにある鯨瀬(くじらせ)ターミナル。
フェリーだと約3時間、高速船なら約1時間半で到着します♪
詳しいアクセス方法はこちら
長崎港から小値賀島へ行く場合は、一旦有川港へ向かい、有川港から小値賀行きの船に乗りましょう。
小値賀に到着!
フェリー乗り場では、小値賀の無人島“野崎島”で暮らす鹿をイメージしたご当地キャラクター「ちかまる君」「はなちゃん」が私たちをお出迎え★
最近オープンしたお食事処を求めて、県道161号線のメイン通りから細い路地へ進んでいくと・・・。
2023年10月にオープンした路地裏ランチに舌鼓♪
ここは、地元民に愛されていた「食堂ふるさと」の跡地に2023年10月にオープンした創作和食料理屋「鯨波(げいは)」。
福岡で料理長をされていた小値賀出身の店主が、『食を通じてこの島に恩返しがしたい』という思いで開業されたそうです。
ちなみに店名の鯨波には、昔、捕鯨業で栄えていた小値賀の歴史から、「故郷に人が集まるような大きな波を運びたい」という意味が込められているそうです。
さっそく店内へ入ってみると、すでに島の人たちで大賑わい!
スタッフさんたちはとっても明るく、食堂ならではの活気がありました♪
店内はカウンターと座敷席があるのでお子様連れでもゆっくり寛げます。
小値賀の地魚を活かしたメニューがとにかく豊富!
私たちは島の「イサキ」を使った魚漬け丼と焼き魚、天丼を注文。
魚漬け丼には、お茶漬け用の出汁がついてくるのでお茶漬けと新鮮な海鮮丼をダブルで楽しめるんです★
たくさん食べてお腹がいっぺこっぺ(おなかいっぱい)!
お次はあま〜いスイーツを求めて、鯨波から徒歩3分で行ける島の人おすすめのカフェへ!
小値賀のみじょたんたん(とってもかわいい)なカフェで、ほっとひといき❤
鯨波から徒歩3分の場所にある、カフェ&スイーツ「tan tan」。
3年前にお邪魔した時より、店内が広くなってさらに居心地の良い空間へリニューアルされていました!
店内には、手作りスイーツ以外にもお土産にぴったりなみじょたんたん(かわいい)なアイスクッキーや雑貨がたくさん♪
こんなにかわいいのに、お値段100円台で購入できてとってもお得なんです♡
旬のフルーツを使ったパンナコッタやロールケーキ、ブリュレなど、どれもお手頃価格なのにとっても美味しい♪
アニバーサリーケーキも作られているので、島の人たちはここの誕生日ケーキでお祝いをされるんだとか(^ ^)
小値賀の町並みを楽しみながらふらりと散策!
小値賀には懐かしさを感じる細い路地がたくさん!
江戸時代から明治・大正に建てられた木造家屋が多く残っているほか、玄武岩で造られた防風石垣や石塀など、趣のある景観を楽しむことができるのも小値賀ならでは。
屋根越しに見える海の景色ものどかで癒されます。
小値賀名物「カツオの生節」の燻製屋を発見!
階段を降りていくと、もくもくと煙が出ている建物を発見!
ここは小値賀名物のカツオの生節を生産している「丸仁水産」の燻製屋。
島で「じんべいさんの生節」として親しまれている生節は、3枚におろしたハガツオを熱湯で茹で、丁寧に燻しあげた一品。
島で切り出された枝や丸太を使用し、窯の中の火を調整しながら、何度も燻し、艶やかな琥珀色に輝くまで具合を確認しながら仕上げているそうです。
この生節はフェリー乗り場のお土産コーナーやオンラインショップで購入することができますよ★
小値賀の美しい空や海をイメージした「蒼の家」で、暮らすように過ごせるお宿。
ここは、飲食店が多く立ち並ぶ町役場の前にある一棟貸のお宿。
建物の壁も室内も小値賀の空や海をイメージした青色で統一されていて、清潔感のある落ち着いた雰囲気です。
電動アシスト自転車のレンタルもあるので、小値賀を自由にサイクリングすることもできますよ♪
連泊の方・リピーターの方には、なんと無料で貸し出してくれるそうです!
畳の寝室やグレーのシンプルな浴室があり、女性に嬉しいアメニティーも豊富なんです!
ドライヤーやシャワーヘッドは今話題のリファブランドの物が置いてあったり、トースターやポットは大人気キッチン家電メーカーのバルミューダ!!
お宿の近くにあるパン屋「こじこじパン」で購入したパンを温めたり、コーヒーを淹れたりと嬉しい推しポイントがたくさん★
小値賀で仲良くなった方を呼んでホームパーティーもできちゃいます♡
さらに、Wi-Fi完備でワーケションにも最適!
「こんなお家に住んでみたいな」と思える夢の空間で、小値賀の旅を満喫することができますよ♪
ノスタルジックな昭和の雰囲気に心ときめく!薬湯&サウナ「ofuroba(おふろば)」
大正5年に建てられた笛吹地区の古民家「樋口邸」を改修してできた貸切薬湯&サウナで、私がずっと行きたかった場所。
駐車場から可愛らしい暖簾がかかった玄関まで続く細い道が、さらにわくわく感を高めます。
店主の立石さんは私と同じ佐世保出身の方。
最終処分場で山づみになった木材をみて、「あの木材を燃やして、その熱をお風呂の熱に変えられないか。」と考えていたところ運命的な出会いがあり、小値賀で開業することになったそう。
運命的で素敵な出会いは文章では伝えきれないのでYouTubeを見てくださいね。
ここでは、気分や体調に合わせて薬草を独自配合し薪で沸かした薬草風呂と、フィンランド式の薪ストーブ付きサウナを周りの目を気にすることなく貸切で堪能することができます。
基礎代謝が上がることで肌のハリがよくなったり、免疫が上がって病気になりにくい身体作りを目指せたりと色んな効果が期待できるそうです。
※撮影のため特別にタオルのまま入浴しています
旧野首(きゅうのくび)教会やOJIKAの文字などが施された浴槽まわりのタイルは、なんと町民の方々による手作り!
小値賀の赤土を使い約20人で作ったそうです。
お風呂だけでなく、運命的な出会いや島の人たちと助け合って作り上げたというストーリーに、心も体も温かくなりました。
体の芯からあたたまった後は、休憩スペースでまったり。
休憩所や玄関スペースにあるロッカーの扉やオムツ台などは、開業のきっかけとなった大阪府羽曳野市の「羽曳野温泉」という銭湯から譲り受けたそう。
小値賀に関する本を読んだり、らくがき帳でメッセージを残したりと思い思いの時間を楽しみました♪
お風呂は完全予約制ですが、曜日によって共同入浴の日もあります。
Instagramのストーリーズで最新の空き状況等が更新されているのでぜひチェックしてみてくださいね♪
斑島(まだらじま)の夕陽に心から癒されて♪
斑島(まだらじま)園地に向かう道路上にあるサンセットポイントからは、水平線に沈む美しい夕陽を眺めることができますよ。
坂道になっているので、車で行くのがおすすめです♪
昭和の時代へタイムスリップ!?昔の街角を再現した屋台風居酒屋!
2023年9月OPENした港の近くにある居酒屋「笛吹横丁」。
つい目移りしてしまう昭和時代の看板や小物は、小値賀に残っていた昭和の小物や古材を再利用した物だそうです。
店主はなんとシンガソングライターのベベンコビッチさん!
聞き覚えのあるCMの歌を歌っていたという情報を聞いてびっくり!
その正体は直接店主に聞いてみてくださいね♪
五島うどんを使用したお通しから始まり、カツオの生節のおつまみや五島牛を使ったハンバーグなど地元ならではのメニューはほんとにどれも絶品!
ここで提供される生節は先ほどご紹介した丸仁水産のもの。
噛めば噛むほど燻した魚の旨みが口いっぱいに広がり、お酒がすすむ〜!くぅ〜!!!
地元の方や観光のお客さんが多く、店主を通じていろんな出会いを楽しめるあったかい場所でしたよ♪
さて2日目はどんな旅になったのでしょうか・・・。後編へ続く!
今回訪れた場所
Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!