世界で最も美しい湾に認定された「九十九島(くじゅうくしま)」をシーカヤックで大冒険★(前編)そこはまるで、海外のようだった!!
2018年に「世界で最も美しい湾」の一つとして世界に認められた「西海国立公園」九十九島(くじゅうくしま)は、佐世保を代表する景勝地!
海を知り尽くすガイドさんの案内で、島々から吹き抜ける心地よい海風をシーカヤックで感じながら、無人島に上陸してランチも堪能できるプレミアムな体験を、ながさきプレス編集者のあやかちゃんと満喫してきました。
掲載日:2023年07月04日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
出発地は九十九島パールシーリゾート!
シーカヤックツアーは、九十九島の玄関口「九十九島パールシーリゾート」内のマリーナからスタート♪
カヤックツアーのために必要な備品は全てレンタルOK!
いろんなツアーメニューがあり、今回はランチ付きのツアーに参加しました。
体験する前に下記のトピックスをチェックしてくださいね★
PickUp
持ち物&アクセス情報
■持ち物(持ち物を入れるバッグや履き物等はレンタルできます)
[必ず持参する物]飲み物
[持参した方が良い物]日焼け止め、タオル、おやつ
■服装
帽子、サングラス、マリンウェア・スポーツウェア、濡れても良い履物、雨天時はカッパ
■アクセス
駐車場は3時間無料の第3~5駐車場がおすすめです!
(※第1.2駐車場の場合は30分無料)
今回ガイドをしてくれるのは、九十九島を知り尽くすガイド歴24年の(株)ウェーブピークの堤さん。
堤さんは、ヨットセーリングの資格をとったり、ジェットスキーでレースに出場したり、とにかくマリンスポーツが大好き!
こんがりと焼けた姿とガッチリした筋肉はまさに海の男!「くぅ~!かっこいい~!!」
【ステップ1】冒険に出る前にコースをしっかり予習しよう!
今回は約6kmの中級コースに挑戦!
堤さんがツアーのルートや注意事項などをマップを使いながら丁寧に教えてくれます。
PickUp
九十九島の数は99ではなく208!
ツアー前に知っていて欲しい堤さんの豆知識!
九十九島の島の数は99と思われがちですが、実際は大小208もの島があり、その中で有人島は4つ!
世界遺産の黒島の集落や黒島天主堂がある黒島・高島・前島・鼕泊島(トウドマリジマ)。
ちなみに、九十九島の”九十九”は、「数えきれないほどたくさんの島々があって素晴らしい」という意味で、江戸時代の呼び名からきた言葉だそうですよ♪
【ステップ2】初心者でも大丈夫!冒険へ出る前に漕ぎ方をしっかりマスターしましょう★
陸上で漕ぎ方のコツをしっかり覚えた後は、ドキドキの乗船!
乗り心地は思ったより安定していました。
コースに入る前にパールシーの浅瀬で練習できるので、シーカヤック初心者の私でも安心でした♪
さぁ!いよいよ九十九島の無人島へレッツゴーー!!
旅が始まるこのわくわく感をカメラに収めなくては!と、オールをあやかちゃんに任せて、すぐさま携帯で動画を撮り始める私(笑)。
このように、カメラで自由に撮影できるところもこのツアーのいいところなんです★
(撮る人と漕ぐ人は、交代交代ずつ平等にしましょうね‥)
九十九島海域の干満差はなんと3m
「海風が心地いい~♪」沖から少し離れると、360度見渡す限り島!島!島!
九十九島の海は潮の動きが活発なのが特徴。
海水に浸かって枯れてしまった木を見ると、満潮と干潮の差がどのくらいの高さなのかがわかりますが、その差なんと3m!!
今回は午前は干潮、午後は満潮で、行きと帰りでは見える景色が違ってくるんですよ♪
至るところに、佐世保名物「九十九島かき」の養殖場所が!
島々からの栄養がたっぷり流れ込むこの海は、まさに牡蠣の養殖にピッタリ。
九十九島の海の色が緑色をしているのは、その栄養をもとに育った植物プランクトンが多いから。
湾の中はまるで動物園!?面白い形をした岩がたくさん!
「あの岩何に見える?」と堤さんの問いかけで、動物のカバに見える岩を発見!
どの角度から見てもカバにしか見えない岩に興奮して、記念に「カバポーズ」♪笑。
その他にも、コアラやカエル、ネコ、ネズミ、中には敬礼しているお巡りさんのような岩もありました★
ガイドさんの案内でさらに楽しい~!
島々へ大接近!
干潮の時は、ギリギリまで島に接近することができるんです!
誰もいない静かな空間で、「あー!」と島に向かって叫ぶと声が響き渡ります。
大自然のエネルギーと吹き抜ける風を身体いっぱいに感じ、心がとっても癒されました。
島をよく観察すると、当時暮らしていた人達の足跡をたどることができる!
どんどん先へ進んでいくと、竹藪が生えた珍しい島を発見!
よく見てみると段々に積み重ねられた石が。
これは、当時住んでいた人たちが上陸しやすいように造られたものだそうですよ。
さらに、海岸には四季折々の花が咲き、春過ぎには日本で4ヶ所でしか自生が確認されていない「トビカズラ」、夏には「ハマボウ」や佐世保の市花「カノコユリ」を見ることができます♪
キャラメルのような色をした島がたくさん見えてきたら、ゴールは目前!
変わった島が多いのは、九十九島ははるか昔、山だったところに海の水が流れ込んで今のような島々になったから。
このような形になるまで何千万年という月日がかかったんですって!初めて知る真実に驚きの連発!
目的地の無人島が見えてきたー!!
後編ではこのツアー1番の目玉、ランチのご紹介♪
九十九島の景色を眺めながら食べる食事は、今までで一番美味しかったな〜。
続きは後編をチェックしてくださいね♪
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!