着物で巡る江迎(えむかえ)の魅力!特別な体験を楽しむ新定番モデルコース【前編】
神社やお寺など、昔ながらの街並みが残る佐世保市江迎町(えむかえちょう)。かつて“平戸往還”の「宿場」として栄えた歴史や伝統が、今なお守り続けられている町です。
昔ながらの雰囲気が残る街並みを、和装をして巡りたいという方も多いのではないでしょうか?
今回は、着物をレンタル・着付けできるスポットから、江迎町までの行き方、和装が映えるスポットを私の記事ではおなじみのモデル、カメさんこと(ながさきプレスの編集者あやかちゃん)と巡ってきました♪
掲載日:2023年03月08日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
佐世保のアーケード内にある「KIMONOフリマ長崎」で着物をレンタル!
まずやってきたのは、四ヶ町アーケード内のアルバ西沢本店3階にある「KIMONOフリマ長崎」。
ここは創業以来、約40年続く呉服店“京都つづれ屋”の姉妹店。常時約200点以上ものUSED商品が並んでいます。
普段着使いできるカジュアル着物から、門出の式典にピッタリな訪問着などが豊富に揃っているので、私もよく利用しているお店です♪
レンタルは手ぶらで楽々♪前日までにご予約を!
KIMONOフリマ長崎のレンタルの魅力は、沢山の商品からお好みの着物をセレクトできること!
「迷って選べない~!」という方は、着物のプロがコーディネートしてくれるので安心です♪
PickUp
★着物レンタルのこと★
料金:3,800円
レンタル:着物・帯・足袋・下駄・着付用小物までセット※手提げは持参
予約:前日までに要予約※1日5名様限定
※後日返却OK
<お問合せ先>
電話番号:0956-25-8133(京都つづれ屋)
営業時間:10:00~17:30
さて、準備が整ったら「松浦鉄道(MR)」に乗って江迎まで移動します!
最寄り駅の“佐世保中央駅”までは徒歩2分!着崩れしないようにおしとやかに…(笑)
駅の目の前にある「椿食堂」の昭和レトロな壁がとっても可愛いくて、記念にパシャリ。
着物を着ると、さらに絵になりますよね♪
さぁ、MRがやってきたので乗車します★
風情ある宿場町「江迎鹿町駅」に到着!
MRで1時間と9分。
目的地の江迎町は佐世保市の北部に位置し、歴史の浪漫漂う風情ある町です。
県指定史跡の「江迎本陣跡」があり、春は福を招く色とりどりの繭玉が名店の軒先に飾られます。
夏には約500年続く「水かけ地蔵まつり」や、高さ25mのタワーがシンボルの「江迎千灯籠まつり」が開催され、毎年町全体が賑わいます。
PickUp
肥前えむかえ繭玉まつり
今年は3月12日~4月9日に開催されるイベント。
期間中は「笑迎(えむかえ)ウィーク」と題して、繭玉作りやそば打ち体験、期間限定のグルメなど様々な催しが行われます。
愛らしい繭玉や、花々で彩られた花手水など、春満開の江迎を楽しんでくださいね★
江迎鹿町駅の構内には、「鉄路喫茶874(ハナヨ)」という手作り感のある可愛らしい喫茶店があります♪
コーヒーなどのカフェメニューの他に、カレーや日替わり定食など軽食メニューも豊富に揃っていました。
「恢復食堂(かいふくしょくどう)OTAYA」でランチをいただきます★
恢復食堂(かいふくしょくどう)OTAYAは、駅から徒歩10分の場所にある築100年程の精米所跡をリノベーションしたカフェ。
地元食材をふんだんに使い、心身ともに「恢復(かいふく)」することをコンセプトに、身体に優しいメニューをいただくことができます。
地元野菜たっぷりの身体にやさしいメニューに舌鼓♪
あやかちゃんが頼んだのは、塩麹や甘酒を使った日替わりの「恢復ランチ」。
地元の新鮮な野菜がたっぷりで、とってもヘルシーなんです。
アジフライの聖地である松浦産の新鮮なアジを使ったサクッと香ばしい「アジフライ」を追加して、大満足の様子でした♪
一方食いしん坊の私は、自家製の塩麹に漬けたチキンを、醤油で香ばしく焼き上げたおにぎりバンズでサンドした「チキンカツのライスバーガー」をチョイス!
追加注文できる「丸ごとレモンのハニーマスタード」をかけると、レモンの爽やかな酸味と相まってさっぱりと食べられちゃいます。
砂糖を使わず、潜龍酒造の甘酒、キウイ、小松菜、豆乳ヨーグルトで作られた「恢復スムージー」との相性もバッチリ♪
中庭の四季折々の景色が楽しめる座敷席は、恢復食堂OTAYAの特等席♪
座敷席には、「かえで文庫」から譲り受けた本コーナーがあるので、小さなお子さん連れの方でも気兼ねなくお食事を楽しむことができますよ。
また、食堂では地元産のお米や卵など、この地域で大切に育てられたこだわりの食材を購入することができます。
栄養満点の食事と空間に、時を忘れてくつろぎました。
2023年1月にオープンした江迎のニューフェイス!「Jamifull(ジャミフル)」でお買い物!
恢復食堂(かいふくしょくどう)OTAYAの敷地内に新しくできた服飾店「Jamifull(ジャミフル)」。
太田精米所倉庫の屋根や柱を活かして、木の温もりを感じる温かい空間にリノベーションされています。
店内には、ヴィンテージの大きなシャンデリアが輝き、店主がセレクトした子ども服や雑貨などの商品がセンス良く並んでいて、とってもお洒落でした!
子ども服を中心に販売されていますが、ポーチやアクセサリーなど、店主が使って本当に良いと思った物だけを集めたコーナーやワークショップスペースもあるので、世代問わず楽しめます。
贈り物としてはもちろん、自分へのお土産にもピッタリ★
四季折々の風景を愉しめる「寿福寺」
1582年(大正11年)に創建された「寿福寺」は、「逆さ紅葉」が有名な庭園。夏は「逆さ新緑」など四季折々の幻想的な景色を楽しむことができます。
境内に美しく咲く花手水
肥前えむかえ繭玉まつり期間中は、色鮮やかな繭玉入りの“花手水”が境内にいくつも並び、訪れる人々を癒してくれます。
初春に咲く梅の花も、とっても美しいですよ♪
そしてお寺の階段には、「水掛地蔵尊」という子どもの成長・疫病退散・家内安全・交通安全を祈願するお地蔵様が祀られています。
江迎町で毎年夏に行われる市の指定無形民俗文化財『水かけ地蔵祭り』は、今もなお受け継がれているそうです。
後編では、江迎が宿場町として栄えた時代の足跡を巡ります!普段入ることができない酒蔵の裏側や、知られざる穴場スポットなど江迎の魅力はまだまだ続きますよ♪
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!