心に残るふれあい島旅~西海市「江島」をまるごと体験(前編)★
佐世保からフェリーで約2時間15分の場所にある「江島(えのしま)」
信号もコンビニもない、人口約100人の小さな島。
漁師さんがいない江島は、イシダイ、クロダイ等の大物が釣れると、釣り好きな人に密かに人気の島ですが、今、女子旅でも注目されています!
朝日に夕陽、そして満天の星空と、刻々と移ろう景色を独り占めできる時間は何よりの贅沢!
そんなのどかで平和な島を思いっきり楽しんできました♪
掲載日:2022年12月12日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
「江島」を満喫するなら2泊3日★佐世保からいざ出発!
江島へ行くには佐世保駅近くの新みなとフェリーターミナルからのフェリーのみ。
しかも1日1便だけ!
船の時刻は、
佐世保→江島15:50着(夏季は16:20)、
帰りは8:30発(夏季は8:13)の便しかないので、
1泊2日だと実質半日しか楽しむことができません。
なので、江島へは2泊3日で予定を立てましょう。
佐世保からしか辿り着けない離島があったなんて全く知りませんでした。
新しい発見を求めて、未知の世界へレッツゴ~~!!
PickUp
江島へ行く前にチェックしてほしい3つのこと!
①江島には商店がひとつしかありません。お酒やお菓子などを楽しみたい方は、事前に準備をして島へ持ち込みましょう。
②江島は、公共交通機関、タクシー、レンタカーなどの交通手段はありません。島の宿泊施設“お宿さとや”にアテンドしてもらうか、自転車やバイク、自家用車を島へ持ち込む必要があります。
③住民のほとんどが高齢者の方です。島には大きな病院がありませんので、ワクチン接種、またはPCR検査・抗原性検査を受けてから来島してくださいね。
女将がイチから作ったゲストハウス「江島さとや」で島をまるごと体験!
「江島さとや」はお父様の故郷である江島の素晴らしさを守り伝えたいと、2017年から初めた宿泊施設。
ここでは、女将の福田さんと看板犬のホープちゃんと過ごす時間の中で、島で採れた新鮮な食材を使った家庭料理を堪能したり、羊たちと触れ合ったり、海岸の貝殻を拾ってオリジナルの雑貨を作ったりと、四季を通じて島ならではの体験が楽しめます。
17:20頃 江島の夕陽は一見の価値あり!
スタッフの林さんが夕焼けスポットとして案内してくれたのは、西ノ浦港の防波堤!
ここからは、上五島や小値賀の野崎島、平島が見え、五島灘の海の輝きと水平線に沈む壮大な夕焼けを望むことができます。
岸壁には巨大なテトラポッドがいくつも積み重なっていたのですが、1個あたりの重量はなんと80トンもあるそうで、価格にすると100万円もするんだとか…。
夕焼けを眺めながら、わたしは「この防波堤を作るのにいくらかかったんだろうか…。」
テトラポッドを数えながらそんなことを考えていました…(笑)
19:00 豪華すぎ!女将が腕を振るうとっておきの島めしコース!
調理師免許をもつ福田さんの手料理
海鮮ちらしや新鮮な刺身、グラタン、コロッケ、筑前煮など料理のラインナップがとにかく豊富で豪華!
「さっきまで生きていました!」という鮮度抜群のサザエなんかも堪能することができちゃうんです。
ランプが灯るロマンティックな空間で食べる愛情たっぷりのフルコースは、どれも絶品!
心も体も満たされました。
お風呂に入ったあとは、ホープちゃんとじゃれあったり、港からきらめく星を眺めたり…
ゆ~ったりとした時間を過ごし、幸せな気分で眠りにつきました。
【2日目】6:50 朝日の輝きに心が洗われる!
江島で迎えるはじめての朝。
丸田港からは、灯台の向こうから昇る真っ赤な朝日を眺めることができます。
暖かい陽光を全身に浴びて「うーん!」っと思いっきり背伸びをする。
慌ただしい日常を忘れさせてくれるこの瞬間が、島旅の醍醐味なんですよね。
7:00 身体と心に染み渡るあったか朝ごはん
島のお野菜が入った味噌汁は、なんと味噌から手作り。
江島に代々伝わる味噌の味を知ってから、「これ一筋なんです♪」と笑顔で語る福田さん。
「無添加で身体にいいものを食べてほしい。」という女将さんの想いで作られたごはんに、ほっこりしますよ。
活動開始までは、森林が描かれた解放感のあるリビングで、雑誌や漫画を見ながらゆっくりと過ごします。
9:00 自然に囲まれた女将手作りのアトリエで、ピザ作り★
お宿さとやから少し山の方へ登ったところにあるウッド基調の可愛いアトリエへ。
ここでは、島野菜を使ったピザ作りやブルーベリー狩り、羊の原毛を使った手紡ぎ・手織りなど、島の特産物を活かした様々な体験ができます。
今回、私はピザ作りに挑戦しました!
まずは、生地作りからスタート!
生地作りは思った以上に重労働…。
生地が手にくっつかなくなるまでひたすらこねていきます。
ピザソースもイチから手作りです♪
みじん切りした玉ねぎをオリーブオイルで炒め、島で採れたフレッシュトマトとあわせて煮詰めて、オリジナルのスパイスで味付けをしたら完成~!
11:00 ひつじの牧場で、可愛い羊たちと触れ合おう!
生地が発酵するまで、福田さんが大切に育てている「ひつじの牧場」へ。
ここでは、牧場の敷地内に入り、可愛い羊たちとかけっこをしたり、餌をあげたりと楽しく触れ合うことができます。
「めぇ~」ではなく「ぼぇぇ~!」と鳴く、なんともユニークでキュートな羊たちの美声にも注目です!(笑)
牧場の中には、福田さんが作ったという展望台も!
頂上からは、丸田港を一望できる絶景が広がっていました。
しっかり手を洗い、調理場へ戻ります。
さてさて、生地の具合いはどんな風になったのでしょうか…続きは後編へ!
今回訪れた場所
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この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!