大雪の長崎 聖福寺
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観測史上第二位の大雪に見舞われた三連休の長崎。
市街地でも約15cmの積雪状態が3日間ほど続きました。
新雪をキュッキュッと踏みしめながら、長崎駅近くにある唐寺「聖福寺」を撮影してきたのでご紹介します。
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掲載日:2021年01月12日
ライター:GO!GO!ともっち
黒と白のみで構成された世界は、まるでモノクロ写真のよう。
巨大なソテツの木が茂り、普段は南国風のイメージすら感じる大雄宝殿(本堂)も、このとおり。
しんしんと降り続く白い雪を纏い、時代を重ねた黒く深い色の建物たちが、音もなく モノクロの世界を構成していました。
昨年(2020年)の11月15日に除幕式を迎えたばかりの坂本龍馬像も雪化粧。
建立された11月15日は、坂本龍馬の誕生日であり、命日。
銅像の作者は風頭公園にある龍馬像と同じ故・山崎和國氏ですが、有志によるクラウドファンディングで資金を募って台座などを作り、無事に建立されたそうです。
聖福寺は幕末、龍馬率いる海援隊の船と紀州藩の軍艦が衝突した「いろは丸事件」の談判があった場所です。
有名な「鬼瓦の塀」もこのとおり。
さだまさしさん原作の映画「解夏」のロケ地にも使われたスポットです。
大雄宝殿(本堂)の鬼瓦はよく見ると、ユーモラスなお顔!!
淡いピンクの唇がキュートです。
境内の裏手にまわったこのあたりは、私の大好きなスポット。
雪を纏ったお寺の屋根の向こうには、長崎のまちが見えます。
夢中で写真を撮っていると、気が付けば夕暮れ時。
まちに灯りが点る時間帯になりました。
街灯に照らされた雪の花が、なんだか温かく見えたりもして。
はじめは片栗粉のようにキュキュっと目の詰まっていた雪は、次第にシャーベット状に緩み、今朝目が覚めると、長崎は普段の姿に戻っていました。
珍しい長崎の雪景色をご紹介しました。
PickUp
聖福寺 (ショウフクジ)
長崎を代表する唐寺のひとつ。崇福寺、興福寺とともに「長崎三福寺」と呼ばれる黄檗宗寺院。
〒850-0053 長崎県長崎市玉園町3番77号
電話:095-823-0282
料金:拝観自由
アクセス:JR長崎駅から徒歩10分 路面電車(蛍茶屋行き)、桜町電停下車徒歩4分