長崎くんち2019 庭見世レポート
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掲載日:2019年10月04日
ライター:GO!GO!ともっち
10月7・8・9日に開催される「長崎くんち」を前に、長崎のまちはドキドキ・わくわく・ソワソワ。高揚感にあふれた空気が漂っています!
昨夜(3日の夜)は今年踊町(おどりちょう)を務める町で「庭見世(にわみせ)」が行われ、大勢の人で賑わいました。
今年2019年の踊町は5ヶ町(籠町・魚の町・江戸町・玉園町・今博多町)。
今年も全町取材してきたので、一挙ご紹介します!!
庭見世とは
毎年10月3日の夕方5時頃から、その年の踊町を務める各町で、「くんちの準備ができましたよ」ということを知らせるために行われる行事。
いわば「前夜祭」のようなものです(正確には「前夜」ではありませんが)。
各踊町では、長崎くんち本番で使う傘鉾、曳き物、衣装、出演者に送られる御花(お祝いの品)などが展示されるのですが、それらを間近でじっくり見ることができるとあって、多くの人で賑わいます。
籠町 龍踊
龍踊(じゃおどり)を奉納する籠町(かごまち)。
現在、龍踊を奉納する町は4町ありますが、籠町の龍踊は江戸時代、唐人屋敷の中国人から伝わったといわれています。
とぐろを巻いた大迫力の龍、銅鑼やラッパなど龍踊で使われる楽器や豪華な龍の刺繍が施された傘鉾をはじめ、衣装や楽器類が飾られていました。
魚の町 川船
川船を奉納する魚の町(うおのまち)。
ライトアップされた船が江崎べっ甲店の前に飾られていました。
普段と違う幻想的な姿です。
さて、魚の町といえば「魚尽くし(うおづくし)」。
衣装や傘鉾の垂れに豪華な長崎刺繍が施されていることで有名です。
長~い行列の先に飾られていたのは・・・
船頭の衣装。
前はもちろんですが・・・
特筆すべきは背面の伊勢海老!!!
まるで生きているような迫力です!!
江戸時代に描かれた図案を基に厳選された素材と伝統技法を用い立体的に縫い上げられた贅を尽くした逸品。
目玉は吹きガラス、角と触覚はピアノ線が使われているのだとか(平成24年新調)。
傘鉾も、めで鯛!
衣装と共に飾られているのは、庭見せ飾りの定番「桃まんじゅう」や「栗」など。
また、魚の町では屋外の壁をスクリーンにして過去のくんち映像を放映したり、写真展なども行われていましたよ。
江戸町 オランダ船
オランダ船を奉納する江戸町。
会場の江戸町公園に近づくと、船の上で演奏する子どもたちの元気な掛け声が響いてきました!
ちょうど「白どっぽ(くんちの応援団)」の皆さんが激励に訪れていて、盛り上がっていましたよ!
江戸町の傘鉾は裏も魅力的。
アルファベットで表された「Jedomachi」とは江戸時代、出島のオランダ人が呼んだ江戸町のこと。
(江戸町は出島の対岸にあたる町)
玉園町 獅子踊
獅子踊を奉納する玉園町の庭見せ会場は、長崎歴史文化博物館。
すっきり壮麗な傘鉾と対照的にユーモラスな獅子が可愛すぎる!!!
本番では、このカラフルで巨大な獅子たちが立ち上がって牡丹の花を「はむはむ」食べるんですよ~♪
早く見たい!!
振る舞い酒も!!
今博多町 本踊
最後に辿り着いたのは、本踊を奉納する今博多町。
傘鉾や踊り子が着る鶴の衣装などが飾られていました。
今回は6人の踊り子が、くんちを祝うために長崎港から飛んでくる鶴を表現した踊りなどを披露するそうです。
舞い姿、きっと綺麗でしょうね~。
以上、今年も駆け足でしたが、庭見世を満喫!!
長崎くんちは、このあと4日に行われる「人数揃い(にぞろい/町内で行われるリハーサル)」を経て、いよいよ7・8・9日の3日間に本番を迎えます!!
待ちきれない!!!!
PickUp
【令和元年 長崎くんち】
開催期間:2019年10月7日(月)~9日(水)※毎年同日開催
開催場所(本場所):〒850-8541 長崎県長崎市(諏訪神社、中央公園、大波止お旅所、八坂神社)
※その他、期間中に各踊町が市内の事業所や官公庁、民家などに踊を呈上して福を分け、お祝いする「庭先回り」が行われ、まちなかで見ることができます。
「庭先回り」では、踊町が短い踊りやお囃子を玄関先や店先、門前等で演じます。
問い合わせ先:095-822-0111 (長崎伝統芸能振興会(長崎商工会議所内))