小値賀島のこと② 古民家レストラン「継承 藤松」
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掲載日:2019年11月19日
ライター:GO!GO!ともっち
長崎県・五島列島の北部 小値賀島の旅。
⇒ ⇒ 今回の旅の記事一覧はこちら「小値賀島のこと1~4」
この日の夕食は、江戸時代に捕鯨や酒造りで財を成した小値賀島の旧家・藤松家の築180年になる屋敷をリノベーションした日本料理レストラン「継承 藤松」で。
前回のブログで紹介した「古民家ステイ」と同じく、東洋文化研究家 アレックス・カー氏の手で往時の姿を残しつつリノベーションされた建物で、2019年夏には、共に「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎 2019特別版」にも掲載されました。
建物自体も素敵なのですが、それはあとで紹介するとして、ミシュランガイドに掲載されたレストランということで、まずは料理から。
小値賀諸島で獲れる海の幸を中心とした本格的な和食を味わうことができます。
この日いただいたのは、小値賀のブランドイサキである「値賀咲(ちかさき)」、ヒラス(ヒラマサ)、そして貴重な赤カマスのお造り。
赤カマスは鮮度が長持ちしないので、刺身で食べられるのはとても珍しいのだそうです。
透き通るように綺麗で上品なお味。
(注:取材時は夏季。季節に応じて旬の食材が提供されます)
小値賀特産の落花生で作った「落花生豆腐」(左上の画像の右上)、とろけるほど美味しい「イサキのおろし煮」(右上の画像)、締めは磯のかおりが香ばしい「アワビの釜飯とあおさの味噌汁」(下の画像)。
豪華な朱塗りのお椀は、昔からこの屋敷に受け継がれてきたものなのだとか。
他にも赤カマスの塩焼き、小値賀かまぼこ、生節とアオサを使ったポテトサラダ等もいただきましたが、どれも小値賀に行った人しか味わえない島のご馳走ばかり。
見た目にも美しいこれらの料理を手がけるのは、小値賀町出身の料理長・遠山さん。
島の中学校を卒業後、関西の飲食店などで料理を修業した後、一年発起して小値賀にUターン。
地域おこし協力隊として、当時閉店中だったレストラン藤松を町役場の人々や仲間と協力して復活させたそうです
玄関を入って正面の部屋には、長さ7メートル・重さ1トンもある一枚板のテーブルが。
趣のある和室は、欄間の彫刻が繊細で美しい。
中庭に面したカジュアルで明るい洋室もあります。
2階には、このレストランの建物をはじめ、古民家ステイなど、小値賀島に点在する数多くの古民家リノベーションを手がけた東洋文化研究家 アレックス・カー氏の書が掛けられています。
黒松の立派な梁も見事です。
建物の裏手には、捕鯨業などで財を成した名家 藤松家らしく、専用の船着場跡が残っています。
対岸に見えるのは、世界遺産の集落がある野崎島(詳しくはこちら)。
180年もの間、この島で時を紡いできた建物で、地元食材に舌鼓。
夜は港近くの古民家に泊まり、水面に輝く朝日に目を覚ます…。
大人の島旅におすすめです。
PickUp
【古民家レストラン 継承 藤松】
〒857-4702 長崎県北松浦郡小値賀町前方郷3694-1
電話:0959-56-3520
営業時間:11:00~15:00 / 18:00~22:00
火曜定休
《完全予約制》