雲仙宮崎旅館 新築リニューアルオープン
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創業93年の老舗「雲仙宮崎旅館」が全館建て替え工事を経て、2022年12月、新築リニューアルオープン。
メインコンセプトは「雲の中のラグジュアリーリゾート」。
部屋数は従来の半分以下である39室。
7室のスイートルームをはじめ、ゆとりのある空間で美しい景色を眺めながら、大切な人とゆっくり過ごすことのできる温泉宿です。
その魅力を詳しくご紹介します!
掲載日:2023年03月30日
ライター:GO!GO!ともっち
雲仙地獄を見下ろす臨場感あふれる絶好のロケーション!
雲仙地獄を見下ろす臨場感あふれる絶好のロケーション!
すべての客室に、雲仙の自然を身近に感じることができるテラスがあり、自然に囲まれた雲仙温泉の景色を眺めながら、ゆっくりと寛ろぐことができます。
最上階4階のスイートルーム7室は、雲仙温泉の宿で最も高いところから景色を堪能できる特別な部屋。
左上に勢いよく立ち込める湯気は、この宿の温泉の源泉「大叫喚地獄」。
宮崎旅館自慢の日本庭園も素晴らしい!
家具や調度品は国内外のアーティストやメーカーのものを厳選。
ベッドマットはアメリカのシーリー、布団は東京西川など、いずれも心地よい眠りを追求する寝具を取り入れています。
バリアフリーへの配慮なども含め、お客さま目線の細やかな配慮に溢れているのが印象的。
さすがは老舗旅館です。
スイートルーム7室には全て、半露天風呂(源泉かけ流し温泉)が付いています。
スイートルームにご宿泊の方だけが使える「専用ラウンジ」も。
テーブルの中央にはバイオエタノール暖炉。
安全かつエコ、それでいて炎の温かみが心をリラックスさせてくれます。
レストラン
朝夕の食事は日本庭園が見えるレストランで。
地産地消の食材を中心とした和食を、波佐見焼の器などでいただきます。
大浴場
自然光をほどよく取り入れた木造の大浴場は落ち着いた雰囲気。
大叫喚地獄から引いている、源泉かけ流しの硫黄泉です。
青みがかった乳白色のお湯は、日によって色が変化することもあるのだとか。
快適な湯温を保つため、一時間ごとに湯温を計るというこだわりようです。
岩風呂には旧宮崎旅館の岩風呂の石が配されています。
家族風呂
こちらは家族風呂。全て内装の違う3種類のお風呂が用意されています。
(写真をスクロールしてご覧ください)
シックなエントランスからはまるで日本画のような庭園が。
お庭の眺めを楽しめるように照明を落としてあります。
「主役はあくまでも雲仙温泉の景観です」と宮崎支配人。
サロン(湯上り処)の巨大なガラス絵は、漫画家の清水崑さんが宿泊された当時に描いた長崎くんちの「阿蘭陀漫才」の絵を参考に、宮崎旅館の初代 宮崎亀千代さんが東京のガラス会社に注文したもの(昭和27年)。
その右隣に見える木製の看板は、旧宮崎旅館に掲げられていた表看板です。
売店は長崎の伝統工芸品「古賀人形コーナー」が充実。
(写真をスクロールして3枚目をご覧ください)
老舗旅館の風格の中に、大切なお客様への心尽くしの配慮を感じるお宿でした。
【雲仙宮崎旅館】
〒854-0621
長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地
公式サイト miyazaki-ryokan.co.jp
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この記事を書いた人
【ともっち】
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。