長崎 唐人屋敷
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掲載日:2015年09月01日
ライター:GO!GO!ともっち
唐人屋敷の散策は、かつてと同じ位置に復元された「唐人屋敷象徴門・大門」からスタート。
レトロな市場の坂道を登っていくと、お堂が見えてきます。
「土神堂(どじんどう)」です。
門と橋、中国らしい丸い窓が美しいお堂の中には、農業・商売の神様が祀られています。
唐人屋敷の中では一番最初につくられたお堂で、江戸時代には、この前の広場で龍踊りのルーツとなる「唐人踊り」が行われていたんですって。
右手にはかつての銭湯、左手には「土神堂(どじんどう)」の屋根。
風情ある階段道を登り、平成27年4月にオープンした「蔵の資料館」へ。
ここでは唐人貿易や唐人屋敷の生活のことがわかりやすく展示されています。
明治期の蔵を活用した資料館なんですよ。
近くには、「唐人屋敷時代の堀」も残っています。
航海安全の女神「媽祖(まそ)さま」を祀る「天后堂(てんこうどう)」。
かつて唐人たちは、唐船で季節風にのり、海を渡ってやってきました。
その航海の安全を祈るため、媽祖像を船内にまつり、日本に着くと、唐人屋敷内の天后堂へお運びしました。
この様子は、現在のランタンフェスティバルで、「媽祖行列」として再現されています。
観音菩薩や関帝を祀る「観音堂」。
入口のアーチ型の石門は唐人屋敷時代のものといわれています。
保育園の敷地にもなっていて、子どもたちが遊ぶ姿も見られます。
車の入らない細い路地が多い唐人屋敷エリアは、猫が多い地域としても有名です。
昼下がりのベンチでは、猫が大あくびしていますね~。
長崎には、しっぽが曲がった「尾曲がり猫」が多いといわれています
一説によると、東南アジア方面からの貿易船に乗って来た猫には、しっぽが曲がった種類の猫が多く、
それが長崎のまちに住み着いたのではないかといわれているそうです☆
国際貿易港であった長崎らしいエピソードですよね。
いちだんと立派なこの建物は「福建会館」。
明治に入り唐人屋敷が解体されたあと、華僑の人々によって建てられたシンボル的なお堂です。
このお堂には、2体の媽祖さまがまつられていて、長崎の冬の一大イベント「ランタンフェスティバル」の「媽祖行列」では、小さい方の媽祖さまを、寺町の興福寺までお運びします。
また、中国革命の父と呼ばれる孫文の銅像もあります。
中華街にお出かけの際は、ぜひ唐人屋敷エリアにも足を伸ばして、かつての唐人街の香りと懐かしい日本情緒がミックスした独特の魅力を味わってみてはいかがでしょうか☆