壱岐島の秘湯 湯本温泉(後編)山口温泉と鹽竈神社(塩釜神社)
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あったか~い温泉が恋しい季節。
長崎県の離島・壱岐島にある秘湯「湯本(ゆのもと)温泉」シリーズ、後編です。
高級リゾート「海里村上(かいりむらかみ)」に続き、今回ご紹介するのは「山口温泉」。
「九州八十八湯めぐり」の選定施設にもなっており、温泉マニアに人気があります。
日帰り利用のみの温泉施設ですが、かつては長期滞在の湯治客を受け入れていたこともあり、全体的に広々としているのが特徴。
湯本温泉に4か所ある「日帰り利用のみの温泉」のひとつで、島の人々に愛されています。
掲載日:2023年02月28日
ライター:GO!GO!ともっち
PickUp
海里村上 露天風呂
湯本(ゆのもと)温泉とは…
その茶褐色の濁り湯は、温泉法に基づく規定値の約15倍以上の超高濃度温泉!!
全国でも珍しい自噴泉で、源泉温度は69度。
全ての温泉施設が自家源泉を持ち、100%「源泉かけ流し」。油膜のような湯の華が浮かぶそのお湯は、いかにも効きそう!体の芯からググ~っと温まります。
歴史は古く、開湯から1500年以上の歴史があるといわれる日本屈指の古湯。5世紀に神功皇后が発見し、わが子 応神天皇に産湯をつかわせたという伝説が残っているのだとか。古くから「子宝の湯」としても評判の温泉です。
山口温泉
昔懐かしい昭和レトロな外観。
(写真をスワイプして2~3枚目をご覧ください)
お金を払って、いざ浴室へ。
右が女湯、左が男湯になっています。
脱衣所(ロッカー)は浴室内にあります。鍵はありません。
気分爽快!広々!
天井が高く広々とした大浴場は、清潔感があって空気が澄んでいます。
浴槽は「やや熱め」と「ぬるめ」の2つ。
私が入った時はどちらもさほど熱くはありませんでしたが、身体の芯から温まります。
赤くサビ色に濁ったかけ流しの天然温泉は、海が近いこともあって「しょっぱい」。
広い湯舟で足をぐ~んと伸ばして、旅の疲れを癒しました。
あ~気分爽快(*´∀`*)
神経痛、関節痛、筋肉痛などの緩和に効果があると言われており、昔は湯治(とうじ)目的で長期間滞在する人も多かったのだとか。
現在は日帰り温泉のみの営業となっていますが、かつての宿泊客向けの個室が休憩スペースになっているので、お風呂上りにゆっくり休むこともできます。
家族風呂もあります
大浴場のほかに家族風呂が3つあるので、小さいお子様がいるファミリーにもおすすめ(予約制、入浴料別途)。
裏手にある源泉。湧出量が豊富です!
【山口温泉】
〒811-5545 長崎県壱岐市勝本町本宮南触400
電話番号:0920-43-0900
営業時間:7:00~20:00
入浴料:400円
定休日:無休 ※家族風呂3つあり(予約制、入浴料別途)
タオル、シャンプー、石鹸類は持参が必要。
脱衣所(ロッカー)は浴室内にあります。鍵はありません。
山口温泉を出ると、夕暮れ時。
海沿いを車で走っていると、ピンク色の歩道が途切れるあたりに、歴史を感じる鳥居が見えてきました。
鹽竈神社(塩釜神社)
海に面した小さな神社「鹽竈神社(塩釜神社)」です。
(写真をスワイプして3枚目をご覧ください)
社殿を覗くと立派な船底天井が。
裏手には、たくさんの祠がありました。
神社のまわりは、地元の人によって綺麗に保たれています。
【鹽竈神社 塩釜(しおがま)神社)】
〒811-5545 長崎県壱岐市勝本町本宮南触 字松崎233
湯本温泉がある壱岐は「神々の島」。
島内には大小150もの神社が存在しています。
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この記事を書いた人
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。