諏訪神社　願いが叶うといわれる14種類の狛犬

まずやってきたのは、諏訪神社の二ノ鳥居の脇、長崎くんちの「踊馬場」下にある小さなお社「祓戸（はらへど）神社」。
諏訪神社に参拝する際はまずこの神社にお詣りし、心身の厄を祓（はら）ってから向かうのが正しい方法なのだそうです。

この祓戸神社にいるのが「逆立ち狛犬・立ち狛犬」。
バレーボールの選手みたいなポーズ（？）で、いかつい顔をしていますが、なんだか微笑ましい狛犬さんです。

諏訪の神様にお詣りしたあと、拝殿を左に進むと、足に白いものがグルグルと巻かれている狛犬さんを発見！！

一体どうしたのかと思いましたら、こちらは昔から「止め事」に霊験あらたかと言われる「止め事成就の狛犬」。

備え付けのコヨリ（写真をスワイプして２枚目をご覧ください）を脚に結んで、禁酒・禁煙・受験のすべり止め等の祈願をすると叶うのだそうです。
私は「禁スイーツ」をお願いしようかなぁ（無理？）

拝殿の左後ろ（足に白いこよりを巻かれた狛犬さんの右手奥）には、口に竹筒を咥えた狛犬さんが…。
なんとこの口から出る水で「お金を洗うと２倍に増える」と言われているんですって！！
私もさっそく持参したコインを洗ってみました。

拝殿裏には、石臼のような台座の上に鎮座する狛犬さんが。
台座ごと「ぐるぐると廻して祈願」すると、願いが叶うんですって。

（写真をスワイプして２枚目の写真をご覧ください）

江戸時代、長崎の遊女街に登楼した船員に「翌日海が荒れて出港できずもう一晩泊まって貰えるように」との願いを込めて、遊女が狛犬を海の方向にぐるりと廻して願をかけたという故事に由来するのだそうです。
また、狛犬の背後にある祠は財宝を恵み、音楽と方位を司る弁財天が祀られています。

こちらはカッパ狛犬！！！
拝殿裏手の階段を登った玉園稲荷神社の参道脇、「蛭子（ひるこ）社」の池の前に鎮座しています。

（写真をスワイプして２枚目、3枚目の写真をご覧ください）

頭のお皿に水を掛けて祈願すると、水上安全や子どものスイミングの上達など、水に関するお願い事が叶うのだそうです。

また、水子守護の神としても尊崇されています。
ちなみに「カッパは蛭子（ひるこ）神の使い」なんですって。

とても怖い顔をしていますが、口の中に手を入れてお願いすると、「心に突き刺さっているトゲ」を抜いてくれるという優しい狛犬さん。
拝殿右後の諏訪荘、諏訪幼稚園の手前に鎮座しています。

大門の中にも狛犬が隠れていました！
石ではなく、陶器でできているのは珍しいですね。

ちなみにかつては金属製の狛犬もいたそうなのですが、戦時中の「金属供出」に出されてしまったそうです…。

諏訪神社にお詣りの際は、狛犬たちにも願掛けをしてみてはいかがでしょうか？


【諏訪神社】
所在地：〒850-0006 長崎市上西山町18-15
電話：095-824-0445
交通アクセス：JR長崎駅から路面電車蛍茶屋行きで6分、諏訪神社前下車、徒歩5分
公式HP　https://www.osuwasan.jp/